スライド 1

今回のテーマは、「脂肪」です。
お答えします
作成:コーヒーオリゴ糖情報センター
内臓脂肪と皮下脂肪って何が違うのでしょうか?
名前の通り、内臓脂肪は肝臓や腸など内臓の周りにつく脂肪のことです。臓器の周りにつくので、どれ位の脂肪がついているかという
「量」を知ることが難しい脂肪です。一方、皮下脂肪は皮膚の下にある皮下組織という部分につく脂肪のことです。体表面の近くにある為、
‘つまめる脂肪’なので、つまんだ厚みによって肥満度を確認することが出来ます。
どちらの脂肪が体に悪いのでしょうか?
どちらが、というより、種類が異なるのでそれぞれ体に影響を与えます。
内臓脂肪型肥満は生活習慣病を引き起こしやすい脂肪です。内臓脂肪が多くなると糖尿病や脳梗塞、高血圧などの原因になる確率が
上がる為、危険だと言われています。
皮下脂肪は生活習慣病などの原因にはなりませんが、多くなりすぎると、骨格に負担をかけるため、膝や腰を痛め、健康管理上、問題に
なります。
男女差はありますか?
あります。内臓脂肪は男性の方がつきやすく、皮下脂肪は女性の方がつき易い脂肪です。内臓脂肪は蓄積されやすいですが、分解も
されやすい脂肪です。男性はすぐにエネルギーとして取り出せる内臓脂肪を蓄えやすくなっています。
皮下脂肪は代謝が悪いので内臓脂肪よりも分解され難い脂肪です。女性は外的な力から身を守る為か、皮下脂肪がつきやすくなって
います。
どのようにしたら脂肪を落とせますか?
内臓脂肪は臓器の周りについているので、有酸素運動を行うことで、分解しやすくなります。
皮下脂肪は体表面に近いので、マッサージと運動を組み合わせると効果的でしょう。
内臓脂肪は日々貯めたり、使ったり出来る、「普通貯金」、皮下脂肪は貯めるとなかなか使うことが
無い「定期貯金」のようなイメージで捉えてみるとわかりやすいかもしれません。
どちらも、生活習慣に大きく関わるので、日頃から注意が必要ですが、特に内臓脂肪型の肥満は
生活習慣病を引き起こしやすいので運動と食事をうまく組み合わせて健康維持に努めましょう。
特に食事については以下の事に注意しましょう。
①適切なエネルギー量を守る。
②3食均等に分けて食べる。
③バランス良く食べる。
④食物繊維をしっかり摂る。
⑤DHA、EPAを含む青魚を積極的にとる。
⑥アルコール、甘い物を控える。
なるほど!
管理栄養士
マメ子の豆辞典