社会事業家と 社会事業家を育てる コミュニティは、 なぜ育たないのか? - 間違った支援バブルを今、正す IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所] 代表者 川北 秀人 http://blog.canpan.info/iihoe/ 何かおかしい・・→ 何が間違ってる? 「自称」社会起業家の急増 「支援」予算の急増 「自称」支援者の急増 → なのに、社会の良い変化は 加速しない! → 「検診なき処方」と 「治療技能の未熟」が原因! あなたは 「社会を変えたい」のか、 「社会に良さそうなことを したい」だけなのか? 支援者の本来的な使命は、 「社会っぽい事業の支援」か、 「地域の課題解決と理想実現」か? 私たちを待つ人は、 どこに、どれだけいるか? その人々にいつ、 どのように届けるか? 私たちはそれを刻んだ上で、 今日の活動を始め、 終えているか? これまで20年と、これから20年は違う! 日本の人口 計(万人) 1990年 2000年 15~64歳(A) 8278 1847 1647 1320 ▲35% 8559 (生産人口) 75歳~ 2030年 ▲10% +3% 2506 A÷B 2020年 12274 12607 12717 12273 11522 0~14歳 65歳~(B) 高齢者率 2010年 8128 1114 ▲33% 7363 ▲2% 6740 ▲17% 1489 2200 2941 3589 3666 12.1% 17.5% 23.1% +97% 29.2% 31.8% +24% 5.5人 597 3.8人 899 2.7人 1422 2.0人 1873 1.8人 2265 +58% +31% +21% 横浜市も、これまで20年と、これから20年は違う 1990年 計(千人) 0~14歳 15~64歳(A) 2000年 2010年 3,320 3,426 3,680 2020年 3,733 +14% 551 474 478 (生産人口) 3,666 ▲0% 391 ▲13% 2,373 2,463 2,455 2030年 336 ▲29% 2,383 +3% 2,274 ▲7% 65歳~(B) 高齢者率 278 477 745 958 1,055 8.6% 13.9% 20.3% +168% 25.7% 28.8% +41% A÷B 8.5人 5.1人 3.2人 329 2.4人 504 2.1人 627 +52% +24% 75歳~ 「社会事業家」とは? 「社会の」課題解決や理想の実現 に事業を通じて取り組み、成果を 生んでいる人 挑む課題や理想は何か? 事業のビジネスモデルは? ニーズの代弁者であると同時に、 実現プロセスのプロデューサー 本気で社会を変えるなら、 「社会を変える計画」が必要! 計画の6W3H ニーズの2W1H Why(ニーズと、その原因)、for Whom、How far プロセスの3W1H What & How、When、Where 資源の1W1H Who、How much 「ニーズ」とは? 「社会的に必要なこと」 「ほしい」ではなく「足りない」 ← 大 不 足 の 深 刻 さ 「深刻さと普遍性」を 事実に基づき合理的に! (何人がどんな状況で、 解決をどう拡げるか?) 本当に必要? (趣味でいいんじゃない?) とってもわかりやすい 社会事業のテーマ (例:水、交通、教育・・・) 普通の商品 必要とする(足りない)人の数 → 多 「ビジネスモデル」とは? 誰に、何を、いくらで提供するか 顧客をどれだけ分けられるか? 収入を、どれだけ多様化できるか 利用者・参加者だけでなく支援者・協力者も 期待を上回る価値か? 健全な自転車操業もアリ! NPOは、最大ではなく 最適をめざす 企業は、分配する利益の最大化の ために、規模の最大化をめざす。 NPOは、課題解決や理想実現の ために価値の最適をめざす。 最適な規模や、最適なスタイルは? 借り物競争は得意? 目標が明確に定義されていないから、 課題・原因が不明確→細分化できない! 目標・理想 ↑ 課題 残されたお題は何か? なぜできなかったのか? ↓ 成果・現実 思いか、思い込みか? 感じる→気付く→思う ↑調べる ↑確かめる 「思い」なら、「ことば」に 思ってるだけじゃ、伝わらない 伝わらないと、広がらない 事実に基づくニーズだから 「参加・協力したい」「伝えたい」 始める・動き出すなら まず、ニーズを体感する 深い共感や憤りこそが原動力! ニーズの全体像と、解消すべき原因・ 背景を正確に知る 対処療法に陥るな! ビジネスモデルの仮説を磨く 思いつき・思い込みにしがみついてもムダ 先輩のチカラを効果的に生かす 軒先を借りる・就業させてもらう手もある SE/NPOは「1歩先の視野・半歩先のプログラム」 中間支援は「2歩先の視野・1歩先のプログラム」 支援者・協力者 受益者・利用者 (市民・企業・行政) (ひと・動植物・自然環境) 「課題解決や理想実現を 支援・協力したい!」という意思と 資源(人材、資金、物資、施設、 情報、権限、・・・) 過去・現在・近未来の ニーズ ニーズに効果を生む 合理的なプログラム 現場の過去・現在・未来の ニーズを見据えた、 効果を生む事業と 組織づくりの支援 中間支援機関 受益者・利用者の 過去→現在→近未来の ニーズに、効果を生む 合理的なプログラム 効果を生む 事業&組織づくり SE/事業系NPO 「支援」とは (支援センターが持つべき7つのチカラ) 相談対応力 調査・情報収集力 編集・発信力 コーディネート/ネットワーキング力 資源提供力(人材、物品、資金) 内部の人材育成力(スタッフ、理事) 政策提言力 「支援者」を名乗る以上、 地域の課題・理想は把握しているか? 課題の原因・背景は理解しているか? 課題解決のプロセスは見えているか? 地域の資源を巻き込んでいるか? 事業者を現場で支え、 事業者同士が刺激し合う関係を デザインできているか? もっとくわしく知りたい方は 「NPOマネジメント」(隔月刊誌) 60号 中期計画で「よりよい未来」をデザインする 66号 社会を変える計画をつくる 53号 事業の経済的な持続可能性を高めるために 54号 コミュニティ・ビジネスの5つのカベを乗り越えよう 56号 その申請書は、なぜ通らない? 57号 そのプレゼンテーションは、なぜ響かない? 31号 コミュニティ・ビジネス成功のポイント 29号 まちのマーケティング 30号 市民を動かすマーケティング ソーシャル・マーケティングの基礎
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