今回のテーマは、「運動時の栄養について」です。 お答えします 作成:コーヒーオリゴ糖情報センター Q:運動前は食事をしない方が良いのでしょうか? A:運動直前(5分前など)にしっかりと食事をとることは避けた方が良いでしょう。 健康維持のためには運動も栄養も大事です。運動時は筋肉を動かすためにエネルギーが使われます。空腹過ぎるとエネルギーが 使われて低血糖になることがあります。しかし、満腹の状態では胃に負担がかかり、胃が痛くなることがあります。 その為、運動を始めるまでの時間によって食事の内容を変える必要があります。 Q:運動前はどんな食事が良いのでしょうか? A:運動の種類にもよりますが、運動を始めるまでの時間がどれくらいかによって変わります。 ●2時間以上空く場合:主食・主菜・副菜を揃えたバランスの良い食事をしましょう。脂肪が多過ぎると消化に時間がかかり、胃の負担に なることがあるので、控えた方が良いでしょう。 ●1時間程度の場合:おにぎりなど比較的消化の早い、炭水化物中心の食事をお勧めします。 ●30分程度の場合:バナナやオレンジジュースなど速やかに吸収される糖質をお勧めします。 ●5~10分前の場合:液体(スポーツドリンク)やゼリー状の栄養補助食品など糖質中心で吸収の早いものをお勧めします。 Q:運動後はどんな食事が良いのでしょうか? A:運動後は運動中に使われたエネルギー(糖質)やビタミン・ミネラルの補給、使われた筋肉の回復のため、たんぱく質の補給と汗を かいた分の水分補給が必要になります。 運動後は速やかに糖質、たんぱく質を補給します。これにより疲労回復の度合いが異なります。 運動直後はヨーグルトドリンクなど消化の良いものを補給して体が少し落ち着いてから、ゆっくりとバランスの良い食事をしましょう。 Q:バランスの良い食事とはどんな食事ですか? A:栄養素の働きを大きく3つに分けると ●身体を動かす為のエネルギーとしては炭水化物(ご飯・パン・麺・芋など) ●筋肉や血液を作るものはたんぱく質(肉・魚・卵・豆・豆製品・牛乳など) ●エネルギー代謝を助けたり、体づくりを円滑にしてくれるのはビタミン・ミネラル(野菜・きのこ・海藻・果物など) と言われています。この栄養素がとれるように、主食・主菜・副菜で色々な食材を取るように心がけると良いでしょう。 2012年はオリンピックが開催されます。 応援も楽しいですが、自分で身体を動かすのも良いですね! 健康づくりのため、効果的に栄養をとって、活発に運動しましょう。 やってみます! 管理栄養士 マメ子の豆辞典
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