指導手順

指導手順
• 教科書は閉じさせてください。
• 前時の復習をする。
• 三角形の内角の和について、既習事項を確認し、
前時の平行線と角の性質を利用して説明できる
ことを知る。
• 内角と外角の性質についてもいつでもいえること
を理解させる。
• これらの性質を利用した練習問題をする。
• 内角と三角形の関係について知る。
• 多角形の内角の和について考える。
多角形の角
本時のねらい
「三角形の内角と外角の性質を理解する。」
「多角形の内角の和の求め方を導き、それを
利用することができる。」
復 習
2つの直線に1つの直線が交わるとき、
平行線の性質
2直線が平行ならば同位角は等しい。
2直線が平行ならば錯角は等しい。
平行線になる条件
同位角が等しければ2直線は平行。
錯角が等しければ2直線は平行。
三角形の内角
A
180°
B
C
A
180°
B
C
三角形の内角と外角
A
内角
B
内角
内角
外角
C
外角
三角形の内角・外角の性質
① 三角形の3つの内角の和は180°
② 三角形の1つの外角は、そのとなりにない2つ
の内角の和に等しい。
問1 下の図で、∠x、∠y、∠zの大きさを
求めなさい。
(1)
(2)
(3)
40°
x
75°
65°
20°
50°
70°
y
110°
z
60°
50°
0°より大きく90°より小さい角を鋭角
90°より大きく180°より小さい角を鈍角
40°
65°
75°
3つの内角がすべて鋭角
鋭角三角形
20°
50° 110°
1つの内角が鈍角
鈍角三角形
90°
1つの内角が直角
直角三角形
多角形の内角の和
• 三角形の内角の和は180°では、四角形、五
角形、六角形の内角の和は、それぞれ何度
になるだろうか。
180°×2=360°
180°×3=540° 180°×4=720°
多角形の内角の和
三角形 180°
四角形 180°×2=360°
五角形 180°×3=540°
六角形 180°×4=720°
七角形 180°×5=900°
何か、気付いたことはありませんか?
十二角形 180°×10=1800°
よって、
n角形の内角の和
180°×(n-2)
練習問題
1. 十角形の内角の和を求めなさい。また、十角
形の一つの内角の大きさを求めなさい。
2. 内角の和が2340°になる多角形は何角形で
すか。
解答 1 和 1440°内角 144°
2 十五角形
自分のことばで伝えよう
さとしさんはn角形の内角の和を上の図のように考えて
180°×n-360° としました。
さとしさんの考え方を説明してください。