化学分析競技の部 1 期日・会場 平成 21 年 5 月 23 日(土) 2 愛知県立愛知工業高等学校 日程 8:30 ∼ 9:30 ∼ 受付・更衣 9:50 開会式 9:50 ∼ 10:10 移動・競技説明 10:10 ∼ 12:40 競技 12:40 ∼ 15:00 昼食・休憩 (採点) 15:00 ∼ 15:20 閉会式 3 参加校(7 校 14 名) 愛知工、岡崎工、起工、小牧工、碧南工、名南工、名市工 4 競技課題 NaOH溶液の調製と標定(アルカリ滴定)、試料水中の酢酸の定量(酸滴定)をおこない、酢酸の含有率 [%]を求め、指定された測定結果報告書を制限時間内(150 分)に提出する。 《手順》 (1) 1mol/?塩酸標準溶液をうすめて、0.1mol/?塩酸標準溶液をつくる。 (2) 煮沸しCO2を除いた水(試料ビンに用意されている)を用いて、0.1mol/?水酸化ナトリウム溶液を つくる。 (3) コニカルビーカーに水酸化ナトリウム溶液をとり指示薬としてメチルオレンジを加える。 (4) 0.1mol/?塩酸標準溶液で滴定する。 (5) 秤量びんに試料水を約20mlとり正確に秤量する。 (6) 250mlのメスフラスコに移し純水で標線にあわせる。 (7) コニカルビーカーにうすめた試料水をとり指示薬としてフェノールフタレインを加える。 (8) 0.1mol/?水酸化ナトリウム標準溶液で滴定する。 (9) 水酸化ナトリウム溶液のファクターを求める。 (10) 5 6 試料水中の酢酸の含有率[%]を求める。 競技概要 (1) NaOH溶液の調製と標定を行う。 (2) 試料水中の酢酸の定量を行い、酢酸の含有率[%]を求める。 (3) 溶液の濃度はモル濃度で示す。 (4) 実験操作や器具の使用は、化学分析の基本的な操作法に従う。 (5) 課題を進める際には、化学反応式、化学計算を考慮して行う。 競技の要件 (1) 実験操作や器具の選択は、準備された器具の容量や化学分析の基本的な操作法を考慮して行う。 (2) 課題を進める際には、実験マナー・安全・分析技術・測定精度を考慮する。 (3) 実験器具は、準備されているものから適正な器具を使用すること。 ※ 指定以外の器具を持ち込みことは不可。 (4) 実験報告は、時間内に必要事項を測定結果報告書に記載し提出すること。 (5) 競技の前に、実習室の施設・設備の説明を受け、さらに各自の実験器具の準備及び ビュレット操作等の練習を行う。 7 注意事項 白衣(実習服)、保護メガネ、筆記用具、作業靴、指定された器具は競技者が用意する。 (2) 電卓の使用は可とする。ただし、プログラム機能等の使用は失格とする。 (3) 実験中は実験室でのルールを守る。 (4) 安全には十分配慮する。 (5) 全日程について競技委員の指示に従わない場合は、失格とする。 8 (1) 評価の観点 (1) 作業態度 ア 安全(事故防止)に配慮できているか。 イ 実験環境(廃棄薬品の処理・衛生面・器具の配置等)に配慮できているか。 ウ 実験マナーは守られているか。 (2) 技術度 ア 実験操作方法は正確かつ計画的でスムーズであるか。 イ ガラス器具等、機器類の取り扱いは適切かつ正しいか。 ウ 秤量・計量の方法は安全かつ正確か。 エ 薬品・試薬等の取り扱いは安全かつ適切か。 オ 滴定操作・終点判断は適切か。 (3) 完成度 ア 報告内容は適切か。 イ 化学反応を理解し、正しく結果を求めることができたか。 ウ 計測・計量・計算等の誤差を考慮し、適切な処理ができているか。 9 順位の決定 順位は団体の部と個人の部について得点により決定する。 (2) 団体の順位は各校 2 名の合計点により決定する。 10 (1) 入賞者 (1) 団体の部 優勝 (2) 県立愛知工業高校 2 位 県立小牧工業高校 3位 県立名南工業高校 個人の部 優勝 小原裕也(小牧工) 2 位 伊藤陸人(愛知工) 3位 末松穂奈美(愛知工) 4位 田中功(名南工) 5 位 常政保弘(名南工) 6位 荒田大輔(小牧工)
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