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今回のテーマは、「血圧」です。
作成:コーヒーオリゴ糖情報センター
お答えします
Q:高血圧とはどういう状態?
A:“血圧”というのは血液が血管を通る時に血管にかかる圧力のことを言います。心臓が60回~70回/分、ポンプのように血液を血管に
押し出します。その時、動脈硬化などで血管壁にコレステロールや中性脂肪が溜まって血液の通り道が細くなっていると、血液が血管を
通り難い状態になります。
その血管に心臓から一定量の血液を送り込むと、細い血管に大量の血液が流れることになり、通常より血管にかかる圧力が強くなります。
この状態が高血圧です。
Q:なぜ高血圧だと良くないの?
A:高血圧が続くと、血管にも心臓にも継続的に負担がかかります。その為、血管や心臓に障害をもたらし易いということになります。
例えば心臓は負担に耐えられるように心筋を増やして心肥大の状態になってしまったり、血管は圧力に負けないように血管壁を厚くして
動脈硬化を起こしやすくなるなど、高血圧が続くと血管の病気を引き起こす可能性が大きくなります。
Q:食事で気を付けることはありますか?
A:塩分を取り過ぎると血圧が上がってしまうことが多くの研究や統計などから知られています。
日本高血圧学会が発表している“高血圧治療ガイドライン”2009年では日本人の塩分摂取量は6g/日未満と定められました。
平成22年国民健康・栄養調査の概要では食塩の摂取量が男性で11.4g/日、女性は9.8g/日、総数は10.6g/日でした。
6g/日未満に制限するのは大変かもしれませんが、日頃から以下のような減塩のコツを参考にしたり、塩分(ナトリウム)の排出を促して
くれるカリウムを多く含む食材(生野菜、めかぶやワカメ等の海藻類、納豆や松の実など)を献立に組み込むなど、食生活に注意しましょう。
【 減 塩 の コ ツ 】
☆新鮮な食材を使用して調味料を控え、食材の持ち味を生かす
☆減塩商品を上手に利用する
☆だしや香辛料、香味野菜、レモンなどの柑橘類、酢などを活用し、塩分以外で味をつける
☆汁物は具沢山にして汁気を少なくする
☆麺類の汁は全部飲まずに残す
☆外食、加工食品を控える
☆調味料をかけるのではなく、別皿にし、適量つけながら食べる
なるほど!
管理栄養士
マメ子の豆辞典