重箱に詰め重ねるのは めでたさを重ねると言 う意味で縁起をかつぐ ためだそうです。 舞鶴市立倉梯小学校 ~行事食について~ あっという間に今年も残り1ヶ月となりました。 「12 月はクリスマスが 楽しみ」という声が聞こえてきます。クリスマスも行事のひとつとして根 付いてきていますが、日本には昔から受け継がれてきた伝統行事がありま す。12 月は冬至、1 月は正月、2 月は節分など、伝統行事の食事につい て子どもたちに伝えていきたいものです。 冬至と食べ物 冬至は、1 年のうちで昼間がもっとも短く、夜がもっとも長いです。冬 至をすぎると次第に日暮れが遅くなります。冬至にまつわる食べ物には、 かぼちゃやゆずがあります。ビタミン豊富なかぼちゃは煮物などの料理で 食べ、ゆずは、風呂に入れてゆず湯にします。 今年は 12 月 22 日 「冬至」に「ん」のつく食べ物を食べる と、 「運盛り」といって運がよくなるとい われているよ。栄養もたっぷりだよ。 たとえば、れんこん、にんじん、 他にも探してみてね。 舞鶴のお魚紹介 <カマス> 秋から冬にかけてのカマスは脂がのって上品な味です。 スマートな体つきですが、尾の付け根が太く、キック力が強いので、泳ぐ スピードは時速 150 ㎞にも達するとも言われています。口は受け口で、 下あごの先端には鋭い歯が 1 本、上あごに大きな歯が 2 本あります。 正月料理といえば「おせち」 おせち料理とは、正月に食べるお祝いの料理です。もともと「おせち」と は「節供料理」(せっくりょうり)の意味で、五節供の料理のひとつです。 五節供とは、元旦、ひな祭り、端午(たんご)の節句、七夕、重陽(9 月 9 日、ちょうよう)の節供をいいます。その節供に作られる料理のことを「お せち料理」と呼んだのですが、現在では正月の料理を表す言葉として使われ ています。 *節供は節句とも書きます。 一の重「祝いざかな」黒豆、数の子、ごまめなど 黒豆・・・まめ(勤勉)に働き、まめ(健康)に暮らせる ことを願っています。 数の子・・卵の数が多いことから子孫繁栄を願っています。 二の重「口取り」きんとん、かまぼこ、甘い物を中心に きんとん・・黄色を黄金に見立てて財産を現します。 富を得る縁起物です。 紅白かまぼこ・・半円形は日の出に似ていることから新しい門出 という意味です。 三の重「焼き物」海の幸など 鯛・・・・めでたいに通じるからです。 えび・・・腰が曲がるまで丈夫という 長寿の願いが込められています。 とこぶし・・別名「フクダメ」福が溜まる事を願っています。 与の重「煮物」山の幸など。 里芋・・・子芋がたくさん付くことから、子宝に恵まれますようにと願って います。 くわい・・大きな芽がでることから「めでたい」、芽が出る=出世を祈願し ています。
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