「闇の中を歩む民は、大いなる光を見 死の陰の地に住む者の上に、光が輝いた。」 イザヤ書9章 1 節 暗闇に輝くクリスマスの光 アドヴェント第二週に入り二本目のロウソクに火が灯りました。クリスマスが 12 月 25 日に祝われた最初の記録は、紀元 336 年のローマのカレンダーの中に 見ることができます。しかし、聖書には、イエス様のお誕生が何月であったかは記 されていません。11 月説、12 月説、3 月説など聖書学者の間では様々な学説が あるようです。しかし、聖書に記されていないと言う事は、イエス様が何月何日に 生まれたかは重要なことではなかったという事です。 12 月 25 日にクリスマスが祝われるようになったのは、イエス様が 12 月 25 日にお生まれになったからという理由よりも、夜が最も長くなる冬至の時期に行わ れていたローマの火祭りの日に合わせて、火祭りの異教の神である太陽神を信じる 人々に対して、主イエス・キリストこそが義の太陽なる真の救い主であることを伝 えるためであったと言われています。すなわち、イエス・キリストが、わたしたち を闇から解放し、キリストの真の光へと導きくために地上に来られたことを伝える ためです。今日の日本はまるで冬至を迎えた北半球の季節のように暗く、主なる神 様以外のものに救いを求め、霊的な闇が人の心に満ちています。しかし、この暗闇 は真の光であるイエス・キリストによって、キリストの十字架の愛の熱意によって 必ず取り除かれます。キリストを信頼し、キリストの光を求めて歩む者は、希望の 光の中に、永遠の命と喜びに満たされて歩み続けるのです。主イエスは、十字架に かかり、わたしたちのいっさいの罪を背負い、十字架の血潮の贖いによって、わた したちを赦し、すべての闇に勝利されたのです。 暗闇から光へと導く、一条の光、主イエス・キリストがわたしたちの内に来てく ださる、本当のクリスマスを、ご一緒に迎えてまいりましょう。 牧師 堀野浩嗣
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