スライド 1

FDキャンプ2011
キャリアデザインと就活支援
2011年9月1日(木)14:30~15:10
Office Itself
代表 山縣いつ子
自己紹介
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Office Itself 代表 山縣いつ子
パーソナルコーチ・研修講師
【新人研修】
大手電機メーカー、SI業界、飲食店業界等
プロフェッショナルマインド研修・モチベーションアップ研修・ビジネスマナー研修・ビジネススキ
ル研修
【大学生】
大学生向け就職活動支援セミナー
就職活動支援・面接トレーニング
大学生向けコーチング講座
大学生向け就職活動支援公開ワークショップ
大学生向け個人コーチングセッション(4名)
面接経験 大手通信会社 新卒採用面接官 300名以上を面接
大学生・新入社員の特徴
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素直
まじめ、従順、一生懸命
空気を読む
気遣いのあるコミュニケーション
協調性を重んじる
失敗を恐れる
プレッシャーに弱い
理不尽、答えがないものへの戸惑いが強い
自分の意思をなかなか表面化しない
若手というアプリケーション
育ってきた環境
モチベーションリソース
「いじめ」が日常の中にある
信頼関係や仲間を大切にする
信頼できる人しか、自分の考えを出すことがで
きない
空気を読む 目立たないようにしている
親に大切にされた
学校では個性や自己肯定感を大切に育てられ
てきた
強みを認めて欲しい
生まれたときから景気が低迷
成長実感が欲しい
将来への不安からキャリアリスクへの意識が
ある
自分のキャリアをつくる意識が強い
世界との距離は近くなったけれども、そのなか
で自分が果たせる役割が見えにくい
自分がいる組織や場の全体像が見たい
その中での自分の位置づけ、ゴールの意味を
知りたい
情報ソースが多様化している
一方的に価値観を押し付けられたくない
SNSなどで人と「常時接続」している
透明な情報、コミュニケーションを欲する
出典:リクルートワークス研究所「Works」2011年8-9月号より抜粋
PM理論になぞらえてみると・・・
PM理論は集団機能という観点からリーダーシップの類型化を試みた、三隅二不二(九州
大学)によって提唱された理論。チーム全体の傾向を見るときの視点としても使われる
P・・・パフォーマンス(目的達成機能) M・・・メンテナンス(集団維持機能)
高
目的達成意識は高いが
チームへの関与は弱い
目的達成意識も高く、集
団の維持にも気を配る
P
チームへの意識は強いが、
目的達成意識へもチーム 目的達成意識には甘い面
がある
への参画意識が弱い
低
M
高
経産省 フロンティア人材の育成・活用に関す
る調査(2011年)にみる状況
経産省 フロンティア人材の育成・活用に関す
る調査(2011年)にみる状況
組織が求めている人材
<某SI企業>
 物事を理論的にとらえる力
 自ら考える・自ら動く人材
 マナーは基本
 やり遂げる力
 チームワークに長けている人材
→本音は・・・
 メンタルに強そうな人材
 打たれ強い人材
 自分で動く人材
就活やキャリアを考える
<今後のキャリア>
就活か?進学か?留学か?
それともしばらく考えるか?
→いずれにしても自ら選択して動かなければならない
就活の場合:
会社・企業という枠に入っていくもの。
そこに自分のやりたいこと、価値観の何が見出せるかを
考える段階が生まれる
自己尊重感と行動
行動
未来を描く
周りを知る
よかったところ・改
善点等の気づき・
手ごたえ・課題
自分を知る
メンタルケア
自己尊重感・肯定感
→受容・癒し
メンタルサポート
→行動促進・叱咤激励
メンタルサポートとしてのコーチング
コーチングとは・・・
コーチが主に、質問と傾聴(聴く技術)によって話し手(クライアント)の答えを
引き出し、話し手(クライアント)が自分の意思で決定し行動を促進していくた
めの コミュニケーション手法
コーアクティブ・コーチングの特徴
・コーチとクライアントは対等な関係・関係性によって答えが引き出されていく
・3つの指針により、クライアントの生きがい、ビジョン、価値観、視点の転換、
感情に焦点をあて、人生全体をよりよい方向にいくかかわりをする
・モチベーション理論・ポジティブ心理学・リレーションフォーカス・プロセス
ワークなどの心理手法が包括されている
就活生へのコーチング
・パフォーマンスを強化する(行動を促すため)のコーチング
・ティーチングとのバランス
集団の効果を使う(ワークショップ)
ワークショップとは・・・
何かを教えるだけの場とは異なり、自分で考えて、気づきをまとめていく場。
ワークショップの効果
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自分で考えるが、「自分ひとりで」考えなくてもいい
参加者が互いに励ます
参加者の互いが証人
逆の立場を知る(面接官の立場・見ているほうの立場)
自らの気づきをシェアすることで、考え、視野が広がる
M志向の高いこの世代には有効(つながりから答えを見出す)
チームワークの重要性を知る
メンタルサポート実例①
A君(文系・地方テレビ局内定)
・就活支援のワークショップ数回出席
・コーチング3回
①自分にとって就活とはどういうものでしたか?
『自分という人間を知る機会。』
・コーチングや先輩、両親に相談したことや自分の過去を振り返ることで自分が何に幸せを感じるのか、どん
なことに喜びを見出すのかに気付くようになった。
・面接を重ねるごとに自分の思いが固まっていった。「○○になりたい!」ではなく「自分は◆◆だ!⇒だから
○○に向いている!」というしっかりとした理由で志望理由もはっきりしてきた。
・約半年の間に真剣に自分に向き合って自分の最大のセールスポイントを見つけることができた
・また就活では普段は絶対話すことができないような会社の役員の方と話すことができたり、熱い思いを持つ
同世代の就活生と思いをぶつけあったりすることができるので、すごく貴重な経験ができたと思う。
②ワークショップやコーチングが具体的にどのように役立ちましたか?
『本当の自分に気付くヒントをくれた。』
・ワークショップやコーチングで記録したノートや自分の発言、山縣さんから言われたこと、参加者から言われ
たことを振り返ると自分の性格や自分の源となる要素がしっかり入っていて、あとはそれを組み合わせるだけ
で自分という人間の骨格を作ることが出来た。
・自分について簡単に答えを出してくれるわけではないが、毎回それに限りなく近いところでヒントをくれた。ま
た参加者が自分のことを一緒に真剣に考えてもらえることができ、それがすごく嬉しかった。
メンタルサポート実例②
Bさん(文系・総合商社)
・就活支援のワークショップ数回出席
・コーチング3回
①自分にとって就活とは
→自分に合う企業を、自分の足や頭を使って探すこと
→人生の中で最も自分自身の「想い」と向き合った期間
②ワークショップやコーチングが具体的にどのように役立ちましたか?
→就職活動をしていると、自分の長所や夢、実現したい夢等を良い言葉で作り上げてしまうこと
が多いけれど、このワークショップでは、素の自分を上手く引き出してくださったので、ありのまま
の自分でいいんだと自信を持てたと同時に、自分のありのままの想いを引き出す方法が身につ
いたと思います。
③その他コメント
→就職活動は、自分の上辺の気持ちだけで取り組むものではなく、自分のありのままをよく知っ
て、自分に合う企業を探すものです。その自分の「ありのまま」の気持ちを自然と引き出して頂い
た場であり、その方法を体で実感できる場でした。
彼らの可能性
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既存の枠にとらわれない
成長欲の高さが周りに大きな刺激を与える
つながりを大事にしていく
経済活動を重視しない人が出てきている
競争社会に身をおかない
新たな生き方を体現する可能性がある