卒業研究

*
12.7 中村直子
目次
・ NZMATHのCurve type
・既存Curve typeの性能
・今後の予定
実際のNZMATHの既存のCurve typeは以下.
𝑆: suyama′ s parameter
Bernstein’s
parameter
𝐵: 2: 1 , 𝑠, 𝑢, 𝑣, 𝑤 = [16,18,4,2]
𝐴1: 2: 1 , 𝑠, 𝑢, 𝑣, 𝑤 = [4,14,1,1]
𝐴2: 2: 1 , 𝑠, 𝑢, 𝑣, 𝑤 = [16,174,4,41]
Janice’s
parameter
𝐴3: 3: 1 , 𝑠, 𝑢, 𝑣, 𝑤 = 9,48,1,2
𝐴4: 3: 1 , 𝑠, 𝑢, 𝑣, 𝑤 = [9,39,1,1]
𝐴5: 4: 1 , 𝑠, 𝑢, 𝑣, 𝑤 = [16,48,1,1]
起点𝑃
Janiceのパラメータ
𝐸𝑎,𝑏 : 𝑏𝑦 2 = 𝑥 3 + 𝑎𝑥 2 + 𝑥・・・ ∗
𝑄 = 𝑥0 , 1 は∗上の起点である.
𝑃 = 𝑥0 : 1
𝑎 = 𝑣𝑑 + 𝑤 𝑏 = 𝑠𝑑 + 𝑢として
𝐸𝑎,𝑏 : (𝑠𝑑 + 𝑢)𝑦 2 = 𝑥 3 + (𝑣𝑑 + 𝑤)𝑥 2 +𝑥
𝑠 = 𝑥0 2 𝑣 ,
𝑢 = 𝑥0 3 + 𝑤𝑥0 2 + 𝑥0
よって, 𝑥0 ,𝑣, 𝑤を変えることにより新たなパラメータを作っている.
Janiceの場合 𝑥0 ∈ 1,4 としている.
Bernsteinの場合
𝑄 = 2,1
𝑃 = 2: 1
𝑠, 𝑢, 𝑣, 𝑤 = 16,18,4,2
すなわち, 𝑎 = 4𝑑 + 2 , 𝑏 = 16𝑑 + 8
Curve typeを指定しなければ、 NZMATHでは
𝐴1: 2: 1 , 𝑠, 𝑢, 𝑣, 𝑤 = [4,14,1,1]で実行する設定.
今までの実験結果は𝐴1のパラメータであった.
Curve type 𝑆 と𝐵 ではどれほど違いかあるか
𝐴1 ~ 𝐴5 の中では最も有効なパラメータはどれ
か
・20桁(10×10)で実験を行った.(各20個ずつ)
実験環境
CPU :AMD Phenom Ⅱ X6 1060T
(3.2GHz×6core)
メモリ : 8.00 GB
Disk : HDD 2TB , SSD 64GB
Host OS:windows Server 2008 R2 Standard
Emulator: VNWare Player 3.1.3
Guest OS: CentOS 5.5(x86)
python 2.7.2
NZMATH 1.1.0
𝑆と𝐵の比較
平均値
S
𝑩
13.022
0.977
・𝑛 × 𝑛の場合はBernsteinパラメータ
が有効である.
𝐴1~𝐴5の比較
平均値
𝑨𝟏
𝑨𝟐
𝑨𝟑
𝑨𝟒
𝑨𝟓
23.674
22.072
15.783
24.802
7.9063
・ 𝐴5が𝑛 × 𝑛の場合は最も有効だと考えられる.
今後の予定
Suyama パラメータとBernsteinパラメータの
有効性を検証.
パラメータを変えてまずは, 𝐴5より有効なものを
探してみる.