Title Author(s) Journal URL 2才男児にみた閉塞性心筋疾患の1例 立石, 一馬; 三森, 重和; 高尾, 篤良 東京女子医科大学雑誌, 42(9):721-721, 1972 http://hdl.handle.net/10470/1964 Twinkle:Tokyo Women's Medical University - Information & Knowledge Database. http://ir.twmu.ac.jp/dspace/ 63 概観 は時間に対する連続的な、ものでなぐ特定の点をとらえた いわば点描記によっている。1970年,.JAYSONらは連 (神経精神科) 続描記による方法を慢性関節リウマチ患者に用いて報告 ○中村 泰子・末田田鶴子・田.村 敦子 しているが,著者は日本光電製電気血圧計を用いた膝関 稲川 鶴子・浅野 欣也・寺坂小夜子 節内圧遡航記録装置を用い,変形性膝関節症5例,慢性 田中 朱美・伊藤 みさ・大木 卓朗 下浜 紀子・石川 陽子 関節リウマチL例の計61例9関節,および正常例!例に 私どもは先に外来初診患者についての統計を発表した ついて,関節内圧の変動を検査し,経時的変化を追求し が,今回それに続いて同じく昭和25年から45年までの入 た結果,.次のような所見を得た. 院患者についての統計学的考察を試みた.この間に入院 1)油圧(穿刺時内圧)は臨床的に浸出液貯留を認め たものはすべて陽圧を呈したが,貯留を認めないもので した全愚者中病歴の紛失,.記載不備のもの23例を除いた は陽圧と陰圧は半々であった.排液にした状態において 2595例を取.り上げたが,再入院はその都度/例として数 は,侵.出液貯留を認めないものと似ていた..同二入では えたため延3536例(男1750例,女1786例)となった, これらの症例について入院時年令,性別,新・再入院 左右の膝関節内圧の差をみると,膝関節痛のつよい側に 30。,450,60。屈曲位の圧変動をみたところ,いろんな の別,入院年月日,入院期間,診断,転婦,遺伝》発病 年令,発病月または季節,初発年令,治療薬を調査し, タイプがあって,特にどの角度が最低内圧だとはいえ 電子計算機による集計作業を行なった. 圧が高かった.2)肢位による内圧の変動として/5。, 今回は入院患者数の年次推移,性別比,新・再入院 なかった,3)大腿昌=頭筋収縮と内圧の変動をみると, 圧は一般に下降した.4)生理約食塩水注入による内圧 比,入院率,入院の季節分布,年令分布,診断上分布, 変動をみると,変形性膝関節症の場合には正常例にくら 年令別診断分布,疾患群鶴にみた転帰,疾患群の年次推 べれば,急上昇を始める注入量には多少の差はあるが上 移等,全入院患者についての概観をみるに止め,入院患 昇カーブが急峻であり,吸出時には注入時とは逆に急激 者祥大多数を占める内因性精神疾患についての考察は, に圧が下降する現象がみられた. 次回にゆずることにレた・ 8.2才男児にみた閉塞性心筋疾患の1例 6.脳性麻痺のリハビリテーションと病院の役割 (中央リハビリ)○山形 恵子 (心研小児科) (都立北面整形)藤本輝世子 ○立:石 一馬・三森 重和・高尾 篤良 脳性麻痺児の早期療育は,各科の理解,協力のもとに 閉塞性心筋疾患(OCM)の一部には,遺伝や先天性 その効果を挙げつつあります.専門施設はもちろん,こ の要因が関与している.OCMはまた漸生児や死産児で れら疾患を比較的早期に取扱う一般病院は,早期療育へ も報告され,乳児例の報告も散見する.われわれは最 の導入指導という大切な役目を与えられます. 近,乳児期に発症したと思われる2才男児のOCMに遭 本大学病院は,幸い小児神経を専門とする小児科,脳 遇したので,その臨床所見,レ線,心電図,ベクトル心 神経を専門に扱う脳神経センター,肢体不自由児施設と 電図,心カテーテル.心臓血管造影所見,その診断への 交流のある整形外科を擁するので,他病院より本疾患 手掛りと,本症の幼若年令での発症の意義につき述べ の治療,検査,リハビリを行なう機会にめぐまれていま た,なお本邦では最年少例と思われる. 〔症イ列甘言寸会〕 (2:50∼4:00) す. 私達は46年1年間,本大学病院リハビリで取扱った, 9.食道外疾患による食道狭窄を来した1例 これら患児を中心に,病院の役割を再検討し,更に都内 (司会)遠藤 光夫教授 各所の通園施設の現況をも調査し,合せて報告した. 追加 迫って全文を虚血に掲載する. (中央リハビリテーション部)山形 恵子 10. 最近新宿区に社会福祉法人全国療育センターが開所 胃癌のリンパ節転移 し,本大学榊原先生,福山先生も療育担当を致しており (消化器病センター)榊原宣 まず.今後とも障害児のリハビリテーションに御協力下 さい. 7.神経精神科入院患者推移統計(昭和25∼45年)の 〔綜言覚〕 早期診断,早期治療がかなり普及したとはいえ,われ われの前に治療を希望してくる多くの胃癌患者はすでに ある程度進行したいわゆる進行胃癌である。これら進行 一721一
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