227 76 化学発光酵素免疫測定法を原理とする「ステイシアMEBLuxテストCCP」の基礎 的検討 化学発光酵素免疫測定法を原理とする「ステイシアMEBLuxテストCCP」の基礎的検討 ○永井 昌代,早崎 俊成,原田 浩美,福田 美緒,田中 結香,藤本 茜,端場 友梨 俊成,原田 浩美,福田 美緒,田中 結香,藤本 茜,端場 友梨 ○永井 昌代,早崎奥原 俊彦(株式会社 福山臨床検査センター) 奥原 俊彦(株式会社 福山臨床検査センター) 【はじめに】関節リウマチは慢性の全身性炎症性自己免疫 ル血清を専用希釈液にて希釈し、2重測定した結果、良好な 疾患で、関節滑膜が増殖し、炎症性のサイトカインによっ 直線性が得られた。3.相関性:患者血清100検体を測定した て、軟骨・骨の破壊が進行する疾患である。関節リウマチ 結果、回帰式y=1.087x −13.152、相関係数 r =0.983、 の治療は早期診断、早期治療が重要であり、抗環状シトル 希釈検体を除いた89検体では、回帰式y=0.918x−1.751、 リン化ペプチド抗体(以下抗CCP抗体)は、関節リウマチ発 相関係数 r =0.952となった。4.判定一致率:カットオフ 症早期から検出されるため、関節リウマチの早期診断に有 値4.5U/mLにおいて判定一致率は96.0%となった。 用と報告されている。今回我々は、化学発光酵素免疫測定 【考察・まとめ】検討結果より、同時再現性はCV6%未満と 法(CLEIA法)を原理とするステイシアMEBLuxテストCCP 良好だった。また、希釈直線性、相関性、判定一致率にお (株式会社医学生物学研究所)の基礎的検討を行ったので いても良好な結果が得られた。ステイシアMEBLuxテストCCP 報告する。 は測定時間が19分と短く、従来法より広い測定範囲であり、 【対象および方法】測定装置は全自動臨床検査システム 抗CCP抗体測定試薬として有用性が高いと考えられる。 STACIA(三菱化学メディエンス社)、比較対象は、従来法 (連絡先 084-921-2751) であるELISA法を原理としたMESACUP-2 テストCCP(株式会 社医学生物学研究所)で、測定装置は全自動EIA装置MAOS2 (株式会社医学生物学研究所)を使用した。相関検体は当 センターにおいて抗CCP抗体の依頼があったものを用いた。 【結果】1.同時再現性:3濃度のプール血清を10重測定した 結果、CVは3.8∼5.3となった。2.希釈直線性:2濃度のプー
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