演習 補充問題 a, b, c は正の定数とする. 今回は図形の問題なので対称性を利用するとよい. S3. (S1 参照)重積分を利用して D = {(x, y) | (x2 + y 2 )2 ≤ x2 − y 2 } の面積を 計算せよ. 境界の曲線はレムニスケートとよばれる. S4. 重積分を利用して次の集合 K の体積を計算せよ. √ (1) K = {(x, y, z) | x2 + y 2 ≤ z ≤ 1} (円錐) (2) 半径 a の球体 K (3)∗ K = {(x, y, z) | x2 + y 2 ≤ z ≤ 2x} (放物面と平面で囲まれた立体) 左から (1),(3) S5. 曲面 z = f (x, y), (x, y) ∈ D の面積 S は次の公式で与えられる. (曲線の長 さの公式に似ている!) √ ( )2 ( )2 ∫∫ ∂f ∂f S= + dxdy 1+ ∂x ∂y D 次の曲面の面積を計算せよ. (1) 半径 a の半球面 4 − x2 − y 2 2 (2) z = , x + y2 ≤ 2 2 (放物面の一部) √ √ (3) z = 1 − x2 − y 2 , 0 ≤ z ≤ 1/ 2 (球面の一部) (4) ax + by + cz = 1, x ≥ 0, y ≥ 0, z ≥ 0 (三角形) (5) 半球面 x2 + y 2 + z 2 = 1, z ≥ 0 が円柱 x2 + y 2 = x によって切り取られ る部分 (小さい方) 左から (2),(3),(5) S6. R3 の部分集合 K の体積 V は, あえて三重積分を利用して ( ∫∫∫ ) ∫∫∫ V = 1dxdydz = dxdydz と書く K K と表すこともできる. これを利用して S4(1),(2) の別解を与えよ. S7. R3 の部分集合 D の重心 (x, y, z) は次の公式で与えられる. (∫ ∫ ∫ ) ∫∫∫ ∫∫∫ 1 (x, y, z) = x dxdydz, y dxdydz, z dxdydz (D の体積) D D D 次の集合 D の重心の座標を計算せよ. √ (1) D = {(x, y, z) | x2 + y 2 ≤ z ≤ 1} (2) D = {(x, y, z) | x2 + y 2 + z 2 ≤ a2 , z ≥ 0} 【略解】 S3. 1 S4. (1) π/3 2πa2 (2) 4πa3 /3 (3)∗ π/2 √ √ 2(3 3 − 1)π (2) (3) 2π 3 S5. (1) S7. (1) (0, 0, 3/4) (2) (0, 0, 3a/8) √ a2 + b2 + c2 (4) 2abc (5) π − 2
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