1 ヒストアクリルガイドライン 構造化抄録フォーム ガイドラインタイトル 項目名 文献 No. ID 血管内投与禁忌の塞栓物質ガイドライン ヒストアクリル塞栓術 75 文献情報:著者、タイトル、雑誌名、発行年、巻(号)、 ページ Stroke from Delayed Embolization of Polymerized Glue 17554195 Following Percutaneous Direct Injection of a Carotid Body Tumor. Thamburaj Krishnamoorthy, MD, Arun Kumar Gupta, MD, Jayadevan E Rajan, MD, Bejoy Thomas, MD. Korean J Radiol 2007;8:249-253 目的 研究デザイン(メタアナリシス、システマティックレビュ ー、RCT、ケースコントロール、症例報告、 、) エビデンスレベル エビデンスレベル (二次チェック) 対象(患者、疾患、病態など) 症例数 研究施設、国 頚動脈小体腫瘍への直接穿刺による NBCA 塞栓術後に起き た脳梗塞 Case report Ⅴ Ⅴ 52 歳、男性。頚動脈小体腫瘍(パラガングリオーマ)によ る腫脹あり。直接穿刺で NBCA 塞栓した。 1 症例 (自検例) Department of Imaging Sciences and Interventional Radiology, Sree Chitra Tirunal Institute for Medical Sciences and Technology, Trivandrum, Kerala, India 介入/検査 52歳、男性。頚動脈小体腫瘍(パラガングリオーマ)によ る腫脹あり。ICAをバルーン閉塞下、腫瘍を直接穿刺しNBCA 塞栓した。 評価項目 有害事象の程度 統計手法 結果 なし 12 時間後に、左麻痺が出た。画像診断的にも NBCA による 脳梗塞の診断。6 ヵ月後には軽快。 結論 液体状態のNBCAが飛散すると考えるのが普通だが、凝固し たNBCAも飛散することがある。 (腫瘍への直接穿刺法では) CQ1 ヒストアクリルの血管塞栓の機序ならびに効果に関 する記載(有の場合、その内容も) CQ2 どのような状況が適応かについての記載 記載なし。 CQ3 ヒストアクリル血管塞栓術による合併症に関する記載 脳梗塞 多血性腫瘍 (腫瘍へ直接穿刺しているので今回のガイドラインは血 管内治療によるものなので少し内容から外れる。) CQ4 ヒストアクリルの安全な使用方法に関する記載 ICAをバルーン閉塞させ、テストインジェクションもして からNBCA塞栓している CQ5 ヒストアクリル塞栓術施行時の疼痛対策(前投薬、局 所麻酔、全身麻酔、薬剤の血管内投与、その他)に関する 記載。 記載なし CQ6 ヒストアクリルの血液凝固能低下時の有効性に関する 記載 CQ7 ヒストアクリル使用時に混合する造影物質に関する記 載 CQ8 ヒストアクリル使用時のリピオドールとの混合比に 関する記載 記載なし。 CQ9 ヒストアクリルと他の塞栓物質併用に関する記載 なし LPD と混和 50% NBCA-LPD 2 コメント 作成者 作成日 班長コメント・班長名 委員会コメント・委員会名 直接穿刺法による合併症 徳江浩之 2010年8月24日 竹内義人 血管塞栓術に用いる NBCA のガイドライン作成委員会
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