7 自動 -85 遮水機能診断システム 構成 ■センサ部 外部電流電極 内部電流電極 土木計測システム 電位電極 ■スキャナ部 マスタスキャナ (LDS-136) 1台 増設スキャナ (LDS-160) ■測定部 1台(160点単位) 1台 1台 1台 1式 印加電源 電圧計 電流計 ■管理部 パソコン ■ブロック図 ディスプレイ 電流, 基準, 抵抗電極 電位測定電極 スキャナユニット LDS-136 フィルタ 電圧計 印加電源 電流計 スキャナユニット LDS-160 パソコン HDD SIO(1) 外部記憶 SIO(2) 装置 GP-IBボード PIOボード ●自動遮水機能診断システム ※このシステムは, 旧厚生省・国立公衆衛生院殿などとの共同研究による技術 (注) をもとに実際の処分場への適用, 実用化を進めたものです。 (注) 特許第2026720号 竣工時から処分場閉鎖までの 長期間の診断と,データの保存が可能 ●埋め立てた廃棄物を取り除かずに, 破損の有無を常時診断 可能 ●万一, 破損が発生した場合は, 警報にて異常を知らせ, その 位置を表示 ●測定点数は最大4000点まで増設可能であり,多様な規 模・構造の処分場に対応可能 ●一重, 二重遮水シート構造のいずれにも対応可能 ●システムコンピュータは,大容量メモリを搭載し,長期の データ保存が可能 ●独自の数値シミュレーション解析の導入で, さらに高度な 損傷位置の特定が可能 (オプション) 「遮水機能診断システム」 は処分場内で発生した浸出水の 地盤への流出・地下水への流入を防ぐ遮水シートが有効 に機能しているかを常時監視し,安全な最終処分場を維持 するためのシステムです。遮水機能診断システムを最終 処分場の遮水シート施工時に設置しますと,竣工時に破損 なく施工されているかがすぐに確認できるほか,処分場が 閉鎖されるまでの間,処分場の内外に設置された電流電極 を用いて,毎日自動的に測定を行い,異常の有無を警報ラ ンプで知らせます。異常の有無,破損箇所の位置はモニタ リング画面に表示。長期間遮水シートの機能を監視する ことができます。 7-85 警報出力 制御ユニット 供給一次電源 AC100V:15A 電源ユニット 警報器 無停電電源装置 モデム 各部 ユニットへ プリンタ 仕様 ■一般仕様 使用温湿度範囲 供給電源 耐雷性 停電対策 ■センサ部 10∼40℃,45∼85%RH AC 100V 10%(単相)1kVA 各電極接続端子とアース端子間 10kV 10μsまで の誘導雷に対して機能を損なわない 測定中の停電に対してシステムを保護する バックアップ電源が組み込まれています 外部電流電極 内部電流電極 電位電極 ■スキャナ部(1ユニットの仕様) 接続電極数 最大4000 切替素子 約0.1秒 FETスイッチおよびフォトモスリレー 印加電源 定電流動作(0∼10A) (処分場の内外に発生する 切替時間 ■測定部 電極間電圧測定 測定時間 無停電電源 電圧は通常10V) 測定レンジ AUTO 約1時間(320点 1点当たり4サンプル 2サイクル測定時) 測定中の停電に対して, システムを保護するための バックアップ電源です ■管理部(パソコン) バックアップ時間 約5分 本 体 デスクトップタイプ 外部記憶装置 DVD-R など モニタ 液晶ディスプレイ 7 -86 ■新解析診断システム 処分場保護土施工後,埋立開始直前から埋立終了までの長期に渡る 安全性の確保のため,埋立深さや埋立廃棄物の電気的特性,処理場 土木計測システム の形状等による影響をさらに除去する新解析を行うシステムを組み 込むことにより高精度の破損位置検知を可能としました ■解析フロー START 解析モデルの作成 基盤の比抵抗, 埋立て地内の 比抵抗の測定 初期値の設定 埋立て地内の2箇所間に給電 した時の電位分布の推定 埋立て地内の2箇所間に給電 した時の電位分布の測定 埋立て地内の比抵抗確定 測定結果との電位分布の 差を把握 埋立地内外に給電した時の 電位分布の測定 破損位置の特定 END ●自動遮水機能診断システム 埋立て地内外に給電した時 の電位分布の推定 ■原理図 電位測定 電位差計 内部電流電極 スキャナ 電流計 V 電流測定 A 電源 外部電流電極 ∼ 最終処分場 遮水シート 廃棄物 基準電極 流 電 電位測定電極 破損位置 7-86
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