VOL17NO.5 CHEMOTHERAPY Clindamycinに 上 田 泰 か 817 ん す 研 昇 斉 藤 松 本 文 夫 ・中 村 る 野 田一 雄 大森 雅 久 究 篤 古屋千鶴子 東 京慈恵会医科大学上田内科 1.は じ め の 感 染 症 に もClindamycinの に 2.血 ClindamycinはLincomycin(以 下LCMと 誘 導 さ れ た 新 抗 生 剤 で,そ SHCレH20で Clに 略)よ の 分 子 式 はCisH330sH2Cl- あ り,LCMの7--Sの 位 置 のOH基 置 換 し た も の で あ る 。 本 剤 はLCM同 てGram陽 り を 様に主 と し 性 球 菌 に 抗 菌 力 を 有 す る。 以 下.Clindamycinの 抗 菌 力,血 臓 器 内 濃 度 な ど をLCMと 比 較 検 討 し,あ 中 排 泄, わ せ て内 科 系 性 ブ ド ウ球 菌24株 培 地 はpH7.2のheartinfUsion寒 間bouillond培 ご と く で,1時 金 耳(内 径1mm)を した 。 成 績 は 表1に 投 与 後2時 間 で あつ た。 す ご と く で,1時 平 均)は 表2,図2に 間 値3.2∼328,2時 表1Coagulase陽 中21株(87.5%)は0.8mcg/mlま 間 値L78∼2.33, 性 ブ菌 のClindamycinに 対す る 感 受 性(24株) MIC(mcg/m1) い8 ' EM PC-G amphen三col(CP),Kanamycin(KM),Lincomycin(LC- 受 性 成 績 も表1に 上の高 度 耐 性 の3菌 剤 にIOOmcg/rc1以 1 1 重 612 3 CP KM lIi 聖 1 1 どの 感 ll 17 1 TC M),Erythromycin(EM),Spiramycin(SPM)な 示 す が,本 03 1 SPM な わ ちPenicillinG(PC-G),Tetracycline(TC),Chro1- 1 りゑ あ つ た 。 ま た 同 時 に 測 定 した 他 の 抗 生 剤,す 61 ー mcglmlで Clindamvcin >100 LCM つ た 。 ま た 同 時 に 行 な つ た 標 準 株209PのMICは0・05 む 2 桝 ノ i たはそれ以上であ 3 ,i i 15 6 … 株 は こ れ ら 諸 抗 生 剤 に 対 し て も100mcg/ 上 の耐 性 を示 した。 図lClindamycinとLCM,EMの .● / / / ノ 5 ∬ !5 53 η沖債 ,( ゴ の感 受 性 の 相 関 コニ ﹀ η よ びEMと 心 ⋮ は 諸 抗 生 剤 に 比 して か な り好 感 受 性 を 示 した 。 ClindamycinとLCMお 相関関係 性 ブ菌〉 γ (Coagulase陽 乙鵬 労 ブ ドウ 球 菌 に 対 す る 感 受 性 卿 鯉 す な わ ち,Clindamycinの ほ うが4∼8倍 は14株 ⋮励 吻 即 副 一 、ρ珍 一" 耽 ・器 口 ( ' , ぢピ 6 ' .? ㌦ ごる '蔦 ^ ∬ ・ 醍 μ -留 ヨ 6 性薗 ル 〃冠 ﹀ひ弓 を 5 ア こ の こ と はEM耐 必 ∠ 汐 もみ られ た。 々 7 耐 性 の 菌 株 が7株 高度 憂 壱溜 に はClindamycinにG.2 た は そ れ 以 下 の 感 受 性 で あ る の にEMに ♂ mcg/mlま 感 受性が良好 がClindamycin,EMに ヅ < ・ y 4 フ↑7` し , ず L り﹃㌔ハ・ 艶、 好 感 受 性 菌 で あ つ た が,中 / で あ つ た 。 ま たEMで をの ' ぞ い て 他 はClindamycinの は 高 度 耐 性 の3株 / ご と くで,LCMで - 関 係 は 図1の 100 12.5 <0.21i:1 たはそ 厨 〆 の み が100mcg/mlま 9f2!・.41・.8il.61321⑥3 ド OJ れ 以 下 で,3株 示 3 3 9 3 5 3 3 { - 1 ウ球 菌24株 間値 経 口投 与;Clindamycin300mgI 接種 示 す ご と くで,ブ 示す 間 以 後は 測 定 不 能 で 間 培 養 後 菌 の 発 育 が 完 全 に 阻 止 され た 濃 度 を も つ てMICと ml以 推 移 は 図2に 間 値1.10,4時 間 値0、22mcg/ml,8時 天 培 地 を 使 用 。18時 養 菌 液 の1白 平 均)の 間 値O.76,2時 0 5 5 2 し,24時 連 経 口投 与Clindamycin.150mgl回 回 経 口投 与 時 の 血 中 濃 度(3例 のClinda- 間 後 に 採 血,溶 中 濃 度 を 測 定 した 。 ii)300mgl回 対 す る 感 受 性 を 平 板 希 釈 法 に よ つ て 測 定 した 。 るいは を 検 定 菌 と し た 鳥 居 ・川 上 重 層 法 に よ つ て 血. あ つ た 。 血 中 濃 度 のpeakは 績 性 ブ ドウ 球 菌 に 対 す る 感 受 性 病 巣 由 来 のCoagulase陽 mycinに 朝 空 腹 時1回150mg,あ 菌S-8株 O、55,6時 1二 成 に,早 経 口投 与 し,1,2,4,6,8時 経 口 投 与 時 の 血 中 濃 度(3例 感 染 症 に 使 用 した 成 績 を の ぺ る。 1.Coagulase陽 健 康 成 人3例 300mgを i>150mgl回 中 濃 度,尿 有 効 な こ と を示 して い る 。 中濃度 CHEMOTHERAPY 818 表2Clindamycinの JUNE1969 図3Clindamycinの 血申濃度 (健 康 成 人3例) 3.28 2.18 〃 3.28 〃 3.20 lXp・o 6乙 OJ Averageli 0.56 2.7 2.33 1.14 0.84 0、56 2、7 1.78 1.37 0.92 0.52 2.8 2・・911・lgi・ ・87 0.54 1.。81。.86 13・25 図2Clindamycinお よ びLCMの 〃 達 墨摯 唱ミ §へ 300mg 勿 2■618 1hrs 1 Half life (hrs) - Dose (禽ミ. 蓬 3e、 SerumIevel(mcg/ml) Case 臓 器 内 濃 度(Rat) %ノ"㍉ 12・7 図4Clindamycinお 血 中濃度 論 よ びLCMの 肝 での 不 活 性 化(Rat> α ξ こ4 3〃 潮9〃舶 肋幽 〃7Ycin §3 §、 葵1 4 ノ2 4時 間 値1.08∼1.37,6時 o.52∼0.56mcg/m1で 6 Sh"s 間 値O・84∼O・92,8時 あ り,peakは 殆 間値 2hrs ノ 全 例 と も 投 与 後1時 方 よ り絶 食 と し,各 ラ ノ トと も20mgikgのClindamycin 間 に あ つ た 。 ま た 平 均 値 に よ るhalfIifeは2.7時 間で あ つ た。 を経 口投 与 し,投 与 後30分,60分,90分,120分 断 頭 で 虚 血 化 した 後,各 ま たC]indamycin300mgとLCM500mg1回 経 口 投 与 時 の 血 中 濃 度 をcrossoverに よ り比 較 す る と 図2の ご と く に な り,LCMのpeakは2時 mlで 間 値 で1・56mcgl あ る の に 対 し て 本 剤 のpeakは1時 mcglmlで あ つ て,LCM500mg投 間 値 で3・25 りす み や か に 吸 収 され る こ と を 示 唆 して い る 。 3.尿 ∼6 ,6∼8時 様,溶 間 まで の 尿 中 排 泄 量 を 算 出 した 。 各 時 間 ご と の 尿 中 濃 度 は0∼2時 8時 間 値92∼116mcg/m1で mg投 与 後8時 あ り,他 つ ぼ う,LCM500 間 ま で の 尿 中 濃 度 は470∼200mcg/m1で 均19・8 あつた。 4.臓 器 内濃 度 体 重1509前 後 のWister系 測 定 は 血 中 濃 度 同 様 に 溶 連 菌 を用 い た 重 層 法 に よつ た。 成 績 は 図3に 示 す と お りで,各 臓 器 と もpeakは30分 に お け る各 臓 器 内 濃 度 は 腎,肺,肝, ラ ノ トを 用 い,前 日の 夕 べ て 臓 器 内 濃 度 は 血 中濃 度 よ り高 く,本 剤 の 組織 内 移 行 は 良 好 と思 わ れ た。 また LCMの 肝,肺,脾 そ れ と比 較 す る と,LCMの 臓 器 内 濃度 は 腎, の順 に 高 く,血 中 濃 度 と のratioは4・95∼1・94 で あ るの に 対 し て,本 剤 の臓 器 内濃 度 は 肝 よ り肺 が高 く,血 中 濃 度 と のratioで14・8と 高 く,Clindamycinの 肺 内 移 行 は 特 に 良 好 の よ うで あ つ た 。 5)ラ の 抗 生 剤 に 較 べ て も あ ま り高 くは な い 。 投 与 後 8時 間 ま で の 尿 中 回 収 率 は18・3∼21・8%で,平 %で 間値 間 値130∼280,6∼ あ り,い よ り乳化 し・ 氷 室 に数 時 間 保 存 した後, 遠 心 沈 殿 し,そ の 上 清 を用 い て臓 器 内 濃 度 を 測 定 した。 とのratioはO.72∼3.4で,す 中 濃 度 測 定 と同 連 菌 を 検 定 菌 と した 重 層 法 に よつ て 尿 中 濃 度 を 測 定 し た 。 さ ら に 尿 量 を 乗 じ て 投 与 後8時 間 値115∼230,4∼6時 加 え,homogenizerに 脾 の順 に 高 く,同 時 に 測 定 した 血 中 濃 度 と各 臓 器 内濃度 経 口 投 与 後0∼2,2∼4,4 間 の 各 尿 を 蓄 尿 採 取 し,血 250,2∼4時 酸 緩 衝 液(pH7.4>を に あ り,peak時 中 濃 度 お よ び尿 中 回 収 率 C1三ndamycin300mgI回 諸 臓 器 を 捌 出 した 。 検 討 した 臓 お よび脾 で,こ れ ら諸 臓 器 に4倍 量 の燐 これ ら諸 臓 器 のemulsionを 与 時 よ りも高 値 を 示 し て い た 。 こ の 成 績 はClindamycinがLCMよ 器 は 肺,肝,腎 に ッ ト肝 組 織 のClindamycinの 不活性 化 断 頭 放 血 致 死 させ た 正 常 ラ ッ トの肝 を と り,そ のslice と した も の109をClindamycin,LCM各100mcg/ml, 生 食 水 溶 液5m1中 に そ れ ぞ れ 加 え,37℃ し,30,60,120分 まで の 残 存 抗 生 剤 の 力 価 を溶 連菌 を でincubate 用 い た重 層 法 で 測 定 して,肝 組 織 に よ るClindamycin, CHEMOTHERAPY VOL。17NO.5 819 表3Clindamycinの 臨 床 成績 例 年 令 ・性 症 1.S.T 臨 33♂ 床 診 原 Bacterialpneumonia I E Str.v∫ プidans 900mg 600 StaPh.aureus 600 686 〃 〃 〃 〃 〃 / ∠ 〃 7' 4 〃 () 1 6 6 3 均/ 4 〃 〃 〃 不 活 性 化 を検 討 した。 そ の結 果 は 図4に 示 す ご のに 対 して,本 〃 〃 〃 〃 間 でそ の68%が 剤は そ の42%が 不 活性 化 され る 不 活性 化 され,LCM 影 の 消 失 を み た 。7日 ら に5日 症 例41S54才6細 主 訴 。 高 熱,咳 て影 響 を あ た え て い るこ とが 考 え られ る。 熱,同 く 細 菌性 肺 炎5例,気 管 支 炎7例)にClindamycinを 投与 量 は 重 症 例 に は1日900mg,軽 管支拡張 使 用 した 。 間 以 内に 解 熱,自 他 覚 症状 の 改 善 が み られ た もの を有 効 と ご と くで,細 菌 性 肺 炎 は5例 中 4例 に,気 管 支炎 は7例 中6例 に 有 効 の 結 果 を得 た。 す な わ ち,14例 時 に 咳 蹴 あ り,近 中10例(71.3AO)が 性 ラ 音 を 聴 取 し,胸 有 効 で あ つ た。 以 下,本 剤 使用 例 中 有 効 で あ つ た 細 菌 性 肺 炎 の2症 例 前後 の 発 δ 7.副 使 用 は9日 間 、 総 量 は6.69で にClindamycinを し て2例 投 与 した と こ ろ では 副 作用 と に 消 化 器 症 状(1例 は 嘔 気,胃 ・`如 塑 γ忽 塑ど%・=.杢 璽 37 一姻 5putTUPt5甑 Getgtehe`紛 レ`rtddns 5trv`'`{ゴ ∼ 鎖状 球 菌 を 検 出 した 。 臨 床 経 過 は 図5に 示 す ご と くで, `kPi(槍 でナ♪ Kanendomycinl日200mg2日 郎 則!〃 げη5ぐ+♪ 触'ts.c.eh`8(つ 躯躍 ノ(tり ・㈱fZ4一 また胸 部 理 学 的 所 見 の改 善 もみ られ な か つ た。 そ こ で 伽伽rり Clindamycin1日900mg=投 努 陶 目に は 陰 盈=.}二」 % `尾 ∼β`3/4〃5i2805 日目 よ り解 熱 し,自 他 覚症 状 の 改 善 を み 、4日 部 不 快 感,1例 図5S.T.33y.Male.Bacterialpneumonia 発 熱,呼 吸 困 難,背 部 痛 を 主 訴 と して来 院 。 来 院 時 左 与 に き りか えた と こ ろ2 あ つ た。 作 用 14例 e一 ご鷺 畷 39・ハ/\ 33 使 用す る も解 熱せ ず 、 投与に 目 に は胸 部 理 学 的 所 見 の 改 善 を み る と と も に 胸 部 レ線 上 陰 影 の 消 失 を み た 。 細菌性肺 炎 下肺 野 に 湿 性 ラ音 を 聴 取,胸 部 レ線 に て左 下 葉 全 体 に禰 漫性 、 の陰 影 を み とめ,錆 色 疾 あ り。 喀 疾 培 養 に て緑 色連 部 レ線 に て 右 肺 野 に 小 児 手 拳 大 の 脳 目 よ り解 熱 しは じ め,4日 Clindamycinの の治 療経 過 の 概略 を のべ る。 症 例1ST33才 間 前 よ り38℃ 医 に て解 熱 剤 の投 与 を 受 け る も 漫 性 陰 影 を 認 め た 。Clindamycinl臼900mgの よ り2日 症 例に は1日600 投 与 した。 臨 床 効 果 の 判 定 は 初 日投 与 後72時 した 。 臨床 成 績 は 表3の 菌性肺炎 鰍 。 約1週 軽 快 せ ず 当 科 に 入 院。 入院 時 右下 肺 野 お よ び同 背 部 に 湿 床成績 内科 系 諸感 染 症14例 mgを して さ あ つ た。 は両 剤 の血 中濃 度 の差 異 を は じめ と して 種 々の 点 に お い 症2例,気 量 を600mgと 間 使 用 し 治 癒 し た 。 本 剤 の 使 用 総 量 は8.49で に比 して肝 で の不 活 性 化 は やや 低 率 で あ つ た。 この 事 実 6.臨 目 よ り1日 十 14.T.1 〃 Bronchiectasis 〃 616 効 効 589 13.H.Y 無 有 l2.M.0 十 〃 429 8 〃 11.T.T 7 〃 229 〃鰍勧 〃 10.E.M 6 2 〃 4 6 52♀ 12 0 9.T.A 有効 2 〃 6.6 8 55♂ 4 4 8.T.M 不明 2 〃 〃 8.4 4 356 7.2 6 7.T.S 〃 副作用 有効 12 5 Bronchitis 果 14 3 346 8.4 5 900 600 効 総 量(9> 6日 〃 〃 数 4 53♀ 6.H.K 日 法 2 5.Y.Y 方 2 456 与 投与量 (1日) 7 4.S.1 と くで,LCMは2時 投 因 菌 〃 K Y OJ 〃 リム 84♀ 646 LCMの 断 %〃 (一) 97m,nt 42m〃7 〃 之' (" 醜 6000 `一, BO9 820 CHEMOTHERAPY は 下 痢)を み とめ た 。 これ らは い ず れ も投 薬 を 中止 す る 腎,肺 ほ どの もの で は な か つ た。 が高 く,つ い で 肝,脾 は 良 好 で あ る。 解 質 な どの 変 動 を検 討 した が,全 例 異 常 は み とめ 5)ラ られ な か つ た 。 ッ ト肝組 織 の不 活 性 化:肝 組 織 に よ るC】inda- mycinの IILむ の順 で あ るが,い ず れ の臓 器 内濃 度 も血 中 濃 度 よ り高 値 を示 し,本 剤 の臓 器 内 移行 入 院 患 老 に つ い て 本 剤 投 与 前 後 に お け る 肝 機 能,BU N,電 JUNE 1969 す 不 活 性 化 をLincomycinと ろ,Lincomycinに び 比 較 検 討 した とこ 比 してClindamycinの 肝での不活 性 化 率 は 低 い。 Clindamycinに 泄,臓 つ い て 菌 感 受 性,血 中 濃 度,尿 中排 6)臨 器 内 濃 度,臨 床 治療 成 績 な どを 検 討 し,以 下 の ご とき 結 果 を 得 た 。 1)菌 床 成 績 嘘内 科 系 感 染 症14例(細 気 管 支 炎7例,気 管支 拡 張 症2例)にClindamycinを 使 用 し,有 効IO例,不 感 受 性:Clindamycinは ブ ドウ球 菌 に 対 し て か な り良 好 な抗 菌 力 を示 し,Lincomycinと 菌 性 肺 炎5例, 明1例,無 効3例 の成 績 を 得, 比 較 して4 内科 領域 で は 呼 吸 器 系 感 染 症 に 有 効 とい う印 象 で あ る。 7)副 作 用:本 剤 の経 口投 与 に よ り14r例 中2例 に消 ∼8倍 鋭 敏 で あ る。 またEryrhremycin,Spiramycinな 化 器 症 状 を み とめ た が 投 薬 を 中止 す るほ どで は な か っ どmacrolide系 た。 抗 生 剤,Lincomycinと の交 叉 耐 性 は み られ な い 。 2)血 中 濃 度:1回300mg経 平 均 値 は1時 間値3.25,2時 6時 間 値0.87,8時 間 値2.09,4時 間 値Ll9, 間 値O.51mcg/m1で,投 3)尿 2) 投与後 間であつた。 中 濃 度 お よび 尿 中 回 収 率:本 剤300mgl回 口投 与 後8時 1) 与 後6時 間 で も な お有 効 血 中 濃 度 が 維 持 で き る。peakは 1時 間 で,halflifeは2.7時 文 口投 与 時 の 血 中濃 度 の 経 3)上 間 ま で の 尿 中濃 度 は250∼92mcg/mlで あ り,ま た8時 Upjohn Company: 7-Chlorolincomycin. Medical Brochure 7, 1968 MAGERLEIN,B. J.: Chemical modification of lincomycin. Antimicr. Agents & Chemoth. p. 727, 1966 田 泰,他:Lincomycinに か ん す る 研 究 。J. Antibiotics,Ser.B18:40,1965 4)加 間 まで の 尿 中 回 収 率 は 平 均19.75%で, 藤 康 道,他:Lincomycinの 基 礎 的 ・ 臨 床 的 研 究 。J.Antibiotics,ser.B18:29,1965 本 剤 の 尿 中 排 泄 は 少 な い。 4)臓 献 器 内濃 度=健 常 ラ ノ トで の 本 剤 の臓 器 内濃 度 は STUDY ON CLINDAMYCIN YASUSHIUEDA, FUMIO MATSUMOTO,NOBORU NAKAMURA, ATSUSHI SAITO, KAZUO NODA, CHIZUKO FURUYA & MASAHISA OMORI Department of Medicine, Tokyo Jikeikai University School of Medicine 1. Sensitivity: More than 3/4 of test strains of coagulase positive Staphylococcuswere sensitive against clindamycin at the concentration below 0.8 mcg/ml. 2. Blood level: When administrated orally to normal adults, clindamycin showed higher blood level than lincomycin. When it was administered once at a dose of 300 mg, its blood level reached the peak (3.25 mcg/ml) after 1 hour and reduced to 0.87 mcg/ml after 6 hours. 3. Excretion into urine: The concentration of clindamycin in urine was low. Urinary recovery rate was 19.75% in the first 8 hours. 4. Tissue level: Rat tissue assays showed that kidney had highest activity of clindamycin and other tissue were in the order of lung, liver, spleen, serum and so on. 5. Inactivation in rat liver : Inactivation of clindamycin by tissue of rat liver was stronger than lincomycin. VOL. 17 NO. 5 6. Clinical results: Clindamycin was monia 7. and 6 cases Side effects: Only in two cases 12 cases, CHEMOTHERAPY administered of bronchitis of the no side effects were to 14 cases were infections. Four cases of bacterial were observed. pneu- effective. 14 cases given observed. of internal 821 clindamycin, nausea and diarrhea In other
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