~高校2年生「日本語」の授業より~ 評論のことばから考える 「空気を読む」世代のサバイバル 他人と積極的に関わることで相手を傷つけてしまうかもしれないことを危惧 する今風の「優しさ」は、他人と積極的に関わることで自分が傷つけられてしま うかもしれないことを危惧する「優しさ」の表れでもあります。 どろだんごの会では自由の森学園日本語科の教諭、大島信子先生をお招きして 高2の授業で扱っている『友だち地獄− 「空気を読む」世代のサバイバル』 (土井 隆義著 ちくま新書)を教材に、実際に授業をしていただくことにいたしました。 「大人たちの目には、現在の若者たちの人間関係が、コミュニケーション能力 の不足から希薄化しているように映るかもしれないが、実際はむしろ逆であって、 かつてより葛藤の火種が多く含まれるようになった人間関係をスムーズに営ん でいくために、高度なコミュニケーション能力を駆使して絶妙な距離感覚をそこ に作り出そうとしている。」と著者は書いています。今回はその教材をみんなで 読んで、私たちも授業を受けてみませんか? その後、自由の森学園の授業の中で生徒たちからどんな意見が出されたか、親 の私たちの世代とはいったい何が違うのか、みんなで考えてみませんか? 日時 10月26日(月)10時から12時半 場所 入間市市民活動センター 西武池袋線入間市駅より徒歩 15 分 (入間市豊岡4-2-2) 授業者 大島信子教諭 栃木県那須塩原市出身。 1987 年より自由の森学園の日本語科教員として学校 づくりに関わる。 現在は高 2 副担任。広報部として「自由の森通信」 や季刊「じゆうの森」の編集・発行を担当。 今年3月に出版された『学校をつくりつづけるー自 由の森学園の人と空間』 (桐書房)では編集・執筆の 代表として4年半に及ぶ仕事を担当した。 参加費 100 円 どなたでもお気軽にご参加ください。 主催 どろだんごの会 問い合わせ 前川 080-1067-3134 [email protected]
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