3 一次関数

3 一次関数
1章 一次関数とグラフ
§5 一次関数の利用
(4時間)
§5 一次関数の利用
サイクリングで京都から神戸まで行くことにした。
朝出発して、9時にはあと90kmの地点を通過した。
さらに進んでいくと、 13時にはあと30kmの地点を
通過した。このペースで進み続けると、神戸には何
時に着くだろうか。 y
時間をx時、神戸 100
までの残りの距
離をykmとして、
グラフをかくと、 50
グラフから、
y=0 のとき
x=15
到着予定時刻15時
O
5
10
15
x
《P66 例題1》
家
学校
x分後
4km
ykm
(1) グラフから、
y=0 のとき
家から学校まで距離
4km
x=16 16分後
家を出てからの時間
x分
学校までの残りの距離 ykm
(2) グラフの式は、
1
x, yの関係をグラフに表すと、
y=-― x +4
4
y
(0≦x≦16)
x=6を代入して、
6
1
y=-―×6+4
4
4
5
5
2
y=―
―km
2
2
《P66 例題1》
O
10
20
x
《P66 解答1》
《例題2》
AさんとBさんは同じ会社の携帯電話と契約して
いる。
標準プランで契約しているAさんは、月50分の通話
で6600円、月150分の通話で10600円だった。
また、ちょっとコールで契約しているBさんは、月
50分の通話で6300円、月150分の通話で11900円だっ
た。(ただし、どちらも平日昼間の通話とする)
ちょっとコールの料金が標準プランの料金より高
くなるのは何分以上通話した時からか。
通話時間をx分、料金をy円として、グラフをかくと、
y
B
A
10000
5000
O
50
100
150
x
Aさんの契約を表す式を y=ax+b とすると、
x=50のとき y=6600だから、
・・・・・・・・①
6600=50a+b
x=150のとき y=10600だから、
10600=150a+b ・・・・・・・・②
①, ②を、 a , b の連立方程式とみて解くと、
②-①
4000=100 a
a=40
a=40 を①に代入して、
6600=50×40+b
b=4600
(a , b)=(40 ,
よって、求める一次関数の式は、
4600)
・・・・・・・・③
y=40x+4600
Bさんの契約を表す式を y=a’x+b’ とすると、
x=50のとき y=6300だから、
・・・・・・・・④
6300=50a’+b’
x=150のとき y=11900だから、
11900=150a’+b’ ・・・・・・・・⑤
④, ⑤を、a’ , b’ の連立方程式とみて解くと、
⑤-④
5600=100a’
a’=56
a’=56 を④に代入して、
6300=50×56+b’
b’=3500
(a’ , b’)=(56 ,
よって、求める一次関数の式は、
3500)
・・・・・・・・⑥
y=56x+3500
直線A, Bの交点の座標は、③, ⑥を連立方程式と
みて解けばよい。
・・・・・・・・③
y=40x+4600
y=56x+3500
・・・・・・・・⑥
⑥を③に代入して、
56x+3500=40x+4600
16x=1100
x=68.75
③に代入して、
y=40×68.75+4600
y=7350
(x , y)=(68.75 ,
7350)
よって、ちょっとコールの料金が標準プランの料金
より高くなるのは、69分以上通話した時からである。
《P69 例題3》
つるまきばねの長さ
おもりの重さ
ばねの長さ
(g) 0 10 20 50 80 100 120
(mm)
30 33 35 42 50 55
61
おもりの重さをx g、ばねの長さをy mmとして、対
応する点をとる。
y
l
50
O
50
100
x
《P69 例題3》
つるまきばねの長さ
おもりの重さ
ばねの長さ
(g) 0 10 20 50 80 100 120
(mm)
30 33 35 42 50 55
61
おもりの重さをx g、ばねの長さをy mmとして、対
応する点をとる。
これらの点は、ほぼ一直線上に並んでいるので、
yはxの一次関数とみることができる。
これらの点のなるべく近くを通るように、直線 l を
引く。
l の切片は30
l の傾きは0.25
よって、y=0.25x+30
(0≦x≦120)
y
l
50
O
50
《P69 解答4》
100
x
《P67 解答2》
例題で得た一次関数
9
y=―x+32
5
《P68 解答3》
《P70 問題2》
《P70 問題5》
y
y
5
-5
O
-5
5
5 x
-5
O
-5
5 x
《P71 問題8》
《P72 確かめて 1》
y
y
50
5
-5
O
10
-10 O
-10
10
x
-5
5 x
END