情報の発信における問題点 12月17日 水曜1時間目 ケース1 掲載の許可を得た画像を修正してWebページに掲載した 著作者人格権の侵害となる。 著作物は、それを作った人の全人格を表したものととらえられ、著 作物がどのように利用されるかは、単に、経済上の問題にとどま らず、著作者の人格的な問題にもかかわってくるので、著作権法 では「著作者人格権」として次の3つの権利を定めている。 公表権 著作物を公表するかしないか、公表するとすればどのように公表 するかを決めることができる権利。 氏名表示権 著作物に氏名を表示するかしないか、表示する場合に本名を表示 するかペンネームを表示するかを決めることができる権利。 同一性保持権 著作物の改変、変更、切除などを認めない権利。 著作者人格権について(同一性保持権) この著作者人格権についてよく見られるのが 替え歌です。この著作者人格権を持っている のは著作者のみであるため替え歌を行ってよ いかどうかは著作者本人に聞いてみる必要が あるようです。この場合著作者の気分を損ね、 訴えられた場合は逃げようがありません。 ケース2 購入したCDを利用してWebページにBGMが流れるようにした ♪ ♪ ♪ 音楽CD 複製権の侵害・公衆送信権の侵害・演奏権の侵害となる。 音楽CDをパソコンに取り入れ、著作者の許諾 を得ないで、Webページに流れるようにするこ とはたとえ自分で購入したCDでも複製権、公 衆送信権の侵害となる 。 複製権の中で、複製が認められているのは、 個人で楽しむ等の私的使用のためだけで録 画・録音する場合は、複製権の侵害にはなら ない。 ケース3 友達と写っている写真を友達に無断でWebページに掲載した。 肖像権の侵害となる。 プライバシー権の一部。許可なしに撮影、利 用されることのない権利。著作権法にはない が裁判の判例で認められている。 では新聞などに掲載される写真に関しては どうか。これは当該肖像権よりも公に報道する ことのほうが優越的利益が高いためであって 肖像権がないわけではない。当然範囲を逸脱 した使用や名誉毀損、侮辱などの行為は違法 になる。 ケース4 ネット上にあったきれいな写真を自分のホームページに飾った 僕のホームページ 著作権の侵害。 知的財産権の一種。これは著作物を利用して 利益を受ける権利のことをいう。この権利は定 義が曖昧。例えば原稿を書いた人は出版社に 原稿を出しても著作権は所持したままである が、美術の作品などに関しては一度誰かの手 に渡ると著作権も転移し、また美術館などの 展示のための複製などに関しては複製権の 侵害にはならない。 実際先生がホームページを作ってみました。 安易に個人情報を公開するこ とによって、様々な危険に身を さらすことになる しかし情報を全く提 供しない場合は、匿 名性が高まり、情報 の信頼性が損なわ れることにつながる ことに注意しましょう 著作権の侵害! ホームページを作ってみよう! 上記のような注意点に気をつけて自分でホー ムページを作ってみよう。
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