CHEMOTHERAPY 副 島 林 造 ・架来 隆 二 野津手晴男 関 嘉 - J-Stage

CHEMOTHERAPY
V6L。17NO.g
1731
Aminodeoxykanamycinの
基 礎 的 臨 床 的 研 究
副 島 林 造 ・架 来 隆 二
野津手晴 男
関
嘉 成
熊本大学徳臣内科
niceJ(CP)と
1.は
じ
め
の 各 所 要 濃 度 を 混 じ,各 濃度 に おけ る併 用
に
効 果 を 検 討 した。
実験 成績
Aminodeoxykanamycin(AKM)はStreptemyceskanamleetiCUSの 変 異 株 が 産 生 す る 新 しい 抗 生 物 質 で あ
Kanamycin(KM)と
類 似 の 抗 菌 力 を 有 す る が,抗
ウ球 菌 作 用 はKMよ
ブ ド
抗 菌 力,患
者投与後の血中濃度な ら
び に臨 床 効 果 に つ い て 検 討 した の で,そ
各 種 化学 療 法 剤 との 併用 成 績 は ,表3,i)∼iiv)
に示 す とお り,Ndと
の 併 用 で最 も併 用 効 果 が 認 め ら
れ ・そ の他GM,CL,CER,TCと
り優 れ て い る と い わ れ る 。
私 共 も 『AKMの
AKMと
り,
の成績を報告す
もな ん らか の併 用 効
果 を うか が わ せ る成 績 が 得 られ たが,AB-PC,CPと
の
併 用 で は ほ とん ど併 用 効 果 は認 め られ なか つ た。
3>AKM筋
る。
注 投 与 後 の 血 中濃 度 推 移
実験方法
∬.基
1)試
礎 的 研 究
血 中 濃度 は ・腎 機 能 正 常 老6名
あ る い は100mg筋
験管 内抗 菌 力
Brainheartinfusion培
使 用 菌 株 は 患 者 分 離 ブ ドウ 球 菌37株,大
さ らに腎 機 能 障 害 患 者4例 に つ い て,同 様 の方 法に よ
用 いて 日
り血 中 濃 度 推 移 を 検 討 した 。
本 化 学 療 法 学 会 標 準 法 に よlj抗 菌 力 検 査 を 行 な い,KM
実験成績
の 抗 菌 力 と比 較 した 。
AKM,KMと
(MIC)を
も にmcg加1に
腎 機 能 正 常 者 に お け る血 中 濃度 推 移 は,表4に
よ り最 小 発 育 阻 止 濃 度
お りで あ る。 す な わ ちAKM200mg投
示 した 。
示す と
与 後 の血 中 濃 度
は1時 間 で最 高 値 を示 し,そ れ ぞれ24∼30mcg/ml平
実験成 績
のAKMに
示 す と お り,32株
対 す る感 受性
はo.8mcg/m1以
}で発 育 阻 止 が 認 め ら れ て お り,3株
の2株
均
25・8mcg/mlで
患 者 分 離 ブ ド ウ球 菌37株
は,表1に
を
検 定 菌 と した カ ップ法 に よ り測 定 した 。
腸 菌H株
で,Heartinfusionagarを
間 ご とに採 血 し,
地 を用 いB 。subtilisPCI219株
実験 方法
お よび 肺 炎 桿 菌7株
を選 びAKM200mg
注 後1,4,8時
が3.1mcglml,他
もそ れ ぞ れ1.6,12。5mcg加1で
られ て い る 。KMと
等 あ る い はKMよ
下 の 濃度
発育阻止が認め
の 比 較 で は3株
を 除 い てKMと
り2な
す ぐれ た 抗 菌 力 が 認
い し4倍
同
mcg/ml平
=m1平 均2・8mcg加
2に 示 す と お りで あ り,大
3・12=mcg!mlで
桿 菌 の7株
ほ ぼKMセ
で は1株
られ た が,他
の6株
腸 菌li株
値 は0・6∼0・9mcg/mlで
はAKM,KMと
表1患
AKM
のMICは1.56∼
llqlq2住4q81,63」6.2512.5255・
。肺 炎
0.I
発育阻止が認め
O.2
も に100mcglml
0.4
他 種 化 学 療 法 剤 と の併 用効 果
Σ
笑 験 方法
つ い てHeartinfusionbrothを
い・AKMとNalidixicacid(Nd),Gentamicin(GM)
C・limycin(CL)
,Amin。benzylPenicillin(AB-PC),
Cephal・ridine(CER)
,Tetracycline(TC),Chl・ramphe一
あ り,8時
者 分 離iブドウ球 菌 に 対 す るAKMとKM
の 抗 菌 力(37株)
2
0.8
E・eoliO-111に
与 例 で も1時
mcg缶
耐性 であつ た 。
2)AKMと
。100mg投
あ つ た。
抗 菌 力 は,表
ご等 し い 成 績 で あ つ た
が1.56mcglm1で
正で あつ た
間 後 に 最 高 値 を 示 し7・9∼8.9mcg/mlで
め られ て い る 。
大 腸 菌 お よ び 肺 炎 桿 菌 に 対 す るAKMの
あ り,以 後 漸減 し,4時 間 値 は10∼12
均11・3mcg/ml,8時
間 値 は1.8∼3.7mcg1
用
,
1.6
3.1
6.25
2
221
3
3
1
12.5
25
50
1
間
CHEMOTHERAPY
1732
表2患
iii)AKMとCL併
者 分 離 大 腸 菌 お よび 肺 炎 桿 菌 に 対 す るAKM
とKMの
NOV.絶
6i>一
100
100<
(6)
炎桿菌
一
一
一
一
一
一
一
0.3玉2
0.50。250.1・250.060。030
5mcg/mI
2.5
1.25
0.6
0.3
0.15
0
一
一
===`====
十 十 十 十 十
10.50.250.1250.060
cllllEiil'11
十 十 十 十 十
2
用
十 十 十
用
v)AKMとCER併
十 十 十
ii)AKMとGM併
0
十 十 十 十 十
0
一
﹁十 十 十 十
0.156
十 十 十 十 十 十
0.625
十 十 十 十 十 十
玉.25
一十 十 十 十 十
一 一 一 [十 十
2.5
0.15
一
十 十 十 十 十 十 十
一
十 十 十 十 十 十 十
一
一
十 十 十 十 十
一
rO.50.250.1250.060
一
十 十 十 十 十
0。6
一
十 十 十 十 十
三==
0.3
2
5
謹
用)
一
5mcg/m1
十 十 十 十 十
用(E.celiO-111使
一
0、50.250.1250.060。030
一 十 十 十
10mcg/ml
1
L25
他 種 化 学 療 法 剤 と の併 用 効 果
三)AKMとNd併
一
用
2。5
表3AKMと
潤
一
十 十 十 十 十
iv)AKM,とAB-PC併
50
():肺
濃
一
十 十 十 十 十
4
一
≧ ﹀︻
12.5
25
一
[ 一 一十 十
l
︼轟 4
の
l
3.1
6.25
一
一 一十 十 十
1mcg/mI
O.5
0.25
0.125
0.06
0.03
0
1.63.16.2512.52550100100<
0.8
1.6
一4i!IS!¥1il10.50.250.1250。060.030
十 十 十 十 十
nll・.8
用
抗 菌 力(大 腸 菌lI株i,肺 炎桿 薦7株)
AKM
mcg!
醤ξ》
Imcg/ml
O.5
一
十 十 十 十 十
十 十 十 十 十
一
や 十 十 十 十
一
一十 十 十 十
︻
﹁ 一 一十 十
一
値 を示 し,腎 機 能 正 常 者 の 場 合 に 比 し2倍 以上 の血 中 濃
[
る もの と考 え られ る。
均13.7mcg/m1で
均7・3mcg/mlの
;==:===
度 が 得 られ て お り,腎 機 能 障 害 時 に は 蓄 積 の可 能 性が あ
III.臨
あ り,腎 機 能 正 常 者 の場 合 と大 差 の な い成 績 が 得 られ た
が ・8時 間 篠 で は5・o∼8・9mcg/m1平
一
平 均30mcg/m1,12・5∼16mcg/m1平
一
与 の場
合 ・1時 間 値 お よび4時 間 値 は そ れ ぞ れ25∼40mcg/mI
10、50.250.1250.060.030
一
下 の 例 で あ る が,200mg投
値20%以
2mcg/ml
l
O.5
0.25
0.125
0.06
0
用
一
下 ・120分 値50%以
血 中濃 度 推 移 は,表
と もpSP-testで15分
測
vi)AKMとTC併
一
腎 機 能 障 害患 者 に おけ るAKMの
5に 示 す とお り,4例
『
十 十 十 十 十 十
0
一
十 十 十 十 十 十
0.Ol5
十 十 十 十 十 十
0.031
一
十 十 十 十 十 十
0.062
一
一十 十 十 十 十
0.125
一
﹁ { ︻十 十 十
0。25
一
臨床 観 察 例 は,表6に
化 膿 症2例,肺
床 観 察 成 績
示す とお り,細 菌性 肺 炎2例,肺
結 核 混 合 感 染2例,肺
癌 に 合併 した肺 化
CHEMOTHERAPY
漸OL.17NO、9
vii)AKMとCP併
》
謹
1733
表5腎
用
い
機 能 障 害 患 者 に お け るAKM投
中濃度推移
・・5・・25・・125…6…3・
与後の血
血中濃度
mcg!ml
PSP-test
症
・
ユ
リム
男40才60〃20
45%
42.5
50
男24才60100mgl15
42・5112・5
男20才521・17.5
00
4
3.男36才45
醐 嗣幽
分
16
8.9
12.5
5.0
12.5
8.0
7・・ト8
後 両 側性 に透 亮 を伴 な う広 範 な 散布 牲 陰 影 を認 め た 症 例
で あ るが,AKMl5日
間 の 使 用 に よ り,喀 疾 中 菌 も数
血 中濃 度mcg/mI
日で 消失 し,胸 部 陰 影 も1ヵ 月 後 に は改 善 が 認 め られ 有
1鯛4劇8繭
効 で あ つ た。 肺 炎 球 菌 に よ る1例 はAKM使
30
12
3.7
24
11
2.3
〃
24
玉2 .
3。4
25
用 に.より
喀 疾 中 菌 は消 失 した が,胸 部 陰 影 は 全 く不 変 であ るた め
〃
200mg
1.男40才46kg
・2.女40才52
15分ii2・
ハU
虞﹂
4▲ 9西
十 十 十 十 十
十 十 十 十 十
投与量
く
男18才56kgi200mg・17。5%
与 後 の血 中 濃 度 推 移
例
症
十 十 十 十 十
十 十 十 十 十
十 十 十
表4AKM投
投与量
例
藍﹂
リム
4mcglml
2
1
0.5
0.25
0.125
0
無 効 と判定 した。
肺 結 核 お よ び肺 癌 に 合 併 した 混 合感 染 の4例
中3例
は,い ず れ も数 日で 臨 床 症 状 の 改善 が 認 め られ 有 効 で あ
4.女20才43
〃
5.女50才44
100mg
8.9
3.4
0.9
つ た が,肺 癌 合併 の1例 は 全 く臨床 症 状 の改 善 は 認 め ら
6.男42才58
〃
7.9
1.3
0.6
れ ず 無 効 で あつ た 。
IO
1.8
そ の 他 気管 支 拡 張 症,胆 嚢 炎,腎 孟 腎炎,蜂 窩 織 炎 の
膿症2例,気
管 支拡 張 症,胆 嚢 炎,腎 孟 腎 炎,蜂 窩 織 炎
各1例,計12例
各 症 例 と も臨床 症 状 お よび 臨 床 検 査成 績 の改 善 が 認 め ら
れ 有 効 で あ り,以上 を 総 括 す る と,12例 中有 効8例(6.77
にす ぎ ない が,腎 孟 腎 炎 の1例 を 除 き,
いず れ も1回200mg,1日2回
筋 注 投 与 し,4∼15日
%〉,や
にわ た り経 過 を 観 察 した。
副 作用 と して は,10例
細 菌性肺 炎 の2例 は,黄 色 ブ菌,肺 炎 桿 菌 に よ る もの
であるが,1日400mg10日
間 の使 用 で 臨 床 症状 お よ
判
原聴
L男70才
細 菌 性 肺 炎
肺炎桿 菌
2.女20才
〃
黄 色 ブ菌
7.男69才
肺癌合併肺化膿
症
肺炎球菌
〃
流ノ
肺炎桿菌
〃
〃
〃
大 腸 菌
変 形 菌
不
明
〃
200mg
〃
12.女40才
100mg
〃
n.男18才
気管 支 拡 張 症
胆
嚢
炎
腎 孟 腎 炎
蜂 窩 織 炎
〃
10.男67才
〃
9.男42才
〃
8.女72才
〃
下 熱,喀 疾 量 減 少,菌
消失
有
効
〃
不
無
効
〃
喀
疾
量
減
少
5日
喀
疾
量
減
少
IO日
6日
10日
喀 疾 量 減 少,菌
6日
下
1O日
菌
4日
変
減 少 やや衡効
熱iや や 有 効
消
下 熱,発 赤,
失
i
腫騰{瀦
〃
〃
5日
〃
〃
〃
〃
6,女55才
菌 消失,胸 部 陰 影不 変
効
〃
黄 色 ブ菌
胸 部 陰 影改 善,菌 消 失
10日
有
〃
肺結核混合感染
15日
し
〃
5.男53才
、
善
臨 床症 状,胸 部 陰 影 改
,菌 消 失
効 効 効 効
肺炎球菌
10日
副個
な
有'効
有 無 有 有
〃
〃
〃
4.男56才
」
〃
〃
黄 色 ブ菌
〃
療 経 過 蘇 網
臨 床症 状,胸 部 陰 影 改
善,菌 消 失
・
200mg,1日2回,10日
〃
膿 症
睡 麗 および使用畷i治
〃
化
与 症 例
〃
肺
よ
らず,尿 沈 渣 で赤 血 球 の増 加 が 認 め られ,蜂 窩 織 炎 の1例
〃
3。 女26才
にAKMに
ち,腎 孟 腎炎 の1例 では 尿 中 細 菌 は 消 失 した に もか か わ
表6春KM投
患
に は 全 く副 作用 と考 え られ る
るの で は な いか と考 え られ る所 見 が 認 め られ た。 す なわ
肺 化膿症 の2例 中 黄 色 ブ菌 に よ る症 例 は,出 産1ヵ 月
例 擁
効2例 で あ つ た 。
所 見 は み られ なか つ た ので あ るが,2例
び胸 部陰影 は 著 明 に改 善 し有 効 で あ つ た 。
症
や有 効2例(16.7%),無
尿沈渣増悪
腎機能不全
1734
で4日
CHEMOTHERAPY
目か ら尿 量 減 少,5日
目か らほ とん ど無 尿 の 状
態 を呈 した ので あ る。 本 症 例 に つ い て 詳 し く述 べ る と,
43才
の女 子 で 潰 瘍 性 大 腸 炎 に 脊髄 炎 を 合 併 して 入 院 治
NOV. 196b
に 対 す る抗 菌 力 を 検 討 した 結 果,ブ
KMに
比 し ほ ぼ2∼4倍
が,大 腸菌,肺
ドウ球 菌 に対 しては
す ぐれ た 抗 菌 力 が 認 め られた
炎 桿 菌 に対 して は ほ ぼKMに
に発 赤,腫 脹,疹 痛 を 訴 え39・7℃ の 発 熱 を 来 し,EM,
菌 力が 認 め られ た。
E・coliO-111に
対 す るAKMと
さ らにAB-PCを
併 用 効 果 を 検 討 じた 成 績 で は,Nd,GM,CL,CER,TC
療 中 の患 者 であ るが,昭 和43年9月
200mgl日2回
下 旬 か ら左 前 腕部
使 用 した が 無 効 のた め,AKM1回
筋 注 投 与 を 開始 した 。
投 与 直 前 の尿 所 見
日か ら下 熱,患 部 の発 赤 腫 脹 も軽 減
して きた が,4日
目か ら尿量 減 少 し5日 日に は ほ とん ど
無 尿(1日10cc)と
な り,尿 蛋 白 陽 性 の た め 直 ち に
AKMを
中 止 した が,6日
ず,BUNも80mg/d1と
泪 も1日 尿 量18ccに
後,本 例 にAKMに
すぎ
高 値 を示 した の で,腹 膜 灌 流
を施 行 し漸 次尿 量 も増 加 しBUNも
正 常 に復 した 。 そ の
よ る 皮 内 反 応 を実 施 したが 陰 性 で
あつた。
で な ん らか の 併用 効 果が 認 め られ た が,AB-PC,CPで
AKM200mg投
与 後 の血 中 濃 度 推 移 は,1時
わ
り
に
間後 に
最 高 値 を示 し24∼30mcg/mlで
あ り,以 後 漸 減 して8
時 間 後 では1・8∼3・7mcg/mlで
あ るが,腎 機i能障 害 例
で は8時 間 後 で正 常 者 の2倍 以 上 の高 値 を示 す 例が あ り
蓄 積 の可 能 性 が あ る もの と考 え られ る。
臨床 観 察 例 はわ ず か12例
%),や
で あ るが,有 効8例(66.7
や 有効2例(16.7%),無
副作 用 と して は,1例
IV.お
他種 化学 療 法 剤 との
は ほ とん ど併 用 効 果 は認 め られ なか つ た。
で は 尿蛋 白陰 性 で沈 渣 に も著 変 な く,BUNは19mg/dI
で あ つ た 。 投 与3日
等 しい抗
効2例 で あ つ た。
に尿 沈 渣 の増 悪,1例
不 全 が 認 め られ て お り,AKMの
に腎 機能
使 用 に 際 して は尿 所見
な らび に腎 機 能 の変 化 に は充 分 注 意 を す る必 要 があ るも
私 共 はAK藍
の ブ ドウ球 菌,大
腸 菌 お よ び肺 炎 桿 菌
の と考 え られ る。
FUNDAMENTAL
AND CLINICAL
AMINODEOXYKANAMYCIN
STUDIES
ON
RINZO SOEJIMA, RYUJI KAKO, HARUO NOTSUTE & YOSHINARI SEKI
Department of Tokuomi Internal Medicine, Kumamoto
University School of Medicine
The present authors have performed the fundamental and clinical studies on aminodeoxykanamycin
(abbr. AKM), a new antibiotic produced from a mutant of Streptomyceskanamyceticus.The results
were obtained as follows.
(1) Among 37 strains of Staphylococcusaureus isolated from patients, 32 strains were inhibited the
growth by less than 0.8 mcg/ml of AKM and 4 strains by 1.6-3.1 mcg/ml.
As for 11 strains of Escherichiacoli, all the strains were inhibited the growth by 1.56-3.12 mcg/m1 of
AKM.
Among 7 strains of Penumococcus,6 strains exhibited the resistance of more than 100 mcg/ml.
(2) AKM demonstrated an in vitro combined effect with NA to Escherichiacoli, a slight combined
effect with CM, CL, CER and TC, and no effect with AB–PC and CP.
(3) The blood concentration of AKM reached the peak of 24-30 mcg/ml and 7.9-8.9 mcg/ml
respectively 1 hour after 200 mg (4 cases) and 100 mg (2 cases) were administered intramuscularly to
healthy adults.
•
To the patients with renal dysfunction, the peaks of 25-40 mcg/ml and 12.5 mcg/ml were attained.
.1 hour after 200 mg (3 cases) and 100 mg (1 case) of AKM were administered intramuscularly respectively, and the values of 5.0-8.9 mcg/ml and 3.8 mcg/ml were exhibited even after 8 hours.
(4) AKM was administered to 12 cases of infectious diseases in the field of internal medicine, and
the results were obtained as effective in 8 cases, slightly effective in 2 cases and ineffective in 2 cases.
As for the side-effects due to AKM, the aggravation of urinary sediment and the insufficiency of
renal function were observed in each 1 case.