Information Knowledge Database. Title 扁平 - 東京女子医科大学

Title
Author(s)
Journal
URL
扁平上皮乳癌の1例
松本, 紀夫; 梶原, 哲郎; 芳賀, 駿介; 芳賀, 陽子; 清水,
忠夫; 細川, 俊彦; 中島, 久元; 蒔田, 益次郎; 榊原, 宣; 豊田, 智里
東京女子医科大学雑誌, 55(5):476-478, 1985
http://hdl.handle.net/10470/5510
Twinkle:Tokyo Women's Medical University - Information & Knowledge Database.
http://ir.twmu.ac.jp/dspace/
5
6
号
)
(東女医大誌第 5
5巻 第 5
頁 476-478 昭和 6
0年 5月
臨床報告
肩平上皮乳癌の 1例
け介口彦
宣教授〉
山駿同俊
ガ賀抑川
ハ芳れ細
吋郎ォ夫
刊哲げ忠
己保げ水
村梶シ清
川紀初陽
オ夫コ子
本ガ賀
H
門松ハ芳
東京女子医科大学第三病院外科(指導:榊原
サカキパラ
ノプル
中島久元・蒔田益次郎・榊原
宣
ナカジマ
ヒサモト
マキタマスジロウ
東京女子医科大学第一病理学教室
トヨダ
チサト
豊田智里
(受付昭和6
0
年 2月1
6日
〉
性硬,一部波動性のある腫癌が触知された.腫癌
はじめに
乳癌は近年急速に増加し,臨床的,病理学的に
は可動性で,表面は凹凸不整であったが,境界は
多方面から研究がなされているが,その乳癌のな
鮮明であった.腫癌と乳頭,乳輪および皮膚との
かでも扇平上皮乳癌はきわめてまれなものであ
癒着は認められず,発赤,陥凹なども認められな
7
歳女性の右乳房に発生し
る1) 今回われわれは, 3
かった.また肢嵩,鎖骨上嵩リンパ節は触知され
た扇平上皮乳癌を経験したので,その取扱い方,
なかった.
および組織発生なとやについて若干の文献的考察を
入院時検査所見:表 1のごとく,特記すべき所
見はなかった.入院後施行した穿刺吸引細胞診で
加えて報告したい.
約20mlの血性液を採取,細胞診で c
l
a
s
s1
1であっ
症 例
た. 6月 1
6日
, e
x
c
i
s
i
o
n
a
lbiopsyを施行した.
患者:M.Y.3
7
歳,女性,主婦.
摘出標本:腫癌の大きさは 4X6X4cmで腫癌
主訴:右乳房腫癌.
歳時,前置胎盤で子宮全摘術をうけ
既往歴:27
表 l 入院時検査所見
ている他,特記すべきことなし.
家族歴:特記すべきことなし.
血液所見
3
歳,結婚25歳,妊娠 1回.
生活歴:初潮 1
年1
0月,右乳房の腫癌に気付く
現病歴:昭和56
年 1月頃より腫癌の増大傾向
が放置していた. 57
を認め
5月25日当科初診. 6月1
5日入院となっ
た.
現症:体格栄養中等度.胸・腹部に異常所見を
認めない.局所所見で右乳輪下に5X7cm大の弾
RBC 3
9
2
X
1
0
/
m
m
'
1
2
.
8
g
/
d
l
Hb
H
t
33%
WBC
7
3
0
0
/
m
m
'
血小板 2
2
.
8X1
0
/
m
m
'
出血時間
4分
凝固時間
1
0分
電解質
Na
136mEq/1
K
C
l
Ca
4.1mEq/l
98mEq/l
9
.
4
m
E
q
/
d
l
肝機能検査
GOT
GPT
ALP
LDH
LAP
T
.
c
h
19KU
18KU
30KAU
2
9
3IU/l
146GRU
2
2
9
m
g
/
d
l
NorioMATSUMOTO,TetsurouKAJIWARA,ShunsukeHAGA,YokoHAGA,TadaoSHIMIZU,
Toshihiko HOSOKAW A,Hisamoto NAKAJIMA,Masujirou M A区ITA,Noburu SAKAKIBARA
CDepartment o
f Surgery,Tokyo womens Medical C
o
l
l
e
g
eD
a
i
n
iH
o
s
p
i
t
a
l (Dir
e
c
t
o
r
:P
r
o
f
. Noburu
SAKAKIBARA)J ,C
h
i
s
a
t
oTOYODA CDepartmento
fPathologyTokyoWomerrsMedicalC
o
l
l
e
g
e
J:
Ac
a
s
eo
fsquamousc
e
l
lcarcinomao
ft
h
eb
r
e
a
s
t
-476
'
JI
主とした炎症性細胞浸潤のほか,閉塞性腺症や線
維腺症など乳腺症の所見を伴っていた.
診断 :右肩平上皮乳癌
0日定型的乳房切断術施行.廓清リ
手術: 6月2
t
a
g
eは t
2
ンパ節に転移は認められず,組織学的 s
t
a
g
e1であった.
nOmO,s
術後経過-術後補助療法として術後 2週目より
フレオマイシン 90mg
,OK4322
.OKE
/
週,テガ
,PSK3
.O
g連日投与,術後 2年の現
フール 600mg
在再発は認められていない
考 察
乳腺の肩平上皮癌は比較的まれな組織型であ
り,わが国の乳癌取扱い規約によれば,肩平上皮
化生を伴う癌で,癌蜂巣が単に重層を示すだけで
写真対物
なく,角化あるいは細胞間橋のみられるものを扇
XI
O)
9
3
6年,P
a
s
t
e
r
.
平上皮乳癌と定義している 2) 1
nack& Wirth3)が肩平上皮乳癌を報告して以来,
肩平上皮化生を伴なった膿癌,乳腺近傍の上皮よ
り発生した肩平上皮乳癌,転移性のものなどでは
p
u
r
esquamous
ない,いわゆる真の肩平上皮乳癌 (
c
e
l
lcarcinomao
ft
h
eb
r
e
a
s
t) ともし、うべきもの
がまれながら報告されている.
乳腺に肩平上皮化生が発生することは時折みら
れ,正常乳腺に何らかの刺激があった場合(例え
ば,壊死組織や嚢胞周囲,エストロジェン刺激境
i
b
r
o
a
d
e
n
o
m
a,c
y
s
t
i
c mas下,および妊娠中の f
写真 2
対物
X2
0)
t
i
t
i
scomplexなど)に扇平上皮化生はおこ るとい
われている1)また乳癌,とくに髄様腺管癌,面掲
割面は灰白黄色を呈し,中心は嚢胞状となり壊死
癌などの一部には肩平上皮化生がおこることがあ
組織が含まれていた.周囲の乳腺組織,脂肪組織
るとの報告叫もあり,乳腺における扇平上皮化生
とは明確に境界され,皮膚への浸潤は認められな
i
s
h
e
r5)
は,それほどまれではないと考えられる. F
によれば i
n
v
a
s
i
v
ed
u
c
t
a
l carcinomaの3.6%に
かった.
病理組織所見 :嚢胞状になった壁には異型の強
い表皮類似の層構造のある癌蜂巣があり,一部で
扇平上皮化生巣が認められたという.
自験例の場合肩平上皮化生巣はなく,腫虜部は,
基底膜の残存が認められ,内腔に面した側は壊死
扇平上皮癌より構成されており,上皮との関係,
に陥っている (
写真1).癌蜂巣を強拡大像でみれ
あるいは転移性のものなどが否定されることか
ば,細胞質が大きく,好酸性で核小体の著明な癌
ら,いわゆる真の肩平上皮乳癌と考えられる.い
細胞が認められる.核は不整形で大小不同が著し
わゆる真の扇平上皮乳癌は非常にまれで,本邦で
い.隣接する細胞聞には,いわゆる細胞間橋が認
の報告は,自験例の他われわれの調べた限り,菅
められ,癌蜂巣内には,癌真珠も確認される〔写
野ら 6) 土屋ら 7)の報告をみるにすぎない.この組
真 2).癌細胞周囲乳腺組織には好酸球,好中球を
織発生に関しては,腺癌の肩平上皮化生巣を発生
-477ー
5
8
母地とする考え方 8)と,扇平上皮化生といった過
程を経ることなく,肩平上皮癌そのものが乳腺上
皮から発生し得る 9)といった 2つの仮説がある.
また士屋ら 7)は詳細な病理組織の検討から,癌化
の時点で腺癌, intermediatedceU,肩平上皮癌の
3者に分化し,終局的には扇平上皮癌が腫蕩の主
座を占めてくると考えている.自験例の場合一部
で嚢胞壁の残存が認められることから,肩平上皮
化生巣はないが,嚢胞の刺激による乳腺組織の肩
平上皮化生巣を発生母地とした扇平上皮乳癌と考
えられる.
臨床的に,肩平上皮化生を伴う腺癌,およびい
で,若干の文献的考察を加えて報告した.
文 献
1
) Cornog
,J.L.,e
t aI
.
: Squamous c
el
1c
a
r
.
cinoma o
ft
h
eb
r
e
a
s
t
. Am J P
a
t
h
o
l
o
l5
5
410-417 (
19
7
1
)
2
) 乳癌研究会:乳癌取扱い規約.第 7版 金 原 出 版
東京 (
1
9
8
4
)2
6
.
.
G
.,e
taI
.
: Adeno-acanthoma
3
) Pasternack,J
s
a
l
c
o
m
a
t
o
d
e
so
ft
h
emammary g
l
a
n
d
. Am J
P
a
t
h
o
l12423-435 (
19
3
6
)
4
) Azzopardi,J.
G
.,e
taI
.
: P
r
o
b
l
巴msi
nb
r
e
a
s
t
p
a
t
h
o
l
o
g
y Saunders P
h
i
l
a
d
e
l
p
h
i
a(
1
9
7
9
)2
9
7
-301
.
5
)F
i
s
h
e
r,E.R.,e
t a
l
.
: The p
a
t
h
o
l
o
g
y o
f
.C
ancer,3
61-85 (
19
7
5
)
i
n
v
a
s
i
v
eb
r
e
a
s
tc
a
n
c
er
わゆる真の肩平上皮癌をまとめてみると,発生年
6
) 菅野武・他:扇平土皮手L
癌の 1症例.神奈川医
齢は McDivittら10)のいうように年長者に多いと
会誌 26
5(
19
7
5
)
7
) 上野真一・他:乳腺原発の扇平上皮癌の 1例.癌
9(
1
)51-56 (
19
8
3
)
の臨床 2
8
) Farrando,
R.,
e
taI
.
: Epidermoidocarcinoma
o
ft
h
eb
r
e
a
s
t
.JSurgOncolo1
22
0
7-2
1
1(
1
9
7
9
)
9
) Arffman,E
.,e
t aI
.
: Squamous c
e
l
lc
a
r
cinomao
ft
h
eb
r
e
a
s
t
.JP
a
t
h
o
lB
a
c
t
e
r
i
o
l9
03
1
9
-321 (
1
9
6
5
)
1
0
) McDivitt,R
.,e
taI
.
: Tumorso
ft
h
eb
r
e
a
s
t
2nd s
e
r
i
e
s
. Armed F
o
r
c
e
sI
n
s
t
i
t
u
t
eo
fP
a
t
h
o
l
o
g
yWasington(
1
9
6
8
)9
4
.
1
1
) Haagensen,C
.
D
.,e
ta
l
.
: D
i
s
e
a
s
eo
ft
h
e
b
r
e
a
s
t2
n
d 巴d
.,S
a
u
n
d
e
r
sP
h
i
l
a
d
e
l
p
h
i
a(
1
9
7
1
)
6
0
0
.
1
2
) 出雲井士郎・他・扇平上皮癌の 3例. 日本癌治会
9(
19
7
4
)
誌 96
1
3
) Foot,
N.
C
.
: Af
a
t
a
lc
a
s
eo
fd
e
e
p
e
s
t
己de
p
i
d
e
r
moido carcinoma o
ft
h
eb
r
e
a
s
tw
i
t
hw
i
d
e
s
pread metastasis. A m J Cancer 34
233-266 (
1
9
6
8
)
1
4
) McCarty, K
.S
., e
t al
.
: Adenosquamous
d
i
f
f
e
r
e
n
t
i
a
t
i
o
ni
nmammary c
a
r
c
i
n
o
m
a
.Arch
P
a
t
h
o
lLaboMed1
0
41
3
0-133 (
1
9
8
0
)
8
歳といわ
する報告もみられるが,平均 49歳から 5
れている 3)11) 自験例の 37歳,菅野ら 6) 出雲井ら 12)
の2
5歳
, 2
9歳の症例をみても,かならずしも年長
者が擢患するものではないと考えられる.発生率
についてみれば,扇平上皮乳癌の取扱い上の混乱
のため正確には同定し難いが, 0.5-2.0%といわ
れている同.症状および局所所見では他の乳癌に
比し,特徴はなく,予後に関しても, Cornogらお
よび Pasternackらは化生の有無によって差がな
いとしている.
扇平上皮化生を伴う腺癌,あるいはいわゆる真
の肩平上皮乳癌のいずれにしても,乳腺組織にお
ける肩平上皮細胞の性格を有する細胞の発生,分
化に関して,他臓器における研究に比し,十分で
はない状況凶である.今後,扇平上皮化生を伴う乳
癌といわゆる真の肩平上皮乳癌を区別し,詳細な
検討を加えて L、く必要があるように思われる.
むすび
いわゆる真の肩平上皮乳癌の 1例を経験したの
-478
5
9
雑 報
編集後記
3月 4日(月〉午後 4時から学会室において女子医
O編集担当幹事会
大誌 5
5巻 5号の編集会議が行なわれた.十字教授司会
日時昭和6
0年 3月 4日(月〉午後 4時
のもとに 7編の査読結果について審査し
場所学術室
件
,
議題東京女子医科大学雑誌 5
5巻 5号
ごとに表紙左上に原著・臨床報告などの区分名を記載
査読結果審議
すること,投稿論文の指導者は原則として査読を担当
その他
しないことなどがきまった.
0集会担当幹事会
幹事会終了後,編集委員長の十字教授が東大輸血部
日時昭和6
0年 3月 1
2日(火〉午後 4時半より
教授として母校に帰られることになったので,
場所学術室
議題
4編 が 無 条
3編が条件つきで受理された.ほかには,各論文
かな送別会を催し,先生の門出を祝した.先生には短
今後の例会のあり方について
期間ではあったが,査読のシステムを軌道にのせるな
蒲生メモリアルレクチャーについて
ど,学会誌の質的向上に御力添えをいただき,学会と
第5
1回総会について(特別講演,シンポジウ
してはまことに残念である.先生の今後の発展を祈る
ム,教育講演決定〉
次第である.
その他
後任には対馬敏夫教授(内分泌内科〉が決定した.
(3月1
2日記
高カロリー輸液を中l
山とし
た栄養管理を安全!こ実施で
きるよう、製剤上の問題点
を解決しましだ。
-適応症
経口、経腸管栄養補給ガ不能ま疋は不
充分で経中山静脈栄養に頼らざるを得
怠い場合の水分、電解質、カロリー補
給に用います。
-成分中の Ca
とPの反応を避けるため(加勲滅
菌時 )A波
、 B渡!こ分 1
:1"、受互 l
こ投与するよう
!こしてあります
-用法・用量、使用上の注憲l
ま添付文・をご診照ください.
ささや
M.K.)
輸
'‘1.;~~9-J~A
俊
'‘1.;~~9-JI,B 7
用
一
- 日 本 人 の 1日 栄 養 所 要 量 を 基 準 に ブ
ドウ糖、電解質を配合してあります
-本剤を用いて高カロリー輸液を調製
する場合、混合の回数ガ少なく調製
時間の短縮、労力の減少、細菌活染
及び搬粒子混入の機会の減少をはか
ることガできます
- 包 装 : パ レ メ ン タ ー ル A4
0
0
m
e
x
1
0
V
パ レ メ ン タ ーj
レB4
0
0
m
e
x
1
0
V
製造発売元
~森下製薬株式会社
大阪市葉区道修町 4 J
目2
9番地
4
7
9
基
本
‘
ー
晶
.
7
俊
東京女子医科大学学会会則
(雑誌の発行・編集に関する条項抜牽〉
第 3条
本会の目的を達するため次の条項を行な
う.
1.集会 2
. 雑誌発行
第四条幹事は会長が指名し,会計,集会,編集,
その他の事務を分掌する.
第1
3条 本会の雑誌を「東京女子医科大学雑誌」
2回もしくは 1
1回発行し,
と称し,年 1
本会会員に配布する.
東京女子医科大学雑誌投稿規定
(昭和 6
0年 1月 l白改訂〉
1.投稿の資格投稿者は共同執筆者を含め本会
会員に限る.
2
. 投稿内容 本誌は原著(和文,または英文),
総説,臨床報告,調査報告,集会記録・報告な
どを掲載する.いずれも未発表のものに限る.
3
. 経 費 原 著 は 刷 上 り 1編につき 4頁(図,写真,
表,込みで 4
0
0字詰 1
6枚に相当〉まで,報告(臨
床,調査),英文原著などは 2頁までの経費を学
会が補助する.超過頁分,アート紙,カラーアー
ト,図,写真, トレース代,別刷代等の実費は
著者負担とする.但し表は合計して 2頁分(報
告は 1頁分〉は学会が補助する.特別掲載は全
額著者負担とする.
0部を無
依頼原稿は全額学会負担とし,別刷 5
料とする.
4
. 寄稿細則
1)寄稿カード 本学会所定の寄稿カードに必
要事項を記入して添付する.
2
) 原稿はコピーを一部添えて提出する.
3
) 表紙原稿には表紙をつけ,次の項目を記入
する.
標題・著者の所属・主任あるいは指導者名
(所属が 2カ所ある場合は列記,あるいは一
方を脚注とする〕・著者の姓名(上っきでフリ
ガナ〉・別刷(著者実費〉請求部数(単位 5
0部
,
左余白に朱書).
4
)抄 録 原 著 お よ び 総 説 の 原 稿 に は 英 文 抄 録
(
約2
0
0語をダブル・スペースでタイプする〉
とその和訳をつける.英文・和文の内容は一
致させる.英文抄録の官頭には標題・著者名
(姓は大文字入所属(主任あるいは指導者名〉
を記載する.
臨床報告,調査報告などは英文抄録不要,但
し,脚注とするため,著者名(姓は大文字〉・
所属・標題の順に英訳を別紙に記載して,添
付する.
5
) 本文
(1)和文 平易な文体で簡明に表現し,文字は
常用漢字,ひらがな,現代かなづかいを用い,
措書で明瞭に書く.句読点を正しく,はっき
り付ける.文中の欧文文字はタイプ,または
活字体とする.
0
0字詰原稿用紙にペ
原稿は A4版,横書 4
ン,またはボールベンで書く.
ワープロ原稿は A4サイズ用紙を用い,上
,左右 2cmのマージン内に横書, 4
0
下 3cm
字 X20行.
(
2
) 英文簡明に表現する.論文の構成,その
他寄稿細則は和文に準ずる A4版タイプ用
紙にダブ、ル・スペースでタイプずる.
英文論文には必ず和文抄録を添付する.
6
) 論文の構成原著,総説,臨床〔調査〉報告
などの構成は,原則として,緒言(はじめに,
目的〉・方法(資料,対象〕・結果〔成績,症
例〉・考察・総括(まとめ,要約〉・結論(結
語,むすび¥おわりに〉および文献〈ヲ│用文
献に限る〉とする.
7)項目 本文の章,節,項目分けは,原則とし
., 1
)
, (1),①…とする(第 1章
,
て I, 1
第 1節,第 1項などとしなし、).また, A.,a
.,
a
) …等を用いてもよい.
8
) 数字 文中の数字はアラピア数字を用いる.
単位は原則として CGS
単位 (km
,m,cm
,
2
m m,μ n m, km2,m2,cm2,m m
,m3,
cm¥ m m3,1
,d
1,m1,μ
1,kg
,g,mg
,μg
,
s
,ms
,μs
,min
,h,d等).
9
) 用語 主として文部省学術用語に従い,専門
用語は学会で統一されている用語を用う.文
中に度々繰返される語は略語を用いてもよい
が,その場合は,最初に掲出される語は省略
せず,後出の同語は略語を使用する旨,但し
書きする.
外国の人名,地名は原語(タイプか活字体〕
で書き, 日本語化している外来語は片カナで
書く.文中の欧米語は固有名詞,商品名,表
題,独語の名詞を除き,小文字で書く.
1
0
) 図,表,写真図,表,写真は本文とは別
F
i
g
.1
,F
i
g
.2
紙とする.図は図1,図 2… (
…),表は表 1,表 2… (
T
a
b
l
e1,Table2…
)
,
写真は写真 1,写真 2… (
P
h
o
t
o1, Photo2
…〕のように番号をつける.
図,表,写真には,番号と共に,必ず表題
をつける.図,写真の表題は下に,表の表題
は上に記入する.
写真は手札版が望ましく白黒明瞭なものに
限る.アート紙の場合は/制上り実寸大のもの,
電顕写真にはパーを入れる.
スライド焼付の図は原図を添付する.原図
および表の大きさは A4版以内とし,白紙あ
るいは青色方眼紙に黒色で明瞭に書く.
原色版(カラーアート紙〉はスライドを添
付する.実費は著者負担とする.
提出された図,表が印刷に耐えない場合は,
改めて図,表を作製し直すことがある.その
実費は著者負担とする.図,表および写真の
挿入箇所は,本文原稿右側欄外に,図,表,
写真の番号を明記して示す.
1
1
) 文献
(1)引用文献
論文に直接関連する文献に限り,引用順に
一連番号をつけて,論文末尾に記載し,本文
中の引用箇所には,右上肩に片カッコを付し
た番号で示す.
(
2
) 雑誌名
文献に掲出する雑誌名は,略さないのが望ま
しい.略名を用いる場合は,外国誌は, I
n
d
e
x
Medicusl'こより,和雑誌は,各誌の表紙に示し
てある略名による.
(
3
) 文献引用例
a
.雑誌論文の引用
著者名(必要数):論文名.雑誌名 巻数(号
数〉引用通巻頁数 (a-m) (発行年〉の順序とす
,Jは不要.
る.巻(号〉頁(年〉の間に, 1
著者・共同研究者名は,姓一一 f
a
m
i
l
yname-,
名前 f
i
r
s
tname,m
i
d
d
l
ename-,の順に, 日
本人名は姓,名前の順に列記する.名前は頭文
字 1字でもよい.
・ほか」または 1
e
ta.
lJ
共著者多数の場合は, 1
と省略してもよい.
例 i) 松林花子・ほか:要保護女子における
精神障害の実態と長期経過観察例.東女
1(
6
) 531-5
5
2(
1
9
81
)
医大誌 5
i
) Vaughn, K
.C
., and Duke, I
玉.
C
.
:
例i
H
i
s
t
o
c
h
e
m
i
c
a
ll
o
c
a
1
i
z
a
t
i
o
no
fn
i
t
r
a
t
e
r
e
d
u
c
t
a
s
e
.
H
i
s
t
o
c
h
e
m
i
s
t
r
y 7
2
(
2
) 191-198
(
19
81
)
例 ii
)S
pathas,D.H. e
t al
.
: Polyamine
t
r
a
n
s
p
o
r
ti
na
s
p
e
r
g
i
l
l
u
sn
i
d
u
l
a
n
s
.JGen
M
i
c
r
o
b
i
o
l1
2
8
(
3
) 557-563 (
1
9
8
2
)
b
. 単行本あるいは叢書の一部からの引用
著者または編集者名,翻訳者名:書名.版次
引用頁 (b-n) 発行書唐名 発行地(発行年〉
〔編者名:叢書名巻数巻名版次引用頁
(b-n) 出版書庖名 発行地(発行年 )
Jの順
とする.
v
) 杉山竹夫:医学免疫学.第 2版 東 京
例i
大学出版会東京(昭 5
7
)80-83
例 v)V
a
l
t
i
n,Heisz,飯田喜俊監訳:腎臓病
一病態生理と臨床. 5
3頁.メデイカル・
サイエンス・インターナショナル 東京
(
1
9
8
2
)
例 vi
)C
ampbell,C
h
a
r
l
e
sD.: Aneurysms
s
u
r
g
i
c
a
l Therapy. 47-78. Futura,
MountK
i
s
c
o(
19
81
)
例v
i
i
)B
l
a
s
e
c
k
i,John W.: Mechanisms
o
fImmunityt
oV
i
r
u
s
I
n
d
u
c
e
dTumors
(
Immunologys
e
r
i
e
s1
2
J96-98. Marc
e
lDekker,NewYo
r
k (
19
81
)
5
. 雑誌の編集・発行編集委員会は編集幹事に
よって構成され,本誌の編集・発行に関する責
任と権限をもっ.
編集委員会は投稿原稿を査読し,採否を決定
する.編集委員会は原則として毎月 1回開催す
る.論文の掲載は受付順を原則とする.
本誌の発行は年 1
2回,もしくは 1
1固とする.
6
. 校正 初校・再校は著者校正を原則とする.大
幅な改変や訂正は許されない.
7
. 別刷 別刷は著者実費, 5
0部単位で申込みを
受ける.発行後の追加は認められない.
8
. 寄稿の宛名
〒1
6
2 東京都新宿区河田町 1
0番地
東京女子医科大学学会編集幹事宛
(事務所は東京女子医科大学図書館学術室内)
T
e
l
.0
3(
3
5
3
)8
1
1
1 内線 2
2
3
3
編集委員
串 田 つ ゆ
間
和
r~
長
令
木
敏
竹
宮
田
キ
す
敦
間
東
馬
,
野
敏
田
和
横
井口登美子
井
妙
石
子
石
津
澄
子
十
.
夫
猛
日
良
林
逸
小暮美津子
O神
中
a
ρ
津
彦
日下部きょ子
十
。
d
香
夫
一
戊
ι
ー
←
子
子
紘
夫
子
ABCJI
買
昭和 6
0年 5月2
0日 印 刷
昭和 6
0年 5月 2
5日 発 行
東京都新宿区河田町 1
0番 地
東京女子医科大学図書館内
東京女子医科大学学会
発行所
電話 0
3(
3
5
3
) 8111番〔代表〉
内線 2
2
3
3番
干1
6
2 東京都新宿区河田町
1
0番 地
東京女子医科大学図書館内
編集兼
発行者
て
士
ゴ
口
守 正
岡
電話 0
3(
3
5
3
) 8111番(代表〉
内線 2
2
3
3番
干1
1
4東京都北区西ケ原
3丁目 4
6番 1
0号
印刷者
向
印刷所
株式会社杏林舎
喜代次
電話 0
3(
9
1
0
)4
3
1
1 (代表〉
東京女子医科大学雑誌規定
0会費払込は振替口座「東京 5-4342J東京女子医科大学学会宛のこと
O会費は毎年 1月中に払込まれること
会費〔購読料〕
1カ 年 金 6,
0
0
0円
売価
1部 金 1,
0
0
0円
干1
1
3東京都文京区本郷
3丁目 3
5番 6号大石グリーンヒツレ 3階
広告
株式会社大矢商会
取扱者
電話 0
3(
8
1
3
) 7031-4番