NO. 園だより 2015.1.26 麻生明星幼稚園 http://www.asabu-mj.com 「目を上げて、わたしは山々を仰ぐ。わたしの助けは どこから来るのか。わたしの助けは来る、天地を造 られた主のもとから」 (詩編121章1節~2節) ○乳幼児の指さし確認と親の愛 新年、あけましておめでとうございます。年末年始、みなさんはどのように過ご されたでしょう。元旦は実家に帰って、祖父母と共に我が子の成長を喜んだという 方も少なくないかと思います。私事ですが、僕自身も東京の実家で年を越しました。 実は高い熱が出て年始から救急病院のお世話になり、せっかくの帰省もにかかわら ず寝てばかりで、実家の父母にお世話になった正月でした。けれども90歳を越え る祖父にひ孫の姿を見せることができたことが救いでした。 我が子は目の中に入れても痛くないと思っていますが、祖父母に関しては子育て の大変さから解放されている分、その喜びも格別なものがあるのでしょう。すでに 子育てを終えた大先輩からはベテランの余裕が感じられました。何事も、心に余裕 をもって行うことは大切なことです。子育ては命がけですが、だからこそ、たまの 休憩・リフレッシュは重要です。「自分のリフレッシュのために預かり保育を利用 するのは気が引けるわ・・・」という方が多いかと思いますが、我が子と素敵な時間 をもつための充電期間が必要なときもあります。どうぞ、麻生明星幼稚園の預かり 保育を有効にお使いいただけたら幸いです。 さて、今日は子育てについて一つ興味深い情報を得ましたので、ご紹介したいと 思います。それは子どもの「指さし」の重要性についてです。子どもは1歳頃にな ると、部屋の中の物を指さすようになると言われます。それで、子どもは指さしを するときに、必ず親の目を見て、親が自分の指さした方向を見てくれているかを確 認するのだそうです。それで、子どもが指を指したものについて親が「あれはお皿 だね」とか「おはしだよ」とか、反応を見せることで子どもは親からの愛情を感じ、 また言葉を覚えていくものなのだそうです。けれども最近はその親子のコミュニケ ーションが失われ、子どもの言葉の獲得や身体の成長が遅れているという指摘があ ります。それは子どもが3歳でも5歳でも同じことなのでしょう。是非、心に余裕 をもって、しっかりと子どもの育ちをこの目で見たいものですね。 2015年も私たちの心に平安をくださる神さまの祝福に満ちた ものとなりますように祈ります。麻生明星幼稚園 園長 久保哲哉
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