やさしいナースになるための 【スマイル通心】 平成28年 1 月号 第 67 号 あけましておめでとうございます。 今年も心新たに思いやりの気持ちを大切に、接遇推進に取り組んでいきたいと思います。 ど どうぞよろしくお願いいたします。現在、日本は超高齢化社会を迎え、「人生 90 年 年時代」と言われ、透析患者様も高齢化が進んでいます。年頭にあたり今回 のスマイル通心は、他者を「敬う気持」ちとして高齢者の方、認知症の方への 接遇について、考えてみたいと思います。 全てに共通するのは「思いやりの心」。相手を「敬う」という気持ち 「敬う」とは→相手を尊んで、礼をつくす。尊敬する。 「敬う気持ち」とは、大袈裟に尊敬してみせるという事ではありません。ひと りひとりが尊い人間である事を知り、相手の立場や考え方、意見を尊 重するという考え方だそうです 敬いを表す第一歩として、言葉遣い「敬語」です。皆さん敬語は使えていますか? 敬語とは→話の主題になる人物や、話し相手に対する敬意を示す為に用いられる言語表現。 日本語の敬語には、尊敬語・謙譲語・丁寧語の3種に分類される。 ●尊敬語:相手や話題に出てくる人物について、動作、状態など高めて表現する時の敬語。 例:「いらっしゃる」「召し上がる」「ご覧になる」など。 ●謙譲語:動作の対象となる人を持ち上げて、自分をさげる時に使用する敬語。 例:「拝見する」「うかがう」「いただく」など。 ●丁寧語:聞き手に対し敬意を表する表現。 例:「です」「ます」や、接尾語「お」も「お酒」「お弁当」なども含む。 <認知症患者への関わり> ☆してしまいがちな声掛け☆ 例1:薬を内服する際、口腔ケアを行う際→「お口開けてねー」「ごっくんしてねー」 例2:靴を履く際→「靴はこっか」「靴はけるかな?」など。 ついつい赤ちゃん言葉になりやすい!! 敬語をきちんと使用し、「口をあけて頂けますか」「靴を履いてくださいね」など目上 に対する声掛けを行いましょう!! 認知症を発症した患者様は、羞恥心やプライドは失わないと言われています。それまでの 人生を歩んできた事に敬意を払い、敬う気持ちを持ち関わっていく事が医療者には求めら れると考えます。 <高齢者への配慮> 年齢を重ねると身体も衰えてきます。感覚機能低下している方が多く多くなりますので配慮が大切です。 横文字・流行語は苦手です。極力避けて下さい。 医療用語は使わないようにしましょう! ※話し方は、「はっきり・丁寧・わかりやすく」が基本!! 日々関わる中で、コミュニケーションが取れ、信頼関係が形成出来る事で、親しみの ある言葉遣いになりやすくなります。しかし、高齢者の方・目上の方と接する際は人 生の先輩として、「敬う気持ち」を忘れずに関わっていく事が大切だと考えます。 はまゆう会看護部 接遇推進委員 1 月担当 富永・
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