26-7-17 - 大清水小学校

名古屋市立大清水小学校
第5号
平成 26 年 7 月 17 日
東海地方の梅雨明けはまだの
ようですが、地域でもセミの鳴
き声が聞こえるようになり、連
日夏本番という暑さを感じます。いよいよ夏休みが始まります。最後
まで楽しく元気に過ごすことができますように、健康・安全な生活へ
のご配慮をお願いします。
夏休みには、各学年の水泳指導、各部活動なども予定されています。学年だよりや各部
活からのおたよりで、登下校の時刻などについてよくご確認の上、行き帰りに事故にあう
ことなどがないように、ご家庭でもお声掛けをお願いします。
7月2日、名古屋フィ
ルハ ーモ ニ ー交 響楽 団
の皆さんによる、音楽鑑
賞教室を行いました。学
校の 体育 館 で聴 くフ ル
オーケストラの演奏は、
子ど もた ち を非 日常 の
世界に誘い、音楽のすば
らし さを 存 分に 味わ わ
せてくれるものでした。
子どもたちの感想(日記などから引用しました。一部省略してあります。)
★ 音楽をしている人たちが、一心同体に思えてきました。みんなで楽器を弾くタイミン
グを合わせる。もう完全に重なっていました。指揮者はすごく面白く、大変そうですご
いなと思いました。この経験は絶対に忘れないと思います。(6年)
★ 楽器紹介では、小さい物から大きい物まであって驚きました。ぼくが気に入った楽器
はハープです。とてもきれいな音で、すごくいい気持ちになりました。全部見てると、
物が小さいほど音が高くなって、大きくなるほど音が低くなることが分かりました。
(6
年)
★ 本当にすばらしい演奏で感動しました。オーケストラの演奏を見る機会がないのでと
てもうれしかったです。太陽のように輝かしい演奏をありがとうございました。最高で
した。(4年)
★ 私は曲を聴いた後「すっげー」って大声で言ってしまいました。大声で言うほどすご
かったんですもん。(4年)
★ 私の心と体が温かくなりました。特に、最初に弾いていただいた「剣士の入場」がよ
かったです。(3年)
★
みんなで歌うのが楽しかったです。指揮者の棒の速さで曲の速さが変わるってことに
初めて気付きました。こんど指揮者をやってみたいと思いました。(3年)
★ いろんな音が合わさって、すてきな演奏だったよ。楽しかった。(2年)
6月20日(金)、毎年前
期と後期に1回ずつ、図書委
員会の児童による企画・運営
で行っている「図書館まつり」
を行いました。学校のみんな
にもっと学校図書館を利用し
てほしい。本をたくさん読ん
「四つ葉」の皆さんによる『あらしのよるに』
の読み聞かせ
でほしいという願いを込めて、図書委員の5・6年生がクイズを作ったり、読み聞かせを
したりしました。
また、昨年度の後期図書館まつりに続いて、今回も PTA 絵本読み聞かせ部「四つ葉」の
皆さんが、体育館で絵本の読み聞かせをしてくださいました。お話は『あらしのよるに』
(木村裕一:作 あべ弘士:絵 講談社)でした。子どもたちは、四つ葉の皆さんの熱の
こもった語りに引き込まれながら、お話の世界を堪能しました。このお話を知らなかった
子どもたちは、きっとオオカミのガブとヤギのメイのその後が気になっていることでしょ
う。夏休みに、このお話のシリーズ(全7巻)を読んでみるのもよいですね。
「明日からの学びのために」~通知表をもらったら~
私が小学生の時の先生の言葉で、今でも心に残っている言葉があります。
「テストの後に、出来なかったところをやり直すことがテストでは一番大切なことで
す。」テストの点数が悪かった私はいつもこの言葉に救われていました。その時、その
先生は、「できなかったから、覚える必要があることがしっかり分かるのです。何が分
かって何が分からなかったかが分かる人は、勉強することの意味がしっかり分かり、で
きるようになれる人です。」と付け加えられました。
テストで満点が取れればそれはそれでとてもうれしいことです。けれども、満点以外
の点数では、どうしても満点まであと何点足りなかったかを考えがちです。足りなかっ
た自分の力に落胆して、自信を失うことも多いと思います。先の恩師の言葉からは、満
点に対してどれだけ足りなかったかを考えるより、どこまでできて(取った点数分)、
何が足りなかったかをしっかり理解することの方が、その後の自分にはよい効果が期待
できるということを、教えていただいたと思っています。
また、そのときの点数はあくまでもその時の点数であって、その後の点数を保証する
ものではありません。重要なことは、常に前進できる気持ちと、そのための具体的な方
法を身につけていることです。
夏休みに入ります。子どもたちが持ち帰る通知表には、今現在の学習状況が示されて
います。重要なことは、何が分かっていて(身についていて)何が分からないか(身に
ついていないか)を、そこから導くことです。そして、足りなかったと自覚できたこと
を、できるように努力することです。
明日以後の結果は、明日以後の学び方にかかっています。
充実した夏休みを期待しています。
校長 勝
田
信
司