今回のテーマは、「生姜」です。 お答えします 作成:コーヒーオリゴ糖情報センター 冬に近づくと冷え性が気になるのですが、生姜は効果があるのでしょうか? 生の生姜にはジンゲロールという成分があり、末梢血管の拡大や、免疫細胞を活発化してくれる働きがあります。 加熱した生姜はジンゲロールがショウガオールに変わり、血管を拡張することで血流を良くし、体を温める働きがあります。 どのように取り入れると冷え性に効果的なのでしょうか? 生の生姜は末梢血管を一時的に拡張するので瞬時に体を温める効果はありますが、持続性は少ないです。 一方で免疫機能を活発にする為、風邪をひいた時や、殺菌効果を期待する時に使用すると良いでしょう。 冷え性が気になる人は生姜を加熱して使うことで、体の深部から温めてくれます。また、乾燥した生姜は、 ジンゲロールとショウガオールの両方が作用して全身を温めてくれます。 生姜の保存方法はありますか? 生の生姜を切ると、切ったその時から空気に触れて酸化が始まります。酸化防止のためには、 皮を綺麗に洗って 水気をしっかり取った状態で瓶に入れ、ホワイトリカー(梅酒を作る時に使う焼酎)に漬け込むと、使用したい時にすぐに 使用できます。主に喉風邪に使用する方は、薄切りにしてはちみつに漬け、涼しくて陽の当らない場所に保管すると良いでしょう。 冷凍したり冷蔵すると、効果が半減すると言われています。また、上記の通り、乾燥した生姜はジンゲロールとショウガオールの 両方の作用があるので、天日干しにして保存する方法もお勧めです。 他にも冷え性に効果的な食材はありますか? 人参、れんこん、山芋、ごぼう、かぶ等の冬にとれる食材は、基本的に体を温めてくれます。 砂糖は血行を悪くして体を冷やす働きがあり、アルコールも体を冷やすので、日本酒やワインは温めて飲むことをお勧めします。 唐辛子などの香辛料は、一時的に体を温めますが、汗をかいて体を冷やす働きがあるので注意が必要です。また、体を温めるもの ばかり摂るのではなく、バランス良く食べるようにしましょう。 なるほど! 風邪や殺菌作用を期待する時は生の生姜を、冷え性が気になる時には乾燥した生姜や加 熱して使用する等、用途に応じて上手に使い分けて下さい。 管理栄養士 マメ子の豆辞典
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