カトリック瀬戸教会広報

教区年間テーマ「二人または三人がわたしの名によって集まるところには、私もその中にいるのである。
」
カトリック瀬戸教会広報
2015 年8月号
発行 毎月第一日曜日
〒483-0983 瀬戸市苗場町 66
カトリック瀬戸教会
(0561)82-7340
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「堅信の秘跡」を思い起こそう②
主任司祭:E
チャン・ヴァン・ビン
本格的な暑さを迎え、皆様お変わりなく
お過ごしのことだと思っておりますが、い
イエス・キリストの使命とイエス・キリス
トに充満する聖霊の働きとにいっそう深く
かがでしょうか。
7 月の「『堅信の秘跡』を思い起こそう①」
を続け、今月に『カトリック教会のカテキ
ズム』の「堅信のしるしと儀式」の部分を
一緒に読みながら「堅信の秘跡」を思い起
こしていきたいと思います。
預かり、その生活全体がキリストの良い香
りを放つようになります。
堅信の秘跡を受ける信者(受堅者)は、
塗油によって聖霊の「証印」
(霊印)を受け
ます。証印は本人の象徴、その権威のしる
し、ある物に対する所有権のしるしです。
キリストご自身も、神である御父からの
証印を受けておられました。そして、今度、
キリストが堅信の秘跡を受ける私たちに、
ご自分の証印を押してくださるのです。こ
の証印は、キリストへの全面所属、永遠に
その奉仕者になったことを示していますが、
また、世の終わりの試練の時に、神が守っ
て下さるという約束のしるしでもあるので
す。
堅信のしるし
堅信式に用いられる「しるし」で大切に
されているものは、
「塗油」と「霊印」です。
「塗油」は、聖書を含めて古い時代から
多くの象徴的な意味を持つものとされてき
ました。油は豊かさ、喜びのしるしである
と同時に、清め(入浴前後の塗油)、柔軟さ
(闘技者や格闘者の塗油)、打ち身や傷の痛
みを和らげる治療のしるしでもあり、美と
健康と力とを増進させるものです。
塗油は、いろいろな秘跡で用いられます
が、このような意味を持つ油が塗られるこ
とが表わしていることは、秘跡においても
同様のしるしを示しています。
洗礼前の求道者への塗油—--清めと強化
病者の塗油の秘跡—--治療と力の回復
堅信の秘跡—--聖別のしるし
叙階の秘跡₋₋₋聖別のしるし
堅信の秘跡で塗油を受けたキリスト者は、
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堅信式
堅信式の儀式に先立って、「聖香油の聖
別」が行われますが、これは、毎年、聖木
曜日の「聖香油ミサ」で各教区の司教の手
によって行われるものです。
ローマ典礼の場合のように堅信が洗礼と
離して行われる時(名古屋教区の方針で実
践している)には、この儀式は受堅者の洗
礼の約束の更新と信仰宣言とで始められま
教区年間テーマ「二人または三人がわたしの名によって集まるところには、私もその中にいるのである。
」
す。こうして、堅信は洗礼につながるもの
であることが明白にされます。堅信式で、
堅信式を締めくくるのは、
「平和のあいさ
つ」です。司教、司祭、全信者と交わす、
司教は、受堅者全員の上に手をさしのべま
す。この動作は、使徒たちの時代から行わ
れているもので、聖霊が与えられるしるし
です。そして、司教は受堅者に聖霊の恵み
を祈り求めます。 「全能の神、主イエス・
キリストの父よ、あなたは水と聖霊によっ
てこの人々に新しいいのちを与え、罪から
解放してくださいました。今この人々の上
に、助け主である聖霊を送り、知恵と理解、
判断と勇気、神を知る恵み、神を愛し敬う
教会的な交わりを示すものです。その地域
や国によって、この平和のあいさつの方法
は異なっていますが、日本では、司教が受
堅者一人ひとりに、
「主の平和」と肩に手を
置きながらあいさつなさっているようです。
心をお与えください。私たちの主イエス・
キリストによって」。
続いて、秘跡の本質的な部分に入ります。
司教は受堅者に按手し、
「父のたまものであ
る聖霊のしるしを受けなさい」と言いなが
ら、額に聖香油を塗布していきます。
にありますようにお祈り申し上げます。暑
さ厳しき折柄、皆様、お身体を大切になさ
ってください
マラナ・タ(主よ、来てください)。主イ
エス・キリストのお恵みが皆様のお一人お
ひとりと共にありますように。私の愛が、
主イエス・キリストにおいて皆様一同と共
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