自然エネルギーを利用した発電機 風帽子 1 目的 今回毎秒3メートル程度の低風速でも十分 な発電ができるような発電機を作る為に今 までに学習した流体力学などの知識を使 いどのような仕組みや形の発電機が最適 かを考え発電効率のよい発電機を作るこ とを目的とする。 2 作品の概要 • 今回考えた発電機は、一般的に使われている風 力発電機を基本としてさらに発電の効率を上げ る為にプロペラの周りに筒を取り付け、その筒の 周りを流れる空気が筒の後方で剥離現象を起こ し、その剥離によって筒の出口付近で渦ができ その為に空気の気圧が下がり筒中の空気が出 口付近の気圧の低い場所に引き寄せられるので 筒中の空気の流れが速くなりそれがプロペラの 回転スピードを上げ発電の効率を上げる働きを すると考えています。さらに筒の後方につばを取 り付ける事により気圧の低い場所の面積を広げ より効率のよい発電機にするように考えています。 風の流れ 風車 集風加速装置 図1 風速増加のメカニズム 3 発電機の説明 • 発電機は、実際のモーターと同じ仕組みで銅線 で作ったコイルの周りに円盤形磁石を取り付け て、またコイルの軸をプロペラにつなげることで 風力で得た回転力がコイルを回転させることにな りコイルの磁場を横切る部分に誘導起電力が生 じ、コイルの両端に抵抗をつなげることで電流を 発生させる仕組みになっています。また、鉄心部 分はそこに発生する渦電流を小さくするために薄 い鉄板を何重にも重ねて作る積層鉄心にして発 電機の効率ができるだけ落ちないように考えて います。 軸 磁石 コイル 銅線 図2 発電機の仕組み 4 今後の予定 • 今の進行状況は今説明したように作品の 概要はあるていど完成しているので次回 から部品の注文をし、実際に発電機を作 成し試運転をすることで筒やつばの寸法を より効率の高いものにし、よりよい発電機 が完成するように目指していきたいです。
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