SANAAのM 1班−赤木豪佑、赤坂惟史、有井淳生、市川翔 調布駅北口交番 ただ親しまれそうな、 明るい交番をつくるわけには いかないという気持ちがありました。 妹島氏は、交番をつくるにあたって中と外が一 致していることに対して疑問をいだいていた。 調布駅北口交番は 一日10万人の人が嫌でも見る建物。 「交番というのは不思議なもので、使わない人 でも何か関係を持ってしまいそうなぐらい、都 市に投げ出されている感じがします。」 RC放し補修+フッ素樹脂塗装 平滑鏡面仕上げ ステンレス鏡面パネル 工場ではつくりだせないムラ 対比を生み出すステンレス鏡面パネル 結果、異なる程度で周りの風景を 断片的に映し出す。 だが、実際のところ塗装のムラのように見える。 また、鏡面パネルに至っては安っぽい。 ディオール表参道 それで、外から上の階まで内部が見えてしまう ようなものがいいんじゃないかと。 インテリア・デザインと外装は別のチームが担当す るという条件だった。 SANAAは、ファッションブランドの店舗において、 インテリアと外装が断絶されるという典型とは別の 道を模索した。 「自分たちが内部のデザインをできないからこそ、 それを隠すよりは、逆に影響を受けてしまうような 外観をつくろうとしたんです。」 + ガラス ドレープ状ア クリルスクリーン 内部はフィルターを通して半透明に見える。 だが、内装の棚が壁となって外壁の裏に現れ、 皮肉にも避けようとしていたインテリアと外 装の断絶の典型例となってしまった。 hhstyle.com 土地が借地で、10年間の建築なんです。 強化ガラス + フロートガラス 合わせガラスの上 セラミック印刷フィルム (ラインの太さを下から上へと徐々に変え グラデーションをつくっている) 秀逸です。 金沢21世紀美術館 今回の美術館というのは、そういう意味での 透明性を目指していった結果の、当然の帰結 なのかなあと思います。 半透明を排除して、曲面ガラスと全周透明ガラスと いうことを最優先した 他のビルディングタイプと違い、美術館においては 建築はあくまでも「地」であると考えた 「金沢では、とにかく透明度を保ちたかった。 そして、平面の組み立てが、そのまま単純に たち現れるようにしたかったのです。」 高透過曲面併せガラス FL19mm + FL19mm
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