協働とは?

NPO/ソーシャル・ビジネス
合同宿泊研修プログラム
Joint 2011夏
2011年9月10日・11日
@ 沖縄県立 糸満青少年の家
主催:ジョイント実行委員会
全体の流れ
【1日目】 1030 施設説明、ねらいの再確認
1045 いただいたご質問へのお答え など
1145 昼食休憩
1300 「思いをかたちに - ビジョンとビジネスモデルと資金調達」
1600 休憩
1615 各団体に最適なビジネスモデルを再確認する(個別コメント)
1745 チェックインなど→1800 夕食
1900 団体別作業
2030 お風呂 →2200 懇親会
【2日目】 0700 清掃(部屋・トイレ・お風呂等)→0730 朝食
0830 バーチャル・ボード・ミーティング(仮想理事会)
1200 昼食
1245 持ち帰って最大限の成果を生むための「お持ち帰り業務計画」
1330 「お持ち帰り業務計画」へのポスターセッション
1400 終了(1430からの震災座談会の準備)
IIHOEって?

組織目的: 地球上のすべての生命にとって、
(1994年) 調和的で民主的な発展のために

社会事業家(課題・理想に挑むNPO・企業)の支援
隔月刊誌「NPOマネジメント」発行(99年創刊)
 育成・支援のための講座・研修

 地域で活動する団体のマネジメント研修(年100件)
 行政と市民団体がいっしょに協働を学ぶ研修(年40県市)

調査・提言:「NPOの信頼性向上と助成の最適化」「協働環境」

企業の社会責任(CSR)の戦略デザイン(年20社)
ビジネスと市民生活を通じた環境問題の解決
2020年の地球への行動計画立案

専従3名+客員2名、東京(新川)、約3500万円


アメリカで
「成功するNPOの条件は?」と
たずねると?
Clear Goal(明確な目標)
Diverse Fund(多様な資金)
Active Board(活発な理事会)
あなたは
「社会を変えたい」のか、
「社会に良さそうなことを
したい」だけなのか?
私たちを待つ人は、
どこに、どれだけいるか?
その人々にいつ、
どのように届けるか?
私たちはそれを刻んだ上で、
今日の活動を始め、
終えているか?
「良い社会起業家・事業家」とは?
社会的:ニーズと対象を正しく捉え
起業家的:主体的にチャレンジし
事業:ビジネスモデルとして
業務と資源調達をデザインし
良い:しっかり成果を導き、
他の人・国のモデルになる
NPOは「1歩先の視野・半歩先のプログラム」
中間支援は「2歩先の視野・1歩先のプログラム」
支援者・協力者
受益者・利用者
(市民・企業・行政)
(ひと・動植物・自然環境)
「課題解決や理想実現を
支援・協力したい!」という意思と
資源(人材、資金、物資、施設、
情報、権限、・・・)
過去・現在・近未来の
ニーズ
ニーズに効果を生む
合理的なプログラム
現場の過去・現在・未来の
ニーズを見据えた、
効果を生む事業と
組織づくりの支援
中間支援機関
受益者・利用者の
過去→現在→近未来の
ニーズに、効果を生む
合理的なプログラム
効果を生む
事業&組織づくり
事業系NPO
「NPOが社会を変えられない5つの理由」
(せんだい・みやぎNPOセンター)
 権利を知らない
 情報公開制度と市民の権利
 制度を知らない
 行政の仕組みを知ろう!
 調べられない
 市民による調査の技術
 形にできない
 思いを提案にまとめる力
 伝えられない
 広報と提案戦略
(民主主義の当事者としての)市民による社会運営
⑥ 社会制度化(民も官もともに担い手)
⑤ 代替案の試行 or 救済策の実施
(やってみたら、こうなりました)
④ 代替案 or 救済策の提示
(こうしたらいいんじゃないか?)
③ 原因と背景の把握
(なぜだろう、このままだとどうなるんだろう?)
② 課題の指摘
(「こんなことが起きてますよ!」)
→ 告発・糾弾
(けしからん!)
① 課題の発見
(こんなことが起きてる!こんな状態!)
事業も組織も、手段にすぎない!
例:日本財団の福祉車両助成
移動に支援が必要な方たちの
成果
生活品質(QOL)の向上
(アウトカム)
→特定集落での定住継続率
目標
→節減できた負担、生んだ価値
利用者:属性、目的、頻度
2次的な行為
走行距離
(アウトプット)
協力者:数(運転、資金など)、
目標
機関数(場所・機能の提供)
1次的な行為
助成(=全国で利用)される
(アウトプット)目標 車両の台数
NPOは、最大ではなく
最適をめざす
 企業は、分配する利益の最大化の
ために、規模の最大化をめざす。
 NPOは、課題解決や理想実現の
ために価値の最適をめざす。
最適な規模や、最適なスタイルは?
借り物競争は得意?
会費
NPOの資金源?
寄付
事業収益
補助・助成
受託(委託)
→ 会費+寄付+事業収益
=「自主財源」率の高さがカギ!
今国会、100年に1度の快挙!
特定非営利活動促進法 抜本改正 &
新・寄付税制 与野党の協力で成立!!
認定制度の抜本的改正!
現在:国税庁→都道府県・政令市に移管!
「仮認定制度」導入→寄付集めの立ち上げ促進!
会計基準採用→財務情報の開示促進!
新寄付税制!(公益社団・財団+学法+社福+更正保護も)
現在:所得控除→寄付額40%の税額控除!(上限25%)
今年1月に遡及!+震災被災者支援なら80%まで!!
→ 選択的納税の実現!→市民が市民を支える社会へ
「パブリック・サポート・テスト」:
従来:「収入の1/3(特例で1/5)以上が寄付」
→ 新たに「3千円以上の寄付者100人以上」でOKに!
国税だけで、どれぐらい違うかというと
軽減される税負担
旧
課税所得 300万円の人が、
3万円寄付したら
2,800円
同 600万円の人が、
10万円寄付したら
19,600円
同 800万円の人が、
20万円寄付したら
45,540円
同 1000万円の人が、
50万円寄付したら
164,340円
同 2000万円の人が、
100万円寄付したら
399,200円
新
11,200円
→ +8,400円!
39,200円
→ +19,600円!
79,200円
→ +33,660円!
199,200円
→ +34,860円!
399,200円
→ ±0円!
→ 実際にはこれに、地方税分(約2割)上乗せ!!
「事業」とは?
 目標を合理的に実現するプロセス
目標は明確か?
対価性の3つのパターン
(1)対価収入で継続可能
(2)対価も取れるが、補助が不可欠
(3)対価が取れない「基本的人権保障」
→(2)(3)は「社会制度化」も事業!
「自分はやらない」もプロデュース
事業の自立性?→対価と事業がめざす運営形態
必要な資金の負担
例
目指す運営形態
受益者・利用者からの
対価収入により、
収益が見込める。
(対価自立事業)
スポーツ・芸術文化活動
主婦・障碍者の起業
環境配慮製品・サービス
受益者・利用者から
対価も取れるが、
継続には外部からの
補助が必要。
(補助継続事業)
フリースクール
伝統文化財の維持・継承
里山保全
難アクセス地の公共交通
介護保険事業
市民による
事業経営の効率化を
進めつつ、行政からの
補助は続ける。
→補助の制度化必須!
基本的人権の保障上、
不可欠な事業であり、
受益者・利用者からの
対価による継続は困難。
(基本的人権保障事業)
ホームレスの緊急救援
子どもの電話相談
途上国への開発協力
DV被害者の支援
医療情報の翻訳・通訳
社会的な課題解決の
先駆者として市民が
先行しており、行政
サービスとして法制化
する必要あり。
→事業の制度化必須!
市民による
自主・単独事業へ
→立ち上げ期のみ支援
(リサイクル、有機農業など)
あなたのポジションは?
←
高
ビ
ジ
ネ
ス
モ
デ
ル
の
成
熟
度
→
低
「試行&育成&拡大」
と「検証&発信」を
同時に加速!
すぐにでもVBM
& 外部連携加速!
足りないのは
しらべながら試す!
(純粋に)努力?
& 過程と成果を
顧客&ニーズ確認?
発信し続ける!
手法の精度?
顧客は誰?
今後のニーズは?
他社は?
手法の精度は?
ゼロに戻って
やりなおし!
→ニーズ確認から
↑ 起業!
時間→
「ビジネスモデル」とは?
誰に、何を、いくらで提供するか
顧客をどれだけ分けられるか?
収入を、どれだけ多様化できるか
利用者・参加者だけでなく支援者・協力者も
期待を上回る価値か?
健全な自転車操業もアリ!
ビジネスモデルの成熟度とは?

あなたが応えるべき顧客は誰か?
受益者・利用者:(特性別に)主な5群を挙げると?
 支援者・協力者: 同上


(自ら掲げるテーマに基づき)顧客のニーズは?
これまでは? ← その原因・背景は?
 これからは? ← 同上


外部は、これまでどう動いた? 今後どう動く?


NPOは? 企業は? 行政は?
ソリューションの精度は?
試した? & 試し続けてる?
 現場を支える人材は、どう育てる?

あなたは顧客を本当に知っているか?

顧客を特性ごとに類型化すると(3~5以上) ?
 特に緊急性の高い顧客は?
顧客のこれまでの経過と、今後の見通しは?
 顧客が抱える課題の原因・背景は?

「ニーズ」とは?
「社会的に必要なこと」
「ほしい」ではなく「足りない」
←
大
不
足
の
深
刻
さ
「深刻さと普遍性」を
事実に基づき合理的に!
(何人がどんな状況で、
解決をどう拡げるか?)
本当に必要?
(趣味でいいんじゃない?)
とってもわかりやすい
社会事業のテーマ
(例:水、交通、教育・・・)
普通の商品
必要とする(足りない)人の数 → 多
→どんなことに困っている人が、どれだけいるのか?
このまま放置すると、どんな損失が生じるのか?
あなたは誰・何の代理人か?
誰・何のどんな課題を、どう解決するか?
大
←
不
足
の
深
刻
さ
対象の属性と状況から
複数の顧客群に分けて
最適なアプローチで
短期的に成果を示し、
資金循環を確立する
ために、やむを得ず
(社会的には無意味)
(社会的には無意味)
解決しやすさ→高
→顧客群(フォーカス)を正確に分けられなければ、
事業(オペレーション&デリバリー)と
資源(リソース)を最適化できない!
始める・動き出すなら
 まず、ニーズを体感する
 深い共感や憤りこそが原動力!
 ニーズの全体像と、解消すべき原因・
背景を正確に知る
 対処療法に陥るな!
 ビジネスモデルの仮説を磨く
 思いつき・思い込みにしがみついてもムダ
 先輩のチカラを効果的に生かす
 軒先を借りる・就業させてもらう手もある




いただいたご質問
理事のやる気を引き出すのは、事務局の仕事か?
理事会・事務局のあるべき姿?(おきなわCAPセン
ター)
学生や市民事業のインキュベーションプラットフォー
ムの収益化に向けた情報発信や寄付集め、寄付者
等のコミュニケーションとは?(NPOエクスブリッジ)
①まちづくり系団体の会費確保?②NPO支援系団
体の会費確保?③他の財源を増やすための助成
金活用?④中心市街地での職場体験プログラムの
収益モデル?(まちわく)
収益事業の起こし方。準備金の集め方(なはまちづ
くりネット)


いただいたご質問
①被災地支援のため、県内団体への支援が集まり
にくくなったとの声も。企業も「寄付疲れ」。震災で起
こった寄付・支援の流れは、県内・地域へと繋がる
か?②寄付募集支援プログラムいよいよ開始。
NPOと資金(寄付)調達する際の心構え?③寄付・
寄贈・協働などに動いてくれる企業の共通の特徴?
④プレイング・マネージャーは、つい自分で仕事をし
てしまう。スタッフへの仕事の任せ方?(みらいファ
ンド沖縄)
助成金以外の資金調達。子どもを守らねばならず、
大きな負担もできない。どう資金をうみだすか(沖縄
子ども研究会)
NPOは「1歩先の視野・半歩先のプログラム」
中間支援は「2歩先の視野・1歩先のプログラム」
支援者・協力者
受益者・利用者
(市民・企業・行政)
(ひと・動植物・自然環境)
「課題解決や理想実現を
支援・協力したい!」という意思と
資源(人材、資金、物資、施設、
情報、権限、・・・)
過去・現在・近未来の
ニーズ
ニーズに効果を生む
合理的なプログラム
現場の過去・現在・未来の
ニーズを見据えた、
効果を生む事業と
組織づくりの支援
中間支援機関
受益者・利用者の
過去→現在→近未来の
ニーズに、効果を生む
合理的なプログラム
効果を生む
事業&組織づくり
事業系NPO
IIHOEの顧客とソリューション
顧客
NPO
CB/SE
企業
自治体
ソリューション(手段)
調査
(報告書ミニ調査)
・GATEプロジェクト
・受講者アンケート
・CB/SE白書
基盤整備
・CANPAN DB(★)
・SBイニシアティブ
・環境goo読者調査
講座
書籍
・報告書WS
(・ブログ講座)
・招聘研修
・社会事業家塾
「NPO
マネジメン
ト」
・エンゲージ
メント塾
「ソシオ・
マネジメン
ト」
新・協働力!
「NPO
マネジメン
ト」
・協働環境調査
(顧客会議?)
支援
Ctr
・支援力調査!
・公益ポータル
・TA alliance!
新・支援力!
「NPO
マネジメン
ト」
助成
機関
・GATEプロジェクト
・公益ポータル
・ASPプロジェクト
戦略的助成
力!
ブックレット
団体の理念
実現すべき成果
実現した成果
今後3~5年の成果
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
現在のサービス
利用者数×単価
3年後のサービス
利用者数×単価
3年後に向けて
改善・拡充する点
直接的・1次的
な受益者
間接的・2次的
な受益者
しくみに関心を
持つ者
支援者
後発者
09年
会費
寄付
事業収益
助成
受託
・・・・→・・×・・
・・・・→・・×・・
・・・・→・・×・・
あなたの団体の経験やノウハウに、
・・・・→・・×・・
・・・・→・・×・・
・・・・→・・×・・
お金を払ってくれそうな人は誰?
・・・・→・・×・・
・・・・→・・×・・
・・・・→・・×・・
例:・教員志望の学生
・・・・→・・×・・
・・・・→・・×・・
・・・・→・・×・・
・健康志向の強い高齢者
・「NPOで起業したい」会社員
・・・・→・・×・・
・・・・→・・×・・
・・・・→・・×・・
・・・・→・・×・・
・・・・→・・×・・
・・・・→・・×・・
いくらぐらい出してくれそう?
いつから、どうやって提供する??
・・・・→・・×・・
・・・・→・・×・・
・・・・→・・×・・
例:受け入れ、講座、書籍、調査、・・・
・・・・→・・×・・
10年度
¥・・・
¥・・・
¥・・・
¥・・・
¥・・・
11年度
¥・・・
¥・・・
¥・・・
¥・・・
¥・・・
・・・・→・・×・・
12年度
¥・・・
¥・・・
¥・・・
¥・・・
¥・・・
・・・・→・・×・・
13年度
¥・・・
¥・・・
¥・・・
¥・・・
¥・・・
14年度
¥・・・
¥・・・
¥・・・
¥・・・
¥・・・
個人で(16:50まで)→団体で(17:15まで)
誰に?
例:教員志望の
学生(3年生)に
何を(いくらで)?
どれぐらい?
○○プログラムの 毎月2名×12か月
簡易版+実習
=24名
(5000円)
(計 最大12万円)
「仮想理事会」を開きましょう!
 各団体、発表20分+質疑応答40分
 発表を聞く人は、各団体の「理事」になった
つもりで聞き、質問し、提案してください!
 発表を聞いている間に「質問」を付箋の上
半分に書き、発表者の「回答」を下半分に記
入して、後ほど、発表者にお渡しください
 「理事さん、どうぞよろしくお願いします!」、
「理事さん、どうもありがとうございました」と
ごあいさつを!
説明20分+質疑35分+総括・確認5分
各理事は、付箋に質問→回答も記入→本人に
ハッピ~ハウス
CAP
エクスブリッジ
川北、小阪、 東濱、我如古、 上原、大川、
酒井、玉城、 小橋川、牧志、 下地、スミ
宮道
宮下
ハイビスカス
みらいファンド沖縄
糸数、上原、知念、西、 東濱、川北、小橋川、
宮下、宮道
下地、渡邊
MESH
まちわく
糸数、川北、酒井、玉 秋本、大川、我如古、
元、知念、牧志、渡邊 小阪、スミ、西
業務計画を持ち帰るために(13:35まで)
今後3年間に重点的に 現在の顧客からの収入
取り組むニーズ
◇:人×単価=計◎円
対象 目標 現状 原因 △:人×単価=計◎円
①
① いつの理事会にかける?
②
② 事前課題をどう修正・加筆する?
③
3年後に向けた収入開発
◇:人×単価=計◎円
△:人×単価=計◎円
新たに、
◎:人×単価=計◇円
▼:人×単価=計◇円
実現するスケジュール
目標
◇・・・!
△・・・!
◎・・・!
▼・・・!
11
12
13
他の団体の「お持ち帰り業務計画」に
付箋でコメントする(13:50まで)
付箋に、
「良いポイント」や
「改善・工夫のヒント」を。
×「感想」 ×「一刀両断」
×「励まし・ねぎらい」