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平成22年 1月 25日
杉戸町立広島中学校道徳部
にぎりこぶし
村野 四郎
悲しいときや苦しいとき、
ぼくはいつも
こぶしをかたくにぎりしめる
すると、苦しみや悲しみは
みんな ぼくから逃げてゆく。
勉強で なきたくなったとき、
ぼくはぐっと
こぶしを かたくにぎりしめる
すると、本の字が はっきり見えてくる。
また、北風が ビュービューふいて
ぼくをいじめるとき
ぼくはむねをはり、
ぐっと こぶしをにぎりしめる
すると、風のやつ、
急に道ばたの木へにげ帰り
えだを、ガサガサ くやしそうに
ゆすっているんだ。
出典﹁続子どもといっしょに読みたい詩﹂
小さい頃、転んで膝をすりむいて泣いている私に母が、「痛いのは生きている証拠」と言いながら手
当てをしてくれました。辛いことがあって落ち込んでいるときにも、「辛いのは生きている証拠」と励
ましてくれました。生きていく中で楽しいこと、嬉しいことばかりだったらどんなに楽でしょう。でも、
痛いことや苦しいことがあるから、ほんの些細なことでも嬉しかったり、有難かったりすることを母か
ら教わりました。
こぶしを固く握ってみると腹筋に力がはいって、力がみなぎってくるように感じませんか?
困難なことがらに出会ってしまったときに、どう乗り越えていくのか・・。そこに、その人自身の「人
間力」が現れるのだと思います。
冬季オリンピックが近づいてきました。今回はカナダのバンクーバー
周辺での開催となります。スピードスケートでは中学3年生の高木美帆
さんが代表に選ばれました。スピードスケートと言えば、かつてカルガ
リーオリンピックの代表だった友人がいます。彼は、オリンピックでは
アクシデントに見舞われて良い成績を残すことは出来ませんでしたが、
世界選手権ではメダルを獲ったこともあります。
「オリンピックに出場するなんて、すごい努力があったのでしょう?」と聞いたら、彼は「自分なん
て、まだまだ努力が足りません。自分より努力している人はたくさんいます。」と答えてくれました。
何度となく日本代表として世界で戦ってきた人なのに、とても謙虚な人です。
「辛いこともたくさんあったでしょ?」という私の質問に「練習はとても厳しかったけど、辛いと思っ
たことはありません。自分自身を最大限に生かすことができるのがスケートでしたから・・。」と気負
うことなく答えてくれた彼は、とてもさわやかでした。
同じ経験をしても、辛いと思うか、自分のためと思えるかで大きな違いがあります。どんな経験をし
たとしても無駄になる経験はないと思っています。いろいろな経験を通して「人間力」を高めていきた
いものですね。
2年生の道徳の授業から
~「路上に散った正義感」・・正義を重んじ、不正を憎み、断固許さない社会を・・~
今の時代は大人が子供を注意しない事が当たり前になっている。大人は大人としての権利が弱くな
って注意しづらくて、子供は注意されないと思っていけないことをやっている。学校でも同じ年同士
で注意できなくなっている。だから、自分からちゃんとした正義感のある環境を作っていきたい。
染谷久留美さん
皆が皆、正義感を持って、悪い人を注意する。そうすれば皆の常識が
変わると思う。だから大学生4人はすごい事、正しい事をしたと思う。
鈴木秀明君
「ダメなことはダメ」と言える世の中になってほしいと思いました。
私のクラスでも、ちゃんとやっている人がみじめな思いをしている場面
が多いので、みんなで変えていきたいです。
斎藤彩花さん
3年生の道徳の授業から
~「ある元旦のこと」・・人は互いに助け合って生きていることを・・~
当たり前の事を当たり前と考えるのではなく、裏ではいろいろな人の支えがあるという事を改めて
考えさせられました。僕は人のために自分の役割はやっている事は当然の事なので、人の手伝いまで
やっていきたいと思いました。
白石涼太郎君
いつも見えないたくさんの人に支えられて私は生活をしていることが分かり、感謝の気持ちをもっ
て生活しようと思いました。私も小さい事だけど、掃除をしっかりして気持ちよく生活するために周
りの人たちの支えになりたいです。
真山京子さん
身の回りの事を深く考えて直してみると、今の環境はたくさんの人の支えがあって出来ていると改
めて感じました。もっと感謝しなければいけないと思いました。
浜田拓也君
知らず知らずに自分が見えない支えになっていたり、自分が支えてもらったりして今を過ごしている
んだな、と思いました。改めて考えると、こういう事を支えてもらっていたんだなと思いました。
後上郁実さん
~「監督がくれたメダル」・・集団の一員であることの自覚を深め、役割を・・~
レギュラーでも裏方でも、みんなとても大切な役割を持っている事を知った。Yはベンチ入りが出
来なかったけど、最後にはちゃんと来るようになったし、Yと監督の関係を見て私も自分の役割を果
たすようになっていって、大切じゃない人間はいないと思った。
羽鳥優太君
頑張ってレギュラーになれなくても、頑張った自分の周りにはもっと頑張っている仲間がいるのだ
から、そこで諦めるんじゃなくて他の人を支えていけるという事が大切なのだと思いました。
漆山 楓さん
集団でいるときは「自分が」ではなくて、みんなのために頑張るべきだと思いました。主人公は逃げ
ないですごいと思いました。
林 優彦君