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平成 25 年度山形県高齢者保健福祉推進委員会
議事概要
日時:平成 26 年 2 月 17 日(月)13:30~15:40
場所:山形県庁 10 階 1002 会議室
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開会
あいさつ
健康福祉部長:本日はお忙しい中、また、週末に大雪が降りまして大変足元の悪い中、
ご出席いただき誠にありがとうございます。
皆様方におかれましては、日ごろより、本県の医療・保健・福祉行政の推進につ
いて格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。また、このたびは、本委員会委
員への就任を快くご承諾いただきありがとうございました。
皆さまご承知のとおり、社会保障制度に関しましては、国において非常に大きな
見直しが進められております。
昨年8月に社会保障制度改革国民会議の報告書が提出され、少子高齢化の進展を
受けて、社会保障制度を持続可能なものとするための改革案の提言がなされました。
これを受けて、昨年12月には、改革の実施時期等を定めるいわゆるプログラム法
「持続可能な社会保障制度の確立を図るための改革の推進に関する法律」が可決・
成立しております。また、今国会においても、地域包括ケアシステムの構築等に向
けた新たな法案が審議されるものと承知しております。ただ、具体的な中身が、ま
だまだ我々にも見えてきておりませんし、また、先日、国民保険法の改正について
県から意見を聞くという会議に私も出席さていただきましたが、まだ国の方でも、
いかにして安定的で持続可能な社会保障制度を確立していくのか確定していない
ようでありまして、それをどう運用して行くのかという手順だけが先にできてしま
ったという状況だと思います。これからどんどん制度は変わっていくと思いますが、
県としてもできるだけ情報収集に努めてまいりたいと思います。ただ、それよりも
まず、皆様や、市町村といった保険者の方々のご理解やご協力をいただきながら、
いかに高齢になっても安心して住み続けることができる社会を構築して行くか、ま
た、そういった社会作りを進めて行きたいと考えております。皆様方には従前から
常々、ご尽力いただいておりますが、引き続きご協力を賜りたいと思っております。
なお、後ほど担当からご説明申しあげますが、来年度は、現在の「やまがた長寿
安心プラン」の次期の計画を策定する年度にあたります。その節には、本委員会に
おいて、プランの内容についてご検討をいただくとともに、ご意見をいただきたい
と存じますのでよろしくお願い申し上げます。
本日は、現行プランの進捗状況等についてご報告申し上げるとともに、皆様から、
それぞれの立場からの忌憚のないご意見をお伺いし、今後の施策に生かして参りた
いと存じます。ぜひ、活発なご意見を頂戴したいと考えておりますので、よろしく
お願いいたします。
3 協議
(1)会長及び副会長の選出について
《会長に青山永策委員、副会長に有海躬行委員がそれぞれ選出》
青山永策会長(山形県社会福祉協議会):ただいま、会長という大役をおおせつかりま
した、青山と申します。改めましてよろしくお願いいたします。不慣れではござい
ますが、委員会の円滑な運営に努めて参りたいと思います。そして、皆様には活発
なご議論をお願い申し上げます。よろしくお願いします。
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それでは、次第に従いまして、早速協議に入らせていただきたいと思います。
「次
第3 協議(2)やまがた長寿安心プランの実施状況について」事務局より説明を
お願いいたします。
(2)やまがた長寿安心プランの実施状況について
健康長寿推進課長(以下「課長」):やまがた長寿安心プランの実施状況につきまして、
私の方からご説明させていただきたいと思います。
(資料 1-1、資料 1-2 により説明)
○基本方針Ⅰ(「元気高齢者」について)
・ 1(2)老人クラブ活動の促進について、目標は老人クラブの会員数を増やす
形で設定しているが、現状は減少し続けている。今後はさらに県老人クラブ連合
会と関係を密にして会員数の維持・増加に向けた施策を展開して参りたい。
・ 1(4)地域見守り活動に関する民間事業者等との協定締結について、協定を
締結した企業名、締結年月を記載。これらの企業からの協力は地域包括ケアシス
テム構築の大きな力になるものと期待している。
○基本方針Ⅱ(「介護予防」について)
・ 2(1)健康づくりの環境整備について、「効果的な受動喫煙防止対策に関す
る検討会の開催」と記載しているが、昨日、知事へこの検討会での報告書が提出
された。内容は「県民がそろって受動喫煙防止に取り組むための社会的枠組みと
して、条例の制定が必要だという意見が多かった」というもの。知事の判断は示
されていないものの、今後、受動喫煙防止の社会的枠組みの制定に向けて検討作
業を行うことになると考えている。
・ 2(2)高齢者の歯科保健の充実について、資料には記載されていないが、県
歯科医師会をはじめとした関係団体の尽力、県議からの発言により「やまがた歯
と口腔の健康づくり推進条例」が昨年 10 月に公布・施行されている。今後の歯
科保健対策の大きな後押しになると期待している。
・ 3(1)ロコモ予防キャンペーンを通じた介護予防の普及啓発について、ロコ
モ予防啓発のためのテレビCMを 10、11 月の 2 ヶ月間放映。また、インターネ
ットやDVD、パンフレット等を活用しての普及、啓発に取り組んできた。
○基本方針Ⅲ(「要介護」について)
・ 4(1)地域包括ケアシステムの構築及び推進については、長寿安心プラン策
定後の情勢変化に対応した企画内容に修正中。
地域包括ケアシステムの構築を目指した「やまがた長寿安心プラン」策定の1
年後に、「健康長寿山形」の実現を目指して健康寿命を延ばすための取組みを推
進することが定められた「健康やまがた安心プラン」が作定されている。この2
つのプランを一体化して効率的に推進して行くために「健康長寿安心やまがた推
進本部」が設置された。これは、県、市町村、関係団体が、「健康長寿で安心し
て住み続けることができる社会」の実現に向けて相互に連携・協働して活動を展
開し、県民運動につなげる母体として立ち上げ、全県的な地域包括ケアシステム
の構築推進体制の整備を図ったもの。ここでは、医療・介護予防・住まい・生活
支援サービスの切れ目のない提供体制の構築という、いわば「狭義の地域包括ケ
アシステム」に、雪対策・就労支援・健康寿命の延伸といった要素を加味した「広
義の地域包括ケアシステム(=山形方式の地域包括ケアシステム)」の構築を目
指す。【資料 1-2】15 ページに「市町村における地域ケア会議の開催推進」とい
うことが記載されているが、「やまがた長寿安心プラン」では地域ケア会議を市
町村の医療・介護等連携チームと位置づけている。この地域ケア会議開催市町村
数が評価指標となっており、目標数 35 に対して5市町村という状況。この数値
は、ほとんどの市町村で、医療・介護等の連携に関する何らかの会議は行ってい
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るが、介護保険法の改正に伴い、地域ケア会議の開催が義務化された際に求めら
れる基準に合致しているか否かを厳しく見た場合、基準を満たしているのが5市
町村ということ。今後、地域ケア会議開催の支援として、広域支援員、及び専門
職の派遣をする仕組みを用意しているので、ぜひ利用していただき、地域ケア会
議の開催につなげていただきたい。
・ 4(3)介護保健サービスの充実の施設サービスの充実について、ほぼ見込ど
おりの施設整備が行われている。
・ 5(6)認知症地域支援推進員の配置支援について、平成 26 年度より県独自
の「認知症施策協力員」を県庁の長寿安心支援室に配置し、市町村の取組みの誘
発・促進するための支援等を行っていく予定。
・ 6(1)在宅医療の提供体制の整備推進について、「山形県在宅医療推進協議
会」での議論を踏まえ、20 団体参加のモデル事業を展開しているところ。
・ 7の高齢者虐待防止対策の推進について、平成 26 年度から個別の対応困難事
例の解決のため、弁護士、社会福祉士、司法書士などの専門家による相談支援体
制を構築して行く予定。
・ 9のサービス付き高齢者向け住宅の計画的な整備ついては、平成 25 年 12 月現
在、県内登録件数は 39 件、893 戸。
○ 【資料 1-1】中に記載はないが、高齢者等を対象とした見守り、配食などのサー
ビスを検討している団体は各市町村へご相談いただきたい。平成 26 年度より「高
齢者等安心生活構築推進事業」という新規事業を立ち上げる予定。これが立ち上が
れば、市町村の方から何らかの支援ができるものと考えている。
※【資料 1-3】【資料 1-4】については説明割愛
青山会長:ありがとうございました。ただ今、大変膨大なプランの中から、問題点のあ
るものを中心にご説明をいただいたわけですが、まずは皆様からご質問があれば承
りたいと思いますがいかがでしょうか。(質問等なし)
それではご意見を頂戴したいと存じます。今日は、高齢者福祉の各分野の代表の
方々におこしいただいているものと思います。ぜひ県に向かって物申したいと思わ
れる方などご意見をいただきたいと思いますがいかがでしょうか。
佐藤宏委員(山形県民生委員児童委員協議会):民生委員の立場から申し上げますと、
老人クラブの減少は、私の暮らす地区でも大きな問題となっております。
3、4年前から「いきいきサロン」というものを各地区で立ち上げました。これ
は、自ら企画立案を行う形をとっているため、問題なく個々の考え方や、やりたい
遊びなどを活動へ反映することができます。そのため、「いきいきサロン」の活動
は役員が自由に設定でき、魅力的なものが多く、老人クラブの会員の皆様がそっく
りそのまま「いきいきサロン」の活動の方へ流動してしまっているということもあ
ります。老人クラブの活動は、各クラブの役員の方々は上部組織の意向に縛られた
り、会議が多かったりして、組織に組み込まれているからこその煩わしさがある。
そのため、老人クラブのような団体はあっても、市の老人クラブ連合会に加入しな
かったり、脱退したりして、総数が減少しているというのが、私が地区の中で感じ
た感想です。
青山会長:ありがとうございました。何か事務局の方からありますか。
課長:県としても、今おっしゃられたことが一番の問題点だと考えており、県老人クラ
ブ連合会の白石会長とも何度も意見交換等をしている状況です。私たちは「老人ク
ラブ活動の代わりとして、いきいきサロンを立ち上げて対応する」と考えているわ
けではなく、双方を上手く両立できるような形ができないかというようなことも含
めて、さらに話し合いをして、よい方向へ向かっていければと考えておりますので、
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よろしくお願いしたいと思います。
青山会長:では、白石委員いかがですか。
白石敏委員(山形県老人クラブ連合会):確かに今、佐藤委員がおっしゃられたような
ことはあるのですが、現在、会員数、クラブ数が減っているという現象は全国的な
ものです。
その理由を全国規模で調査したのですが、老人クラブに入会したくない理由とい
うのはだいたい同じようなものであり、その理由の一つとして、まず、「会長など
の役員を任されるのが嫌だ」というものがあります。それから、世代の違い。これ
はよく「戦後生まれ」と「戦前生まれ」と言われるのですが、60~75 歳の方とそ
れ以上の方では、やはり考え方が違ってくる。クラブの幹部になっている人という
のはだいたい 75 以上の方になるので、その下の世代とウマが合わなくなってくる
といことも非常に大きな問題です。私も驚いたのですが、連合会の会長になって、
全国の会長会議に出席したのですが、会長になっているような方はだいたい 87~
88 歳くらいで、91 歳という方もいらっしゃる。私は、いま 78 であり、最も若いの
で、この中では若造扱いでした。このような雰囲気を打破して行かなければならな
いなと思っております。
それで、会員数、クラブ数の減少はいつから起きているのかと言いますと、平成
12 年から全国的に減少しております。そこで、私が会長に就任したときに、山形
県における減少の原因について詳しく調べ、得られた結果が先ほどのようなことで
す。また、さらに大きな問題もあり、私もぞっとしたのですが、64~65 歳の方が
老人クラブに入った際、周囲の人から「老人クラブに入ったってことはもう老人に
なったのか」といわれたそうです。そういわれたことで一気にやめる人がでてきた
そうです。私個人としては 60 過ぎたらもう老人だろうと思うのですが、そういう
ちょっとした考え方の違いが、会員数の減少を引き起こしている。
それから、減少幅の大きいのは都会の方、中央の方がどんどん減っており、地方
の方は減少数が少ないという現状があります。地方では、非常に仲間意識が強いの
ですが、山形市や酒田市などの「~市」と付く場所では、全国的に見ても大きく減
少しております。
こういった様々な問題で悩んでいるときに、いきいきサロンができた。しかし、
ここで大きな問題となるのは、いきいきサロンだろうが老人クラブだろうが、外に
出ない方はどんなことがあっても出ないということ。また、昔は、年をとれば、老
人クラブしかなかったのですが、今は多くのサークルがあります。私の出身地区に
ついてサークル数を調べてみたのですが、ダンスやグラウンドゴルフなど、46 の
サークルがございました。他の地区についても調査を行ったところ、やはり同じよ
うに多くのサークルがあるということでした。老人クラブに入るより、他のサーク
ルに入った方が、歌も歌えるし、ダンスも踊れる。しかし、80 歳くらいになり、
歌うことや踊ることが厳しくなってくると老人クラブに入ってくるという現象も
起きております。
ただ、これらの現状や問題はなんとか打破して行きたいと思っております。この
前、別の会議で老人クラブの会員は交通事故に遭う確立が低いのではと発言した際、
実際に統計を取ってみろといわれ調べてみたところ、本当に低いという結果が得ら
れました。
また、これは、具体的に統計を取るのはなかなか難しいのですが、老人クラブに
入った方は非常に元気だという実感があります。今後は、こういった点を裏付ける
ための調査を行い、こういった老人クラブに入る利点をアピールしながら、老人ク
ラブへの入会を促進して行きたいと考えているところでございます。そのため、も
う少しお時間をください。なんとか復活させていきたいと私は考えております。
青山会長:ありがとうございました。ただいま、老人クラブの現状について、大変詳細
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にご説明いただきました。事務局には、ぜひこれからの事業展開に十分に参考にし
ていただきたいと思います。それでは武田委員どうぞ。
武田正委員代理(山形市)
:山形市の現状を言いますと、老人クラブ会員は平成 17、18
年頃には一万人ほどだった会員数が 5,500 人とほぼ半減している状況にあります。
高齢者が高齢者を支えるようなまちづくりにしていかなければならないと言われ
ており、老人クラブやシルバー人材センターの方々の力が大切になってくると思っ
ています。老人クラブにも変わってもらわないといけないとも思っていますが、財
政的にも支援していただければと考えています。
それからもう一つ、認知症の方を支えるまちづくりプランの中で、オレンジプラ
ンの中でも軽度の認知症の方を早く医療機関に受診させなければならないという
ようなことがいわれているのですが、タッチパネルやスクリーニングテストなどが
あるようなのですが、この点に関して県としてはどのようにお考えかお聞かせ願い
たいと思います。
長寿安心支援室長(以下「室長」)
:今お話のありました認知症の方への対応については、
お手元の資料で 45 ページに記載されておりますが、いまお話がありましたとおり、
早期に認知症の診断を受けて立ち直る、あるいは適切な介護を受けることが重要で
あるということで、県内に認知症疾患医療センターを3箇所設置しております。ま
た、今後の取組みといたしましては、今回の国の介護保険の見直しにおいても、い
ま白鷹町さんで国庫補助による認知症初期集中支援チームという取組みがござい
ます。厚生労働省としては、これを全国に展開させていきたいという考えでいるよ
うです。私どもといたしましてもこういった取組みを各市町村で実施していけるよ
うに後押ししていき、その中で早期に集中的に支援をしながら必要な体制というも
のを個別のケースごとに行っていくことが重要かなと考えているところでござい
ます。
青山会長:では、認知症関係ということで、遠藤委員に発言いただきたいと思います。
遠藤里美委員(山形県認知症疾患医療センター):いまお話されたことに関連するので
すけども、今回、認知症のかかりつけ医研修を修了された医師をホームページで公
表されたということで、これに関しては、平成 17 年度からいろいろな場でぜひ公
表していただきたいということを申し上げてきていたこともあり、住民の皆様から
も「どういう先生が認知症に詳しい人か分からない。教えてほしい」という質問を
多くいただいていた中で、こういった情報が公表されたことは、非常にかかりつけ
の先生につながりやすくなりますし、認知症の症状が見つかることはかかりつけ医
の方から見つかることが非常に多いものですから、公開されてよかったなと思って
いるところです。そこで聞きたいのが、どういう経過で公開されるにいたったかを
お聞きしたいと思います。なかなか公開までにいたらなかったものですから。
また、公表されて、その次が大切だと思います。かかりつけの先生に早期に発見
していただく、もしくは介護支援専門員につなげて福祉につながるようにするとい
った一連のシステムを構築することが必要だと思います。このために必要な手立て
を事務局としては考えておられるのでしょうか。実は、ホームページに認知症のか
かりつけ医研修を受講された方の名前が載っているということを住民の方にお伝
えしたのですが、住民の方は、掲載されているページにたどり着くことができなか
ったということがありました。掲載されている情報が膨大で、一般の方が欲しい情
報にたどり着くのは無理なのだろうと思いました。そのため、ホームページで公開
するだけでなく、その情報をどのようにして周知させるのか。また、地医包括支援
センターなどで働く方々にもお伝えするなどの手立てを考えないといけないと感
じているところです。
また、公開された名簿を見ても、やはり研修を修了されたかかりつけの先生がま
だまだ少ないと感じています。そこで、開業医の方の何%の方が受講されているの
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かといったデータを知りたいなと思います。なかなか忙しいかかりつけ医の先生方
が 250 分の研修を受けるというのは、とても大変なことだとは思っております。そ
のため、何か受講することでのメリットがあればいいなと。例えば、広島県のよう
に認知症認定医、オレンジドクターのような、「この先生は認知症のことを相談で
きますよ」という県のお墨付きなり何なりで、他の医師と差別化するというような
メリットがなければ、業務を休んでまで、250 分の認知症の研修を受けに行くとい
うのはなかなか難しいのかなという気もしています。そのあたりの工夫が必要だろ
うなと。
非常に認知症センターに対しての照会は多く、福祉分野の内容まで勉強の時間に
入っているものですから、その点について患者さんやその家族への指導などもしっ
かり行き届いている先生も多くて、受講することで質が上がるなと実感しているだ
けに、受講者をもっともっと増やしていただきたいなと思っております。
青山会長:事務局どうですか。
室長:貴重なご意見ありがとうございました。37 ページでご紹介いたしましたとおり、
かかりつけ医、認知症サポート医、についてですが、認知症サポート医であれば、
県内に 16 名の研修を終了された方がおられました。しかし、これらの方々をご紹
介しておらず、また、公開してほしいというご意見を頂戴してもおりましたので、
県といたしましても県医師会とご相談させていただき、ご本人の同意が得られた方
について公開するという対応を取らせていただきました。県民の方が掲載されてい
るページにたどり着けないということは担当と相談して、見つけやすいように工夫
したいと思います。
相談体制についてですが、今回の介護保険法の見直しを含む一連の流れでも、認
知症の問題を非常に大きなものとして取り上げられております。その中で、各市町
村に、まさにその認知症における様々な問題をコーディネートする認知症支援員と
いうものをおくという仕組みが現在もあるのですが、山形県内で認知症支援員を設
置している市町村というのが 7 市町村という状況でございます。県の方でも、これ
に対する対応は来年度から早速進めるということになっておりますけれども、各市
町村の方で、認知症の支援員をきちんと設置していただいて、医療と介護の連携を
進めて行くということが重要かなと考えております。また、県として、認知症サポ
ートの担当職員を配置しまして、そういった取組みを広めていこうと思っておりま
す。例えば、早期発見のために、市町村で物忘れ相談などを実施するというような
市町村の対応を後押しするような施策を行っていこうと思っております。
また、認知症の研修を受講する上でのメリットについては、今回の資料集の改訂
の中では、地域包括加算というようなものが出てきまして、在宅医療についていろ
いろな仕組みが講じられるということを聞いているところでございます。そういっ
たところで認知症についても新たな仕組みが講じられることになるとは思うので
すが、その点については、こちらとしても注視して行きたいところでございます。
また、認知症サポート医の養成についても、これまで、県医師会さんと相談して
3名の方に修了していただいておりますが、来年度からは5名に増やしていきたい
と思っております。
青山会長:遠藤委員よろしいですか。はい、大島委員。
大島扶美委員(山形県老人保健施設協会):私は、認知症の専門医である神経内科医で
ございます。ただ、「神経内科」であることだけを示していても認知症の方が受診
に来ないのですね。精神科及び神経内科というのは専ら、認知症も専門とする職業
でございまして、250 分の研修を受講された方よりもはるかに膨大な勉強をしてき
ております。しかし、神経内科を名乗っていても認知症を診られるドクターとして
認識されておらず、実際、紹介されてきません。私のところでも、回りまわって、
最後に紹介されてくるという患者さんがとても多いです。そういう方については喜
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んで診断させていただいているという現状でございます。ですから、
「神経内科医、
精神科医、あるいは脳外科医も場合によっては認知症を診てくれるドクターなの
だ」ということをしっかり啓蒙していただければと思います。神経内科医、精神科
医は専ら認知症の専門医なのだということを認識していただきたいと思います。私
も 250 分の講義に出たのですが、私からすれば極めて内容が不十分です。それだけ
で足りるものでは全くない。サポート医としての認可を受けるために受講したもの
でございます。そういうこともありますので、神経内科医、精神科医あるいは脳外
科の一部の医師は認知症を診られるドクターなのだという啓蒙をしていただきた
い。
もう一つ訴えておきたいことがございます。
「年のせいで」
「年相応の物忘れ」な
どといった言葉は禁句だと思っております。「年相応の認知症」などありません。
認知症の原因の一つであるアミロイドベータたんぱくというものは 45 歳ぐらいか
ら脳にたまり始めてくるのです。日常生活で起こりうる生活習慣病といえるような
形で認知症は始まってきます。早い方は 40 歳ぐらいから認知症を引き起こすアミ
ロイドベータたんぱくという、溶けない毒性のあるたんぱく質はたまってきてしま
うのです。それが一定以上たまってしまえば、みんな症状として出てきてしまうの
が現実です。それをいかにためないようにするか。食生活とか生活習慣、あるいは
今いろいろな薬が開発・研究されております。早期治療、対策というものが今とて
も求められております。アルツハイマー病以外にもレビー小体型、それから、脳血
管性認知症、前頭側頭型認知症が広く知られるようになってきましたが、脳血管性
認知症以外はみんな毒性のあるたんぱく質が自分の脳にたまってしまうことによ
って起こってしまう病気です。それに対しても、「年相応だから」ということでほ
っとかれてしまう。「年相応の認知症はない」と認識していただきたい。認知症に
ならない人は 100 歳になっても認知症にならないのです。おかしいなと思ったら
「年相応」ではなく、診断を受けていただきたい。脳血流状態を把握したり脳波を
図ったり、脳萎縮を確認するという検査等が行われておりますが、ほとんどの場合
海馬あるいは側頭葉に萎縮が発生しております。今は、根本から治療するというも
のはありませんが、ある程度状態をよくするというお薬はあります。そのようなお
薬を使いながら、一番大事なのは部屋に閉じ込めさせないようにすることなのです。
いかに外に出かけさせるか、人との交流を行わせるか。人と一緒にいると切磋琢磨
していろいろな活動が行える。そういった意味では、老人クラブの役割も非常に大
きいと思います。老人クラブだけではなく、いきいきサロンだって何だっていいの
です。形は何でもいいから、家に閉じこもらせないこと。日本人の幸福感の中で「年
をとったら隠居して奥座敷に構えて左団扇で暮らすこと」というのがありますが、
これが一番困ったものだと思います。これは、認知症と寝たきりを作るパターンで
す。これはやめていただくという啓蒙が大事です。どういう形でもいいので、家に
閉じこもらせず、役割を作っていただく。これが日本を救う方法だと思っておりま
す。みんなで協力して家から外に出すことが治療の第一歩であると思ってください。
そして「年相応の物忘れ」などなく、そうなったらもう認知症は始まっているのだ
という認識を持つことが必要です。軽度認知症を含めれば、もう 800 万人も出てお
ります。隠れている患者も含めればもっと多いと思います。これは物忘れ、意欲の
低下が年相応とされてきたからです。治療の機会をなくしてきました。認知症で一
番困るのは物忘れでなく、意欲がなくなること、外に出たくなくなること、人の指
示がないと動けなくなることです。「家から出てこない」このこと事態が認知症の
始まりなのだと認識していただきたいと思っております。それが日本を、山形を救
う道だと思っております。よろしくお願いいたします。
青山会長:どうもありがとうございました。大変参考になるご意見だったと思います。
では、どうぞ佐藤委員。
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佐藤ひとみ委員(認知症の人と家族の会山形県支部):認知症の人と家族の会の佐藤と
申します。大島委員からも認知症について大変たくさんお話いただきました。認知
症の家族の会には今、若年の方も相談に見えておりますが、いろいろな医師の方を
回ってもグレーですということできちんと診断が付かず、3年も4年もかかってや
っときちんと診断されたというケースがあったりします。
また、若年性認知症の方は行き場がなく、まだやれることもあるのに仕事をやめ
なければならないということもあります。その方が今まで行っていた業務ができな
くても、若い方の場合は残っている機能が多くあるので、その方の能力に合わせた
作業をできるように、職場の理解が深まるようにしていただきたいと思います。若
年の方からは本当に行き場がなくて、本人やその介護者の方から毎日の生活を不安
に思っているという声をお聞きします。
また、今、本当に認知症の方が増えております。誰しもがなりうる病気として、
本人の方や、周囲の方が「あれ?」と思ったときに、プライドを気にしないで「み
んななるものだ」という思いを持ってもらい、安心して「今、こういう状態だ」と
いう声を出せるような「誰しもがなりうる病気である」という住民意識を啓蒙して
いただきたい。「あれ?」と思ったときが大事であることを周知していただき、そ
のことを隠さないで早期治療につなげていただければと思います。
現在、地域包括支援センターなどで、二次予防事業ということで介護予防教室な
ども行われておりますが、その中には「あれ?」という方が結構いらっしゃって、
事業を実施していく中で、認知症は誰でもなりうる病気であり、あなただけではな
いということを伝えることで、事業の中から認知症の医師への受診へつなげるとい
うことも考えられると思うので、そういった早期受診の啓蒙を行っていただきたい
と思います。
青山会長:ありがとうございます。事務局の方から何かございますか。
室長:本当に貴重なご意見ありがとうございました。今回、このいろいろな取組みの中
で「認知症ケアパス」という考え方がございまして、こういったことにも取り組ん
でいく必要があるのかなと考えているところでございます。大島委員からもありま
したとおり、地域における医療機関の中で、どこだと認知症について受け入れてい
ただけるのかということがなかなか整理できていない現状があるかと思います。そ
ういったとものを早く整理して、先ほどお話ありました、長井市さんなどで行われ
ている認知症カフェなどの市町村単位の取組みにつなげるという一連の流れを整
理していく必要があるのかなと思ったところでございます。
また、若年性認知症の方への支援というのも、認知症疾患医療センターで行われ
ている若年性認知症者の集いに担当の者が参加をさせていただいておりますが、な
かなかそういった場でも、集まる人数は少ないということを聞いているところでご
ざいます。そういった部分も大きな課題であると考えておりまして、来年度、先ほ
ど申し上げた認知症に対する施策の中で、若年性認知症の方に対する支援なども、
どのような形で進められるか考えて行けたらと思います。
青山会長:はい、大島委員。
大島委員:若年性認知症の方で、症状の軽い状態であれば職場で対応できると思います
けれども、残念ながら、進行が非常に早いのです。進行すれば職場で対応できるレ
ベルでは決してない。ですから、職業がなくなる可能性があることを踏まえ、生活
支援のあり方をもう少し考えていただければと思います。私のところにおいでにな
る若年性の認知症の方はかなり高度に進行した状態でおいでになられる場合が多
いです。この状態の方を会社の方で面倒見ろというのは無理な話です。また、自宅
で面倒を見るのも大変です。ですから、それに対して行政として経済的な支援に取
り組むことが必要です。例えば早く障がい年金を与える道を開くなどの施策が必要
ですし、それ以外でも、生活が困難であれば、その状況にあった生活支援のような
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対策を考えていくことが重要だと思います。家族が仕事ができるのであれば、本人
には施設に入っていただいて家族が働けるようにしていただくなど、幅広い努力を
早くからしていただければと思います。
若年性認知症の進行度はお年を召された方のそれに比べ極端に早いものです。そ
のため、高齢者の方と同じような対応ではいけませんし、会社の方にのみ頼ってい
いものではないと思っております。そういう意味で、より早くからの行政的なバッ
クアップが必要だと思っております。施設での対応ももちろん必要です。というこ
とで協力し合って対応していただきたいと思います。
青山会長:それでは、他にご質問、ご意見等ある方いらっしゃいますか。
峯田幸悦委員(山形県老人福祉施設協議会)
:老人福祉施設協議会の峯田でございます。
大まかに、受動喫煙の問題に関して少し教えていただきたい。
村山総合支庁さんと連携いたしまして、村山地区の防災に関するネットワーク協
定を組む必要があるだろうということで、会議が行われたのですが、その中で、
「防
災協定というようなネットワークを構築するのも結構だが、それ以前に自分の施設
の防災体制がどうなっているのか調べたことがあるのか」という意見がありました。
私の施設は以前から既に敷地内禁煙ですが、その意見を受けていろいろと調べてみ
ると、福祉施設は意外と煙草の問題が多く、中には利用者が喫煙しているというこ
ともあるようではありますが、こういった問題もあるのだなと。それで、受動喫煙
のキャンペーンをしているそうなのですが、私全く知らなくて。最近介護職員の数
が減っているということで、やむを得ず喫煙者の方も採用しているのですが、介護
従事者の中で喫煙者は非常に多く、特に女性に多いです。これは非常によくないな
と。私自身は非喫煙者ですので、禁煙ということをやりたいのですが、施設長の中
にも喫煙者の方が多いものですから、なかなか言えない部分もあります。しかし、
高齢者施設の場合、火災というものは最も危険であり、注意しなければならないこ
とですよね。こういった職場での火災などの問題、職員の健康増進などいろいろな
ことも含めて、職場ぐるみで、「職場から煙草をなくそう」という取組みをきちん
と位置づけてやっていただきたいと思います。ただ、これは個人的な意見でして、
周囲の施設長の方を見ているとかなりの愛煙家の方もいらっしゃって、なかなか強
く言えません。そういった中で、県の取組みの真剣度を教えていただきたいと思い
ます。
課長:知事が健康やまがた安心プランを作るときに、受動喫煙防止対策のため条例制定
も視野にという施策の方向性を示されたということで、そういう目標が入りました。
それで、今年度、4回の受動喫煙防止対策の検討委員会を開催いたしました。それ
ぞれ煙草販売協議会や飲食業界の方にも入っていただいたうえで、検討会を開催い
たしまして、受動喫煙防止の条例を制定する必要があるのではという意見が多かっ
たということで、とりまとめをして、それをベースに今後検討していくということ
です。
ここで注意していただきたいのが、私どもが目指しているのは、あくまで「受動
喫煙防止」であり、禁煙をしていただくのがベストかもしれませんが、そうではな
くて、「受動喫煙防止」であります。
意図せずに他人が吸った煙草の煙を吸わされるのを防止するということを最大
の目標にしております。それを広めていくためには何が必要なのかということで、
今までのような県のやり方ではいけないというご指摘がございました。もちろん今
まで行ってきたこともやるのですが、さらなる仕組みとして社会的枠組みを設置す
るというものであり、その枠組みのあり方として条例であるとか、ガイドラインで
あるとか、または京都府が行った憲章であるとか、それのいずれかを制定するとい
う形になると思います。社会的枠組みの形が条例という形になるというように確約
はできませんが、山形県は本気だと捉えていただければと思います。いずれにして
-9-
も、どのような形であれ、「社会的枠組みを設置する」ということは煙草販売協議
会の方、飲食業界の方を含めた検討会に参加した方全員一致の結論でございます。
そのため、これについて進めて行くということが県の役割であると思っております。
よろしくお願いします。
大島委員:私の管理する施設の一つにさくらパレスという施設があるのですが、開設し
て間もないころに、実は、ぼやを出したことがあります。これは職員の煙草の不始
末が原因でした。そして、たまたま、私が老人保健福祉施設全国大会出席のため不
在であるときに「先生大変なことになりました。消防車が十数台周りを取り囲んで
いるのです。早く来てください」という連絡を受け、何が起きたのか聞くと、職員
の煙草の不始末でぼやが起きたということで、それは、すぐに消えたのですが、消
えるまで煙が出ているわけですから、自動的に消防車がやってきます。何かあった
らすぐ通報される仕組みになっておりますので。幸い消えたのですが、その後私た
ちはお叱りを受けました。「人の命を預かる職場であるにも関わらず、喫煙を許し
ておくとはけしからん。今後喫煙者は採用しないで下さい。いま喫煙している人に
は全て禁煙させなさい。」という指導を受けました。まさにそのとおりだと思いま
す。
以後、私どもの法人では、喫煙者は一人も採用しておりません。また、すでに採
用されていた職員については全員禁煙させました。ただ、外から入ってくる業者さ
んには、残念ながらまだ、そのあたりが徹底されていないところがあるようでして、
施設内では吸っていないのですが自宅では吸っているという方がいらっしゃる可
能性があります。しかし、新規職員採用の際には非喫煙者であることの確認を徹底
しております。お年寄りの方をお預かりする施設に働く方々、あるいは運営する
方々には禁煙を確約して対応していただきたいと思っております。それ以後、ぼや
騒ぎは一切ありません。よろしくお願いいたします。
青山会長:ありがとうございました。他にご意見、ご質問等ありませんか。はい、横尾
委員。
横尾成美委員(東北文教大学短期大学部):東北文教大学の横尾と申します。私の方か
らは介護福祉に関わる人材確保のところについてお聞きしたいと思います。29 ペ
ージになるかと思いますが、そちらの方で、県社協さん等通じまして、さまざまな
人材確保のための講座や研修などが開催されておるかと思いますけれども、どこか
の県の取組みとして目にしたのですが、高校生にも啓発しているというものがあり
ました。そういった高校生、または小・中学生のころからの啓発についてどう考え
ていらっしゃるのかお聞きしたいというのがまず一点です。
それから、福祉用具についてですが、資料の中にそういった用具の情報を提供す
る必要性とか直接触れる機会の必要性というのもあげてあったと思いますけれど
も、例えば、出張展示とか、日常的に福祉用具についてご相談をする機会を設ける
といったことも視野に入れてもいいのかなと思うのですが、どういった計画がある
のかという点をお聞きしたいと思います。
青山会長:事務局お願いします。
室長:一点目についてでございます。やはり、これからの介護人材を安定的に確保して
いくということは非常に大きな問題だと思っております。資料の 26 ページをご覧
になっていただきまして、安定的な介護人材の確保のためという形で、「介護職員
サポートプログラムの策定」ということで今年度3回の委員会を開催させていただ
いておりまして、年度内に残り一回の開催を予定しておるところでございます。
中・高生への啓蒙についてですが、そのサポートプログラムの中でも、関係団体
にもご協力いただきながら、小さいときから介護の現場に身近に触れていただいて
介護に対する意識を持っていただきたいと思っているところでございます。いただ
いたご意見を参考にさせていただきながら、具体性を持たせていただきたいと思い
-10-
ます。
課長:福祉用具については(資料 48 ページ)、現在も介護学習センターで、常時、介護
用具が見学できるように展示はされております。ただ、自由に使ってみるという体
制にはなっておりません。そのため、これから関係業界の方ともいろいろ相談しな
ければならないのですが、そのようなイベントが各地域で開かれているというよう
な話を聞きますので、そういうようなところから取り入れられるものを取り入れ、
それから、最新機器といったものも展示していただけるような取組みもできないか
というようなことも考えていきたいと思います。県独自で行うというのは難しいの
で、関係業界と連携して行いたいと思っております。
青山会長:よろしいですか。他に。はい、川村委員。
川村良子委員(山形県看護協会):山形県看護協会の川村と申します。実は医療との連
携の部分の在宅医療の充実と強化の部分で、少し外れるかもしれませんが、訪問看
護ステーションの設立が山形県では遅れているという現状があります。特に郡部に
おいては訪問看護ステーションがない町村もあるという状況を考えると、地域包括
支援センターとも連携するということを考慮しても、訪問でのケアを提供すること
に対して、2025 年問題も含めて強化して行かないとなかなか在宅医療は進まない
のではないかと思っております。また、大雪の状況であれば、行くだけで 1,2 時間
かかる地域では、採算性も取れないという問題もあり、なかなか訪問看護を開設す
るということが難しいという問題もあります。そのため、このところでは、市町村
と連携をしていけないものかと思っているところです。
山形県看護協会においても在宅の訪問看護について、e-ラーニングを使って、県
の委託事業も踏まえて、研修会というものを行いました。実は戸沢村の診療所の看
護師さんが継続して受講に来るということもあり、戸沢村では、村として受講を推
奨しているのではないかと推察をしております。そのように市町村で推進していか
ないと出遅れるかなと思っているので、この点について県の考えをお聞かせ願いた
いと思います。
室長:いまご指摘いただきました訪問看護ステーションに関してですが、ご指摘のとお
り非常に大きな課題であると思います。在宅医療と介護の連携というのが今回の介
護保険制度の見直しの中でも大きなテーマになっているわけですけども、当然その
中では、医療の提供、そして具体的にどのように進めていくのかというところでは、
やはり訪問看護というものが非常に重要だと思っております。それで、ご指摘のと
おりなかなか、増えておらず、なかなか医療機関でさえ看護師不足が言われている
中で、訪問看護の方にまで看護師さんに入ってきてもらうというのが難しいという
ものがあります。そういった中で、体制づくりをするには看護師さんの方から入っ
てきてもらうような努力も早めにしておかないとご指摘のとおり手遅れになって
しまうのではないかという意識も持っておるところです。来年度に向けてこちらで
考えているのは、看護師の方に訪問看護の方に目を向けていただけるような施策を
考えているところでございます。
課長:直接訪問看護事業所の立ち上げを行うということではないのですが、24 時間定
期巡回随時訪問の介護・看護事業所が平成 24 年から開設できるようになっておる
わけですけども、県内で2箇所しか立ち上がっていない状況です。そのため、山形
県のような過疎地、豪雪地でも訪問介護はもちろん訪問看護とセットになった形で
のサービス提供を整備できないかということで来年、モデル事業をやってみようか
と思っております。少し遠くまで訪問に行くときに割り増しの利用料をこちらで準
備してどこまで補助すれば成り立つのかという検証もさせていただくということ
で考えておるところでございます。ぜひ、よろしくお願いいたします。
青山会長:よろしいでしょうか。はい、大島委員。
大島委員:その訪問看護に伴って、医療、医者も必要なのです。医者は、看護師よりも
-11-
っと絶対数が足りていないのです。私も往診で作矢沢あたりに行くこともあるので
すが、大雪時には行って帰ってくるだけで半日から一日かかることもあります。訪
問診療でその患者さん一人に一日かけるということは、医者は一日に普通少なくと
も 40~50 人の患者さんを診ていますので、ものすごく贅沢な医療だといえます。
ものすごく贅沢なことを要求しているのだということを認識していただきたいと
思います。
ですから、豪雪地帯である山形においては、そういった場所に住んでいる方々に
対しては、ある程度まとまって住んでいただいて、往診、訪問介護、訪問看護を受
けていただくような、視点を変えた取組みをしたほうがいいのではないのかと思い
ます。開業医として往診もいたしますが、「いま一人のために行ってきた時間で少
なく見積もっても 10 人は見られるのにな」と思います。大勢ドクターのいる都会
と同じようなやり方で、果たしてよいのかという観点での見直しは必要だと思いま
す。
話は変わってしまいますがもう一つ。介護職員だけで見ても、職員数が足りずに
24 時間対応ができないという状況を考慮した形で山形方式を考えていかなければ
いけないと思います。まずは、ホームヘルパー制度が廃止されてしまったこの悲劇。
以前は、シルバー人材センターの方にホームヘルパーの資格を取ってもらい、組織
の中に入っていただく道が開けておりました。それをなくしてしまいました。60
歳以上の方々だってまだ十分働けるのです。そういう方々にホームヘルパーの資格
を取っていただいて施設、あるいは訪問介護事業に参画できるはずだったのですが、
その道を閉ざしてしまった。
それから介護専門の学校に対しても、いままでは入学して一生懸命勉強して卒業
すれば国家資格である介護福祉士の資格が与えられていた。ところが、今度は卒業
しただけでは資格を与えず、試験をパスしなければならないように制度を改正して
しまった。介護人材が足りないと叫ばれている中で、介護士になる道をどんどん狭
めてきていて、何を考えているのかと言わざるを得ません。高校生の身になって考
えてみてください。専門学校に行ったとして、頑張ってやっと卒業したのに国家試
験に落ちてしまった。そうすると就職の道がなくなってしまうのです。フリーター
になるしかないじゃないですか。こんな理不尽なことってありません。今までは介
護専門の学校を卒業すれば国家資格が与えられていた。その道を復活させてほしい
とつくづく思います。国家試験を受けなければ介護福祉士の資格を与えないなどと
いう制度にしてしまったから介護職を目指すひとが減ってきてしまったのです。そ
してまた、ホームヘルパー制度を廃止してしまった。ニチイ学館さんのお話によれ
ば、一昨年であれば 700 人強の受講者を輩出されたそうですが、昨年、新しく初任
者研修制度という新しく名前が変わりましたが、これには 98 人しか輩出できなか
った。介護人材そのものが少なくなるように仕向けられてきているのに、人材が足
りないと言っているというのは、やり方が悪いからじゃないかとしか言いようがな
い。私は常々、在宅ケアを進めたいのであれば、介護人材を増やす、ナースを増や
す、ドクターを増やすべきだといってきたわけですが、とにかく一番大事なのは介
護人材を増やすことです。そのためには、ホームヘルパー制度を復活させること、
介護福祉士の資格については、専門学校卒業と同時に資格を付与する制度を復活さ
せることこの二つが緊急の課題だと思います。これは、行政の方からもこれでは困
るという地域の実態に即した訴えを行ってこの二つを実現することが喫緊の課題
だと思います。
私ももう 70 になりますが、まだ働けるのです。そのような人たちはいっぱいい
ると思います。第一線の職場や子育てから離れた方がどんどん介護の経験ができる
ような道を開いていただきたいと思います。できるはずです。私自身ができていま
すので、できないということはないと思います。この仕事の領域は、やる気さえあ
-12-
ればできるのです。本当に人間の本質に迫る仕事だと思いますので、やりがいがあ
るのです。ですから、とてもやりがいのある仕事なのだということを啓蒙しながら、
窓口を広げる努力をお願いしたいと思います。
課長:1点目の、在宅医療を数少ないドクターで提供するには一箇所に高齢者の方に集
まっていただくことも必要でないかということについてですが、直接の答えにはな
りませんが、住み慣れた地域で高齢者の方に過ごしていただきたいわけですが、例
えば、24 時間対応の訪問介護・看護サービスの提供においてこれから 26 年度にモ
デル事業をやろうとしているその中身として、せめて冬場だけでもサービス付き高
齢者住宅や空き家を改装した住宅に集まってもらって、そこでサービスを受けてい
ただけないであろうかというような検証をさせていただきたい。それが、もしかす
ると在宅サービスの提供体制のひとつの形になるかも知れないということでやら
せていただきたいと思っております。
室長:2点目の、介護職を目指す人材の窓口が狭くなっているのではないかというご指
摘について、まさに、おっしゃられたような現状が現実のものとしてあるというよ
うに認識しています。先ほどご説明いただきましたとおり、初任者研修の受講者が
劇的に数が減っております。これも対応が必要であると思っております。
一方、介護福祉士の資格取得の件についてですが、これは様々な意見がございま
して、今回厚労省の方から施行をもう一年延ばすということが示されたわけですが、
これについて、大島委員がおっしゃられたような意見もある一方で、日本介護福祉
士会では「そんな腹の据わらないことはやめてくれ」というような意見も出ており
ます。せっかく一つの方針として国家資格の制度としてできてきたところに、また
ぶれるようなことをやらないでほしいという意見も出ているため、大変議論のある
ところであると思います。ここにあるのは介護福祉士という職種の国家資格として
の位置づけをしっかりすることで、介護職へ参入する意欲というものを醸成すると
いう考え方であるというように理解しているところでございます。
いずれにしましても、介護業界に入ってくる方々が非常に減ってきているという
現実に対する危機感を関係する方々と同じく、私たち行政も持っていますので、そ
こについて様々な取組みを一緒に進めていって対応していく必要があると考えて
いるところでございます。新年度の予算でも介護職員サポートプログラムを具体化
する様々な取組みを展開していくつもりですので、重ねて関係各団体の方々にもご
協力をいただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
青山会長:ありがとうございました。他に何か。はい、大江委員。
大江祥子委員(山形県地域包括・在宅介護支援センター協議会):私からは介護予防の
ことについて申し上げたいのですけれども、ずいぶん前から介護予防事業が行われ
てきている中で、以前、山形県では「しゃんしゃん体操」の普及啓発ということで
非常に力を入れてきたかと思うのですけれども、その普及啓発事業が終わり、「ロ
コモ予防キャンペーン」の方にシフトしてきたと。「ロコモ予防キャンペーン」を
通じた介護予防の普及啓発について支援をされたりとか、パンフレットを作成され
たり、DVDを作られたりということで積極的な推進を図られているという姿勢は
見えるのですけれども、この中のインストラクター養成研修受講者について、年間
どのくらいの方が受講されていて、受講された方について今後どのように活用され
ていくのかをお聞きしたいと思います。といいますのは、地域包括支援センターの
職員が保健師を中心として、この研修を受講させていただいておりまして、なかな
か、地域包括支援センターも業務の幅が広く、なおかつ人材が少ない中で業務を行
っております。そういった状況の中で協力させていただいているという状況です。
市町村の保健師さんも研修を受講されているとお聞きしておりますが、受講された
方の人数と職種の内訳をクリアに示していただけたらと思います。今後の方針など
も含めてよろしくお願いいたします。
-13-
室長:資料 11 ページをご覧いただきたいと思います。今、ご発言の中にありましたと
おり、今年度、ロコモティブシンドローム予防のキャンペーンということで様々な
媒体を活用しながら啓発活動を進めてまいりました。お話にありました、インスト
ラクターの養成ですが、今年度は 58 名養成いたしました。職種別については、申
し訳ありませんが手持ちの資料がございませんが、こちらの狙いとして、全市町村
に最低一人配置しようということがありましたが、結果として全市町村では養成で
きなかったということになってしまいました。そこで、来年度以降も 60 名という
枠で引き続き養成していこうと考えております。トータルでは、県内にある公民館
エリアごとに一人ロコモインストラクターがいるような数を想定しながら、安定的
に養成していきたいと考えております。
その後の展開といたしましては、各市町の様々な介護予防の様々な取組みの中に
こういった考えも取り入れていただきながら進めていただくことが重要なのかな
と考えております。そのために、市町村の介護予防担当者を対象に研修会や情報交
換会なども開催しておりますので、こういった取組みで引き続き普及を図って行き
たいと考えております。現在、県のロコモのホームページの方で、例えば、インス
トラクターの方が市町村で研修を行ったときに「このような内容で行った」という
ことを情報提供できるページを作ったりしているのですが、なかなか、広がりを見
せていないという現状がありますので、ご指摘いただいた意見を参考に今後取り組
んでいきたいと思います。
大江委員:この点は、資料1-1にある「高齢者が地域社会を支える一員としての役割
を担い、社会活動・地域の絆づくりに参加できる環境整備を推進する」ということ
にも大きく関わってくることだと思っております。やはり、5年後 10 年後を見据
えますと、40 代から、いかに健康づくりの普及啓発を行っていくのかということ
が非常に大切な時代なのかなと思っております。地域包括支援センターの職員もそ
れは十分に理解しておりますし、協力しようとも思いますが、やはり、業務の幅が
広く、マンパワーの限られている中では、十分な協力ができないと考えております。
認知症の施策においても、介護と医療との連携の場面でも協力すべきところはある
かと思います。従って、この介護予防に関しては、市町村で普及啓発に取り組んで
いける県全体としての仕組みづくりを進めていただければと感じているところで
す。社会の中で高齢者が活躍する場はたくさんあると思います。例えば、子育て支
援の場合など、元気な高齢者が子育てサロンを支援したりですとか、高齢者のデイ
サービスの送迎の部分で働いていただいたりですとか、様々な福祉環境を底辺で支
えるところで、元気な高齢者の方々が活躍していただけるような環境づくりを進め
ていかなければならないということを常々思っているところです。そのため、先を
見据えた場合、今やっておかないと手遅れになるのではないかという現場としての
危機感もありますので、市町村が積極的に進めていけるような県の協力をぜひ検討
していただければと思います。よろしくお願いいたします。
川村委員:市町村の取組み支援ということは当然必要かなと思うのですが、山形県看護
協会の中の、保健師とか看護師とか、助産師とかなどの資格を持っている方、それ
と広域事業を積極的に取り組んでいかなければならないということを考えると、イ
ンストラクターの養成が 60 名かそこらでは少ないのではないかと私は思います。
実は、私たちのところでも、いろいろな研修を行っているのですが、結局、講師の
先生を呼ばなければならない。そこで、自分たちで指導者を養成していけば、もっ
ともっと広げていけるのにという部分があったので、市町村だけでなく広報してい
くということと 60 名だけでなく、もっと多くのインストラクターの養成をしてい
ただければ、予防の効果が高まっていくのかなと思います。
室長:本当に貴重なご意見ありがとうございました。こちらでもなぜ 60 人しか養成で
きないのだという話をしたのですが、教えられる人の数が少ないために、これ以上
-14-
の数はちょっとという意見がございました。ですが、インストラクターは重要な役
割を担っていくものだと思っておりますので、ご意見を踏まえながら養成に取り組
んで行きたいと思います。
また、今回、ロコモ予防キャンペーンで、CMなども流したのですが、その際の
コンセプトは、
「40 代、50 代からの予防が大切だ」ということで行っておりました。
いわゆる 60 代からの介護予防だけでなく、若いうちから必要になるものだという
ことを伝えていくという視点が重要だと認識しております。ただ、どうしても、そ
ういった支援というものは一過性になりがちなところがございますので、そういう
点には十分留意して進めていきたいと思います。
青山会長:だいぶ時間も押しておりますので、これだけは言いたいという方、いらっし
ゃいますか。
大島委員:「長寿安心プラン」というのがこの会議のメインテーマだと思うのですが、
長寿の先には何があるのか。それは 100%、「死」です。そして、なぜ、この地域
包括ケアシステムという考え方が出てきたかと申しますと、いまの日本はお亡くな
りになる方の 8 割が病院で亡くなる。昔は 8 割が自宅で亡くなっていたのです。と
ころがいまは、逆転してしまった。この「病院で 8 割の方が亡くなる」という状況
がとてつもなく莫大なお金を使わざるを得ない現状を生んでいる。私は、国は、か
つてと同じように、病院で亡くなる方を 2 割ぐらいに減らしたいということを狙っ
て、このような考え方を提示したという可能性が高いと思っております。そこで、
どういう形でお亡くなりになるのが理想の形なのかを調べてみました。
現在では、遠くの親戚まで全て説得すれば、在宅で看取ることができますが、多
くの場合、滅多に顔を出さない遠くの親戚の方が入ってくると、こんなにまで悪く
して「早く救急車を呼んで、病院に連れて行ってくれ」ということになります。そ
うするとどうなるか。例えば山辺町では救急システムを持っていませんから、山形
市へ一度救急車を呼ぶだけで5万円支払います。そして、病院に運ばれますと、今
度は「救急加算」というものがつきます。一日 8 千円。だいたい一度入れば 7 日間
ぐらいは費やすでしょうから 56,000 円。一度救急車を呼ぶという行為だけで 10 万
6 千円かかるのです。また、病院にいけば、いろいろと検査をしたり、管をつけま
す。モニターをつけたり、点滴したりといろいろとお金を使います。病院というの
は、これ以上治療しても限界があるという状態、あるいは、全ての臓器が機能不全
であり、治療しても効果が期待できない状況であっても、一分一秒でも命を長引か
せることが業務とされている場所です。そのために、膨大な金額のお金がつぎ込ま
れます。人と、お金と、物とそういったものをたくさんつぎ込まれて亡くなられて
いく方が8割です。ここを考え直さないといけないと思います。
医療保険も介護保険もあって、日本がこれほど便利になって、世界中で最も豊か
で便利で幸せな国だと思います。そこに私たちは胡坐をかいてきてしまったという
ことに対して反省しなければならないと思います。そのためにも「自分の終わり方
は自分で決めましょう」ということを啓蒙していく必要があるように思います。私
たちの法人では、老健もやり、特養もやり、ケアハウスもグループホームなどいろ
いろな施設を開設してきました。また、往診も訪問看護もいろいろやってきて、た
くさんのご高齢の方をお預かりしております。こうした経験から、私としては、エ
ンディングノートなりで「自分の終わり方は自分で決める」という意思表示をして
いく必要があると思います。
「単なる延命治療は望みません」という一言があれば、
余分なことをしなくても済むのです。それを決められるのは本人だけです。ですか
ら、「自分の終わり方は自分で決めましょう」という時代が来たのだと思っていた
だきたい。世界一の長寿国であり、私の施設でお亡くなりになる方の平均寿命はだ
いたい 90 歳ぐらいです。それでも、ご家族の方は「救急車を呼んで病院に送って
くれ」といいます。そういう時代ではないのだということを啓発していただきたい
-15-
と思います。
私、ミニマムコストはどこにあるのかを計算してみましたが、実は老健だったの
です。老人保健施設は介護費用の中に医療費も丸め込まれています。そのため、一
番安く、そして、やさしさはたっぷりある。医者も看護師もPT、OT、ST、介
護職、歯科衛生士、いろいろいて、最期を看取ってあげられます。病院へ行くとこ
の 3、4 倍はかかります。また、在宅介護について繰り返し述べられていますが、
在宅支援総合診療所という、在宅往診を主にやっていくということで登録されてい
るドクターが一週間に一度ずつ、あるいは、訪問看護は一週間に 3 回ほど、場合に
よっては終末期は毎日になると思いますが、それを計算すると老健よりはるかに高
価になるのです。在宅で、往診、訪問看護をたくさん行えば安くなるかと言われれ
ばそうではないのです。それが分かったので、私の往診では一番低い点数で、行う
ことにしております。そうでないと、いかに介護費、医療費を削減するかという政
府の方針に逆らうことになるからです。ですから「余分な延命治療は望みません」
という本人にしか決められないその一言を、エンディングノートなり誰かに伝わる
形で残すということの啓蒙活動が、今行われるべき大切な仕事だと思っております。
こういうことが、いまの安心プランの中には一言も書いておりません。そういうこ
とで、皆様にこのことをご理解いただければ思います。
課長:はい、大変難しい問題でございまして、現在この問題を考えるのに一番ふさわし
いのはどこか考えますと「在宅医療推進協議会」で、検討してもらうのがいいのか
なと思います。
とはいえ、医療と介護の連携というものを介護保険制度やこの「長寿安心プラン」
の議論では避けて通れない問題だと考えております。これは、ぜひ次期計画の改訂
の際の議論の中で協議をしていくということで考えております。
青山会長:それでは他になければ、この辺で(2)については終わりにさせていただい
て、次に(3)「やまがた長寿安心プランの一部変更について」説明をお願いしま
す。
(3)やまがた長寿安心プランの一部変更について
課長:「やまがた長寿安心プランの一部変更について」ご説明させていただきます。
(資料2により説明)
青山会長:今、ご説明ありましたことについて、何か質問等ある方、いらっしゃいます
か。
峯田委員:養護老人ホームの定員を 100 から減らして、特定施設入居者介護の介護保険
該当分を 50 名増やすということですか。
課長:養護老人ホームの定員数 100 はそのままで、特定施設入居者介護の定員数を 50
で重複して指定するということです。
峯田委員:あともう一つ。養護老人ホームに関してですが、例えば途中で養護老人ホー
ムから特定施設に切り替えたいといった場合、これを今決めると、あと3年間はで
きないということですか。
課長:県が特定施設を指定する場合は、先ほどの資料2、p.127 に記載されている数字
が上限になります。そのため、山形市で 100 名定員の養護老人ホームを 50 名定員
の2つ、あるいは 100 名定員の1つの特定施設に切り替えたい場合であっても、も
う枠がありません。そのため、現計画の終期である 26 年度までは切り替えられな
いことになります。次のプラン策定時に定員の増加の提案をしていただくというこ
とになります。
今回の案件は、緊急の必要があってのプラス変更であります。本来は、来年度の
計画策定時に各市町村から必要数を積み上げていただいて、そこから決定されると
-16-
いうことになります。
(4)基準条例(地域主権改革一括法に伴う居宅介護支援に係る基準条例)の設定につい
て
課長:それでは資料3をご覧いただきたいと思います。
(資料3により説明)
青山会長:ただ今の件について、何かご質問等ございますでしょうか。ないようでした
ら、次の(5)その他へ移らせていただきたいと思います。
(5)その他
課長:今年度はこの一回を持ちましてこの会議というものはございません。しかし、来
年度が、長寿安心プランの改定年となりますので、通例どおりですと、3回ほど委
員会を開催させていただいて、この長寿安心プランの新たな改定プランを作成して
いただくことになるかと思います。来年は一度ではなく、少なくとも3回お付き合
いいただくことになるかと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
青山会長:時期的には、いつ頃ということは決まっていますか。
課長:スタートはなるべく早くしたいと思っておりますが、例年ですと、だいたい6月
か7月に1回、10 月に計画の中間発表、1月か2月に最終的に決定するという流
れです。その間にパブリック・コメントの実施という作業が入ってきます。
青山会長:そういったことですので、委員の皆様にはよろしくお願いいたします。
それでは、今回の委員会の協議は以上で終了とさせていただきます。事務局にお
かれましては、今回、委員から出た意見を十分に斟酌していただくということをお
願いしたいと思います。以上です。
4
その他
5
閉会
-17-