山口大学出願発明:H17-117 特開WO-2007-049412 特許第4918682号 発明の名称:超音波モータの制御方法、超音波モータ制御装置 及び超音波モータを制御するためのプログラム 発明の要約 【課 題】超音波モータの非線形性、摩擦による駆動のため温度変化によるモータの動特 性の変動を補償できず、PID制御では高精度な制御ができなかった。PID制御を超音波モー タの制御に用いたとしても、遺伝的アルゴリズムにより予め決定された結合係数およびシグ モイト関数のパラメータを有するニューラルネットワークの出力によりPID制御回路のゲイン を直接調整する制御となり、制御系としても複雑なものであって簡単な制御系により超音波 モータの摩擦熱による動特性の変動を補償する上で効果的ではない。また、制御系を簡素 化する上で通常の超音波モータとPID制御回路とが一体化された超音波モータユニットの形 の製品を用いた簡単な構成により超音波モータの制御を行うことが求められていた。 【解決手段】超音波モータに制御信号を与えて超音波モータの出力を目標値に基づいて制御 するための制御信号付加手段を有する超音波モータ制御装置であって、前記制御信号付加 手段は、それぞれ定常応答における1周期を個体とした複数の個体からなる初期個体集団 を設定し、予め設定された評価関数に基づいて各個体に対する適応度を算出することにより 各個体をランク付けし、適応度がより高くなるように新たな個体を生成する過程を反復して適 応度が最も高くなる複数の個体を得る遺伝的アルゴリズムを実行するための遺伝的アルゴリ ズム回路と、該遺伝的アルゴリズム回路により決定された結合係数及び設計パラメータに基 づいて学習過程を行い前記PID制御部の出力に対し加算点において付加出力を生ずるュー ラルネットワークと、からなるようにしたものである。 図表等 利用分野 超音波モータの制御方法、超音波モータ制御装置及び超音波モータを制御するためのプ ログラムに関する。超音波モータは、ロボット、精密工作機械、自動車電装品、カメラオート フォーカス用レンズ駆動、コンピュータ関連機器等の幅広い分野に利用されている。 連絡先 電 9ページ
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