H260725 Sodate 245号 〒947-0031 小千谷市土川1丁目5番53号 小千谷市 青少年育成センター Tel 0258-82-6750 Fax 0258-82-6750 相談専用電話 82-6771 e-mail: [email protected] URL http://www.city.ojiya.niigata.jp/ 第245 号 子どもたち、頑張っています!~1学期の学びを振り返って~ お ぢ や し り つ そうごう し え ん がっこう 小千谷市立総合支援学校(Ojiya Sogo Sien 校 長 Gakkou) 小 川 司 多くの関係の皆様のお力添えにより、今年度4月に開校を迎えました小千谷市立総合支援学校 でございます。この時期、1学期を振り返り、子どもたちの頑張りの姿をご紹介いたします。 小学部Aさんは、毎朝の着替えの時、ストップウオッチを使って、何分掛かるかを計りました。 着替えを終えると、掛かった時間を読み上げて「今日は早くできたかどうか」を確かめました。新 記録を出したり、先生から花マルをもらったりした時は大喜びです。記録表には花マルがたくさ ん付きました。1学期間、毎日繰り返し頑張ってきたことが大き な自信につながりました。 中学部Bさんは、登校時、スクールバスを降りて、玄関まで一 人で歩く姿をたくさん見せました。昨年まで車いすで移動するこ とが多かったのですが、玄関まで歩くことを目標に、毎日、意欲 的にチャレンジしました。調子の良い時は、かかとに体重を掛け て、一歩一歩を力強く踏み出すことができました。玄関の長いス 【 校内実習での真剣な取組 】 ロープも手すりを支えに自分の力で昇りました。 高等部では、6月 16 日から3週間に渡り「校内実習・現場実習」を実施しました。1年生は、 企業受託品を使い「校内実習」に取り組みました。紙と粘着テープを取り扱う手作業のため、丁寧 さと正確さを求められる仕事です。一定時間集中して取り組む姿は真剣そのものです。報告後、 点検を受け、正確に製品を仕上げるためにどこに気を付けるかを考え、修正点を明確にして取り 組みました。一人一人が将来の仕事に対する意識を確実に高めていました。 このように、子どもたちは、自らの目標に向かってやり遂げよ うとする確実な姿を見せてきました。ほかにも、スポーツフェス タの競技種目をはじめ、共同する学習活動にもチャレンジしまし た。友達に教えたり、教えてもらったりして、心を通い合わせる 姿はすばらしいと思います。今学期、子どもたちは、学級、学部、 行事等の様々な活動を通して、「やった!」とか「こうしたら、で きた!」とか「最後まで頑張ってよかった!」と実感し、数多くの 【大玉転がし「いっしょに行くよ!」】 学びを得ることができました。 よ!」 いよいよ、子どもたちの生活は夏休みに入ります。ぜひ、家庭でも、地域でも、自信をもって 取り組める活動を大いに経験して欲しいと願っています。「できる自分を」「みんなとともに活躍 できる自分を」実感できる夏休みにして欲しいと思います。今後とも、子どもたち一人一人の学び を大切にした教育活動を展開して参りますので、一層のご理解とご支援をよろしくお願いいたし ます。 H260725 Sodate 245号 子ども達を取り巻く環境 小千谷警察署生活安全課長 星野 仁 3月末の異動で小千谷警察署に来て、はや4ヶ月が過ぎようとして いますが、小千谷警察署管内では、犯罪の発生は減少傾向にあり、 少年の非行もほとんど無いことを嬉しく思います。 これまで少年非行といえば、万引きや自転車盗など初発型非行が 多く、非行防止活動は、それを防止するための活動でありました。 ところが、携帯電話やスマートフォンの急速な普及により、大人の犯罪でも少年の非行に おいても、それらの機器が使われることが多くなっています。 子ども達のスマホやインターネットでのトラブルを防ぐには、子ども達が情報モラルを 身につけて、いじめや事件事故に巻き込まれないようにする対策が大切だと思います。 スマホは電話やメール機能ばかりではなく、インターネットに接続してゲーム、動画、 音楽を聴くなど便利なものですが、それを使っている人が「歩きながら、あるいは、自転 車の片手運転でスマホの操作している姿」が目に付き、そのマナーが批判されています。 また、スマホの無料通話アプリ「ライン」が多くの人に利用されており、子ども達も下 校時の別れ際に「後でラインして」と言い合っている姿を目にします。しかし、親や先生 方は、子ども達がどんな使い方をしているのか、しっかりと把握できていないのが現実で はないでしょうか。スマホのメールを内緒で見る事も出来ないことから、表面に出ないい じめ等に気を配り、犯罪被害などに巻き込まれない防止対策が求められています。 いじめの内容は ・ 強引に撮影された写真をネットに掲載された。 ・ 顔写真と共に「死ね、消えろ」などと書き込まれた。 ・ 明日学校に来たら殴るという内容のメールを集中して送り付けた。 など脅迫になるものもあり、被害者にとっては深刻に受け止め重大な結果になるおそれ があります。 犯罪被害では ・ サイト利用料金の架空請求詐欺被害 ・ ゲームサイトでなりすましによる相手から騙されてIDやパスワードを教えたことで貴 重なアイテムを盗まれる不正アクセスの被害 ・ コミュニティサイトで、同姓の友達と思って名前や学校を教えたら、なりすました男で その後に性被害にあった。 等の事例があります。これらの実態を知らずに親は簡単にスマホを買い与えて、何の方 策も取っていないということですから、親と子で使用する上でのルールを決める必要があ ると思います。 子ども達にとって、これからの社会で必要不可欠で知識やモラルとコミュニケーション 能力を身に付けることが必要ですから、加害者にも被害者にもならないようにサポートし ていきたいと思っています。 H260725 Sodate 245号 環境浄化パトロールに参加して 小千谷市生涯学習スポーツ課課長補佐 久保田千昭 7月14日(月)午後1時から青少年育成センター所長、青少年相談員等5名で市内の 環境浄化パトロールを実施しました。 市内の商業施設や駅・信濃川旭橋周辺等8か所を巡回しました。 全般的には、大きな問題点もなく各施設とも清潔感を感じましたが、気になる点もいくつ かありました。 ◎ゴミや落書きについて 旭橋の下では、弁当の空箱やペットボトルが投げ捨ててありました。また、スプレ―によ る落書きがありましたし、花火の残骸も落ちていました。たぶん汚い場所にしているのは、 子どもたちではなく大人だと推察します。こういう場所を見て、子どもたちが「汚してよい 場所」と感じてしまうことは、結果として子どもたちを危険にさらす入り口だと考えます。 子どもたちの環境を守るためには、大人のマナ―や自らを律することが大切だと感じました。 ◎ゲーム機やSNSについて 今回の巡回でも、Wi―Fiの接続可能な施設を見ました。施設では、子どもたちに適切な 対応をしていただいておりますが、施設外の周辺でゲーム機を使い遊んでいる子どもがいると お聞きしました。ゲーム機や音楽プレイヤーでもWi―Fiの接続で、掲示板などの書き込み ができるようになります。意外なところに、フィルタリングの網をくぐる危険があることを感 じました。 ◎時代の変化について 十数年前に、タマリ場と言われていた施設にうかがいました。最近は、怪しい子どもの姿 をまったく見ないそうです。また、無人 DVD 販売所にも行きましたが、販売を止めていま した。環境浄化の観点では良いことでした。 しかし、改めて考えるとパソコンやスマホの普及で「群れず、陰で」という方向が強くな ったのではないかと思いました。 以上、今回の巡回で感想を述べさせていただき ました。 年々環境は、改善されてきておりますが、まだ 子どもたちの周りには、危険な事や場所がたくさ んあります。是非、「大人の目」で健やかな子ど もたちの環境づくりにご協力ください。 <小千谷駅前駐輪場 放置自転車> H260725 Sodate 245号 ☆~「愛の一声」活動~☆ ― 6月・7月 ― ◆西部地区 ○二荒神社祭礼は、子どもたちや市民が大勢出ていました。声かけすると、明るい返 事が返ってきました。 ○21時を過ぎると子どもたちは、お祭り会場から帰宅へと向い始めました。しかし、 まだ帰らない小学生の姿が見られ、心配になりました。 ◆東部地区 ○土曜日、午後2時からの巡回でした。小千谷駅からスタートしましたが、夏日のせい か子どもたちはほとんど見かけませんでした。中学生に会いましたが、自転車マナ ー、挨拶が良好でした。 ◆南部地区 ○愛染まつりは、多くの児童・生徒が親子で楽しそうに過ごしていました。気をつけ て帰るように、声かけをしました。 ○塩殿デイリー他巡回しましたが、問題になる場所はありませんでした。 ◆北部地区 ○普段から何気なく通っている道や、人が集まる場所も、目的が違うと変わって見え ます。細やかな場所にも目がいくようになりました。 ◆高校 ○二荒神社祭礼は、出店も多く賑わっていました。 ○歩きスマホは、雑踏では危険・迷惑です。トラブルの原因にもなるので、中・高校 生を10人程注意しました。 ○駐車場(有料)に陣取り、見物や談笑していた小学生数名に、マナー違反を指摘し、 注意しました。 ○服装の乱れ(シャツを出す、スカートが短かい)を注意しました。 ○化粧・ピアスの女子高校生が数人いました。 6月の「愛染まつり」と7月の「二荒神社祭礼」は、天気に恵まれました。ただ残念なのは、スマホ・ ゲーム機を持って遊んでいる子どもが目立ちました。純粋に、お祭りだけを楽しむことが出来ない時 代なのでしょうか。寂しく感じます。 開放的な気分になる夏休み。家族のルールをつくり、怪我や事故のな いように気をつけましょう。 8月22日~24日は「おぢやまつり」です。お囃子の笛や太鼓を練習す る音も聞こえてきます。お祭りを盛り上げる、元気な「おぢやっ子」の 活躍が楽しみです。
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