適応期日を越えて退院となった 患者の現状

適応期日を越えて退院となった
患者の現状
2B 病棟
看 護師 ○ 新垣 小百 合
他 病 棟 職 員 一 同
【はじめに】
 入院適応期日を越えて退院となった原因を
検証することにより今後のアプローチの方法や
回復期リハビリテーション病棟のあり方について
考えたい。
【研究の方法】
 2B病棟を平成年4月から22年3月までの2年間で退
院した患者296人中、適応期日を越えて退院となっ
た48人
 1.年齢 2.適応外日数 3.適応疾患とFIM
4.帰来先 5.退院が延びたと考えられる原因
を調査した。
【結果1】適応期日を越えて退院となった48人 について
 平均年齢: 73.9歳
 男性平均年齢 70.1歳
20
18
16
14
12
10
8
6
4
2
0
女性平均年齢 81.9歳
25
年代別人数
適応外日数
20
15
10
5
0
10
90
80
70
60
50
代
代
代
代
代
代
0歳
歳
歳
歳
歳
歳
1~
1
1
0日
1か
2
ら
2
0日
1か
40
ら
4
0日
日
以
上
【結果2】適応疾患内訳
入院
平均日数
適応外
平均日数
入院時
平均FIM
退院時
平均FIM
廃用症候群
127.3
37.3
51.8
61.3
整形疾患
106.8
16.8
83.6
104.1
脳血管障害
193.9
25.9
51.1
70.5
人数
廃用症候群
整形疾患
脳血管障害
0
10
20
30
【結果3】帰来先内訳
入院
平均日数
適応外
平均日数
入院時
平均FIM
退院時
平均FIM
自宅
125.2
21.2
80.1
100.3
病院・老健
167.3
31.0
48.7
52.9
在宅系施設
154.4
30.1
29.0
55.3
人数
自宅
病院・老健
在宅系施設
0
10
20
30
【結果4】退院が延びた理由
(病院・老健、在宅系施設18人)
病院・老
健
在宅系
施設
急きょ施設に
変更
1人
2人
他疾病により
転院
2人
キーパーソンの
不在
1人
病状不安定
5人
生活保護
その他
(自宅30人)
病状の悪化
2人
在宅に戻る予定あっても
家族の受け入れが
整わない
20人
在宅サービス待ち
(住宅改修含む)
9人
生活保護・住居
1人
1人
3人
4人
【考察・まとめ】
回復期病棟ではリハビリスタッフ、ケー
スワーカーだけで退院を調整しているわ
けではなく医師、看護、介護を含むチー
ムでの連携が必要とされている。今私達
は退院に向けたシステムの検証と自分
達の役割をどのように在宅復帰につな
げるのか考えアプローチすることが必要
と考える。