中学校選択性及び防犯パトロールについて 御意見・御提案 大瀬中学校ですけども、最近、PTAの間で、大瀬中学校が生徒増加に伴って、今現在、 南小学校からも小瀬町からも大瀬中学校へ行っていますけども、見直しがあるんじゃない かという話が出ているんですけども、その点はどうなっているのかお聞きしたいのと、そ れと、小学校が選択制になった時点で、私自身、中学校の選択制になったと勘違いしてい たんですけども、中学校によって、大瀬中と南中学校でもかなりクラブ活動に差がありま す。例えばサッカーを例にとると、地域の少年団でやったり、小学校のクラブ活動とかで サッカーは、結構、南小学校では盛んにやっているんですけども、大瀬中に行った子はそ のまま中学校でサッカーを続けられる。しかし、南中に行った子はそういうことができな い。それで、仕方なしに民間のクラブをやるか、ほかのクラブを選択せざるを得ない。そ ういう状況になっております。中学生にとっては、学習も大切なことですけども、やはり クラブ活動というのもかなり重要な要素だと思っております。生駒市でしたら吹奏楽とか が有名な中学校もありますし、子どもとしたら中学生になったらそういうところでやりた いなという子もいるでしょうし、そういった面から、中学校の選択制、その辺はどういう ふうになっているのかお聞きしたい。 あと、パトロールの件ですけども、今現在、これは南小学校だけではなしに各地の小中 学校でされていると思いますけども、PTA活動の一環として、放課後、児童の下校時に 合わせてPTAのパトロール活動を行っております。しかし、最近、その実効性等、親が 共働きとか1人親が増えてきたことに伴って、負担の問題とかでちょっと見直しをかけよ うかという動きが出てきております。その中で、今後見直す上で、この間、民生委員、児 童委員の方ともPTAと話をする機会があったんですけども、やはり今後、地域の方々の 力を借りていかなければ子どもたちの安全あるいは防犯のためのパトロールというのは、 南小学校だけに限らず各校区で機能していくのが難しいんじゃないかと思っております。 それで、そういった面から、今後、各自治会とか老人クラブ、民生委員、児童委員の方々 と協力して話を進めていきたいなとも思っているんですけども、その一環として、人員的 なこともさることながら、防犯グッズといいますか、いろんなポスターとか青パトとか、 そういったものを導入していって、まち全体、地域全体で子どもたち、あるいはまちの防 犯、安全対策に取り組んでいるんだということをアピールするということがすごく抑止力 -1- といいますか、不審者やドライバーにとって注意を喚起することになるんじゃないかなと 思っております。 そのために、そういったグッズやポスターを作ったりいろいろしたいなと思っているん ですけども、PTAで余剰金がありますので、ある程度、出すことも必要かとは思ってお りますが、その点に関して、市として何らかの助成措置というのを講じていただけないか なと思っております。 それとともに、各地域でやっておられると思うんですけども、各地域で、小学校、中学 校と地域が一体となってどういうふうなパトロールをしたり安全対策をされているか、そ ういう情報をとりまとめて、一度、御提示いただけたらなと思っておりますので、どうぞ よろしくお願いいたします。 回答 まず1点目の、大瀬中学校、南中学校、校区の問題でございますけれども、この噂は私 も聞いたことがございます。校区につきましては、保護者の皆さん、いろいろと御心配さ れたりいろいろ悩んでいただいている部分があろうかと思います。現在のところは、南小、 南中も含めまして、校区の変更ということは考えてございません。申しますのは、平成1 6年の時点で、保護者の皆さんから子どもたちの通学の安全ということを懸念するという 声が高まりまして、そのとき、平成16年に学校通学区域制度検討委員会ということで、 小学校、中学校の校区についていろいろ御検討いただきました。その検討の中では、やっ ぱり小学校の子どもさんの通学距離も含めまして、安全を確保するという観点から、現在、 小学校について隣接校選択制という制度を設けております。通常は、住んでおられる地域 で、どこの小学校へ就学していただくかというのが決まるわけですけれども、隣接する学 校で、その施設の空き状況も含めまして、親御さんも含めましての御希望で隣接する学校 へ就学いただくという制度でございます。この制度につきましては、その時点では、あく までも通学の安全ということが趣旨でございましたので、中学校についてはこの対象にし ない。といいますのは、やはり中学校になりますと、結構、幅広く動くことができますの で、そういう場合に子どもたちが偏ってしまったり、あるいは、逆に遠いところを希望さ れることによって通学の安全が阻害されるというような懸念もございまして、小学校につ いて、隣接と選択ということで違う学校へ行けるという制度を設けまして、これは平成1 8年度から実施しておりまして、平成22年度では8小学校で25名のお子さんが本来の -2- 地域の属する学校以外の学校、いわゆる隣接する学校へ就学いただいております。その後、 平成20年ですけれども、18年から実施している小学校の隣接校選択制度がうまく機能 しているかということと、それから、中学校についてどうするかということを再度検討い ただくために、再度、検討委員会を設けまして御検討いただきました。その中で、やはり 小学校については適正に本来の初期の目的どおりに運用されているということで、この制 度については継続をしていくと。ただ、中学校への導入につきましては、クラブの問題も いろいろ話の中では出ておりましたけれども、やはり当初からの通学区域を変えるという ことについては、子どもの安全を第一に考えるということも含めまして、従来どおり小学 校では実施する、中学校ではこの制度は実施しないという結論をいただきまして、現在そ のようになっておるところでございます。 ただ、中学校の場合は、小学校のときの子どもの交友関係も含めまして、あるいは兄弟 の通学区域ということも含めまして、個々に応じて御相談なり御要望も聞かせていただい て、十分な配慮を図っていくということで運用しているところでございます。 それで、もう1点のクラブでございますけれども、今おっしゃっているように、大瀬中 は吹奏楽部がございません。また、南中は、学校の敷地の関係も含めまして、サッカーの クラブはございません。これは各中学校、市内8校ありますけれども、すべてのクラブが 各校にあるというわけでなしに、やはり施設の大きさとか、あるいは子どもたちの希望も 含めまして、あるいは指導者の問題がございます。指導する先生方が確保できるかという こともございまして、現在、おっしゃるように大瀬中には吹奏楽部がないし、南中にはサ ッカー部がない。これは、学校の中で施設の状況とか、あるいは指導員の確保ということ も含めまして、設置については学校で決定いただいているという部分がございますので、 あくまでも教育課程外の活動ということでございますので、やはり学校につきましては修 学ということをまず第一にお考えいただくのが一番かなと思いますので、その辺につきま しては、南校区だけでなしに、他の校区でも、うちの学校にこのクラブがないやないかと いうような御希望をいただくわけですけれども、それは幅広く、いろんな対応をしていた だいて御理解いただいているというのが現状でございます。 2点目の防犯パトロールの件でございますけれども、これにつきましては、生駒の場合 は随分と、もう30年弱になりますけれども、御承知かと思いますけれども、地域ぐるみ 健全育成事業ということで、中学校区ごとに本部を設けましてそういう活動を行っていた だいております。これはPTA、自治会、あるいは警察の関係、民生・児童委員さん、い -3- ろんな団体の方にご加入いただきまして、地域で子どもたちを守っていく、あるいは学校 を支援いただくということで活動いただいている部分でございます。おっしゃっていただ いた見守り活動なんかは、特に校区によって違いは若干ありますけれども、自治会の方が 毎朝、登下校時に立哨いただいたり、あるいは子どもたちと一緒に通学いただいたり、学 校によっては、御家庭の犬を散歩するときに、子どもが通学する時間に合わせて「わんわ んパトロール」という札をつけて散歩していただいたりして、子どもたちの見守り活動、 安全確保に御協力いただいているというところでございます。当然、これは地域ぐるみの 事業の中に含めまして対応していくということで、どこまで御希望にかなうか分かりませ んけども、例えばジャンパーを作ったり、あるいは帽子を配付したり、年によって違うわ けなんですが、その辺は会員さんのお声も聞きながらいろんなそういう物品を、立ってい ただくときの安全ということも含めまして、ジャンパーを配付したり帽子を配付したりと いうことも、若干ですけれどもやっておるところでございます。 それから、そういう活動の情報交換ということでいきますと、十分でないかも分かりま せんけれども、広報いこまで御紹介をしたこともございますし、あるいは、地域ぐるみの 健全育成事業では、毎年6月に総会をしまして、2月に研究大会、発表会を催しておりま す。これは、各校からいろんな関係の方に御出席いただきまして、それぞれの校区でこう いうことをしているという報告書みたいなのも発行させていただきますし、その中で実践 活動の報告をしていただいたりということもしておりますので 、その辺をもって情報交換 をさせていただく。また、各学校がそれぞれ事務局を持ったりしておりますので、どこの 学校がどういう活動をしているというようなことも十分承知しておりますので、まず、学 校からの情報も含めて御活用いただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 -4-
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