年末・年始の家庭での食中毒予防 - 株式会社 東邦微生物病研究所

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TOHO Lab News
No.090
東邦微研ニュース
年末・年始の家庭での食中毒予防
年末やお正月は、たくさんの食品を購入し、長期間保存する機会が増えます。
次のことに気をつけて、食中毒を防ぎましょう。
・賞味期限、保存方法など食品の表示をよく確認しましょう。
・手の汚れは石けんでよく洗い流しましょう。
・冷蔵庫には食品を詰めすぎないようにしましょう。(目安は7割程度)
・おせち料理などは、暖房中の部屋に放置しないようにしましょう。
・ノロウイルス食中毒の予防のため、二枚貝や加熱が必要な食品は内部まで十分加熱しましょう。
(中心温度85℃~90℃で90秒間以上)
・フグには水洗いや加熱ではなくならない猛毒があり処理には免許が必要です。
素人は絶対に調理しないようにしましょう。
四方山話
「おせち」
「おせち(御節)」は「節供(せっく)料理」の意味で、五節供の料理の一つです。
おめでたいことを重ねるという願いを込めて重箱に詰めます。
・基本は四段重ねで、上から順に、一の重、二の重、三の重、与の重、と呼びます。
・詰め方や料理の組み合わせは地域や家庭、しきたりなどによって様々ですが、最も代表的な詰め方をご紹介します。
一の重…黒豆、数の子、田作りなどの祝い肴
二の重…伊達巻やきんとんのような甘いもの
三の重…魚や海老の焼き物など海の幸
与の重…野菜類の煮物などの山の幸
詰められるそれぞれの料理には、ある願いが込められています。
・数の子(たくさん卵がある)⇒子孫繁栄
・きんとん(金団と書き、金の集まったものという意味)⇒豊かな生活
・田作り(干しコイワシ。昔、イワシは田植え時に肥料に用いた)⇒五穀豊穣
・黒豆⇒まめに(元気に)暮らせる
・エビ(加熱すると丸くなる)⇒腰が曲がるまで健康で長生き
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