物流現場における作業改善事例データベースの作成と活用に関する研究流通情報工学課程２００１７２７澤沼徹作業改善について作業改善のサイクル Plan 計画評価 See Do 実施作業改善事例① 事例の検索が不便改善事例の内容改善対象改善方法改善目的改善結果 etc 事例によって項目の種類や表現方法がバラバラ該当する事例を探すのが困難改善事例の書式例② 必要な情報が十分記載されていない書式が統一されていない研究の目的・作業改善事例データベースの作成項目の整理（改善事例の項目を分類・整理）・データベースの活用方法の検討事例検索の機能の提案（事例検索の不便を解消）事例の項目のイメージ事例A 事例B 事例C 事例D 項目の整理のイメージ・・・既存の事例からの項目・・・新たに追加した項目・・・小分類をまとめた項目実際の分類図項目分類まとめ入出庫コスト荷役検品作業改善対象取扱商品業種保管作業動線人作業の標準化施設内全般作業の容易化その他製品(機器・機械) その他製品（その他）資材部品記載あり記載なし宅配便業倉庫業運送業記載あり記載なしスペース通路製品（食品）改善目的スペース作業パレット保管倉庫全体その他入出庫時間荷役時間時間検品時間仕分け時間梱包時間その他従業員数その他負荷その他取扱量人件費ピッキング梱包システム化支援機器経費待ち時間改善方法レイアウト安全ルール・仕組みその他検品ミスミス出荷ミスピッキングミス記入ミスその他作業全体その他道具・工具運搬器機その他通路スペース作業スペースパレットスペースその他施設内レイアウト商品レイアウトその他人(視覚）環境手順・方法の変更仕組み・ルールの確立その他システム廃止廃止その他作業環境基幹業務機械・機器廃止作業廃止その他改善期間記載あり改善費用記載あり記載なし記載なしデータベースの活用方法の検討問題発見のための情報提供事例を参考にするときの検索問題発見のための情報提供1、2 取扱商品ごとの改善目的の傾向を活かした抽出機能作業ごとの改善目的の傾向を活かした抽出機能問題発見のための情報提供最新の事例からみていく機能事例を参考にするときの検索1 分類項目をキーワードに検索事例を参考にするときの検索2 各改善目的に対して多くとられている改善方法の順に抽出できる機能事例を参考にするときの検索3 取扱商品ごとの改善方法の傾向を用いた検索機能項目間のクロス集計を行い、改善の傾向や特徴、項目間の関連を統計的に分析分析内容 ①改善の対象作業と改善目的の関連 ②改善目的と改善方法の関連 ③取扱商品項目ごとに見た改善目的と改善方法の関連改善の対象作業と改善目的の関連作業と改善目的のクロス集計表目的作業ミス・精度コスト人入出庫 4 (27%) 2 (13%) 3 (20%) 1 (6.7%) 4 (27%) 1 (7%) 15 件 (100%) 荷役 0 (0%) 5 (28%) 3 (17%) 1 (5.6%) 4 (22%) 5 (28%) 18 件(100%) 検品 5 (63%) 1 (13%) 2 (25%) 0 (0%) 0 (0%) 0 (0%) 8 件(100%) 5 (31%) 2 (13%) 3 (19%) 1 (6%) 3 (19%) 2 (13%) 16 件(100%) 保管 0 (0%) 0 (0%) 1 (20%) 4 (80%) 0 (0%) 0 (0%) 5 件 (100%) 梱包 1 (20%) 0 (0%) 1 (20%) 1 (20%) 2 (40%) 0 (0%) 5 件(100%) 施設内全般 1 (8%) 2 (17%) 2 (17%) 1 (8%) 1 (8%) 5 (42%) 12 件（100%) その他 2 (50%) 0 (0%) 0 (0%) 0 (0%) 1 (25%) 1 (25%) 4 件(100%) ピッキングスペース時間作業環境事例延べ合計数結論 • 実際に報告されている改善事例の項目を分類・整理したデータベースを作成した →データベースの活用が可能となり、今後改善情報を充実させることで事例のフォーマットの土台を構築できた • 本データベースを用いることで実際の物流現場で →問題発見のための情報提供 →事例を参考にするときの検索に活用できる • 事例を参考にするときの検索 ①分類項目をキーワード検索 ②改善目的と改善方法の順に抽出できる機能 ③取扱商品ごとの改善方法の傾向を用いた検索事例を参考にするときの機能 ①分類項目をキーワードに検索 ②各改善目的に対して多くとられている改善方法の順に抽出できる機能 ③取扱商品ごとの改善方法の傾向を用いた検索機能問題発見における機能 ①取扱商品ごとの改善目的の傾向を活かした抽出機能 ②作業ごとの改善目的の傾向を活かした抽出機能 ③最新の事例からみていく機能