特定医療法人葦の会 会長 田頭政佐 召天のお知らせ 理事長 ✝ 当法人創設者 田頭政佐 田頭真一 会長は八月九日午前七時十一分 九十三歳をもって、主イエス・キリストの御許に召されました。 生前お世話になりました多くの方々に厚く感謝申し上げ、謹んで お知らせいたします。なお、故人の遺志により告別式はとりおこなわず、 家族と近親者による暫しのお別れをおぼえる式を執り行い、天の御国での再会を待ち望む時 をもって相済ませました。 故人は 1965 年にイエス・キリストを救い主として信じ、バプテスマ(洗礼)を受け、十 字架による罪の赦しをいただきました。それ以来、地上での働きをすべて主の栄光のために ささげる決意をもって歩んでまいりました。 故人の生涯の切なる祈りは、人々が主イエス・キリストを救い主として信じ、罪を赦され、 永遠のいのちを受け取ることでした。「神は、すべての人が救われて、真理を知るようにな るのを望んでおられます。」(第一テモテ二章四節)「主イエスを信じなさい。そうすれば、 あなたもあなたの家族も救われます。 」(使徒の働き十六章三十一節) さらに切なる贖いの完成である再臨の希望をもってこの地上の働きを担ってきました。 洗礼を受けた翌年、1966 年、精神科医療について、「やがて何日の日にか、すべての覆い が取り去られる日が来ます。その時精神障害という名の覆いも取り去られることを信じま す。その日にこそ、私達が真に喜び合える為に、私達の現在を耐えぬかねばらならいので はないでしょうか。その日を望み見て私達は今、私達の誠実をつくし合いたいものだと思 うのであります。」との信仰告白をしております。また、沖縄で最初のホスピスを開設した ことを次のように振り返っていました。 「真の神様に対して自分の罪を認め(告白して)神 様に赦してもらい、神様を信じること。これは、究極的には、魂の救いである。永遠の世界 の問題である。治療もそこに向かっていけばいいのです。死を目前にした人たちの死の問題 の解決にはキリスト教しかない。ホスピスはキリスト教を標榜する病院にとっての使命だと 考えたからです。」 そして、最近、自らのこの地上でのなすべきことはすべて成し遂げたとの思いを告白して おりました。次の御言葉のとおりです。 「私は今や注ぎの供え物となります。私が世を去る時はすでに来ました。私は勇敢に戦い、 走るべき道のりを走り終え、信仰を守り通しました。今からは、義の栄冠が私のために用意 されているだけです。かの日には、正しい審判者である主が、それを私に授けてくださるの です。私だけでなく、主の現われを慕っている者には、だれにでも授けてくださるのです」 (聖書 第二テモテ四章六節―八節) 主イエス・キリストの恵みと憐みをおぼえて、感謝を申し上げ、ここにお知らせいたします。
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