見田 現代社会の理論 社会主義の反省 情報を抑圧 エリート主義 一部のエリートだけが、 意志決定を行う どんな立派な理想を 掲げた社会であって も、多くの人々にとっ て魅力的でない。 社会主義の主張 供給>需要 儲かるから人々争っ て投資 過剰投資 社会主義 恐慌 計画して生産! 恐慌起きない BUT:計画→新しい抑圧 やっぱり上手く行かない。 軍需需要 戦争するとたくさんの 需要が生まれる(壊して は作るのくりかえし) 情報化/消費化社会 光 モード 次々と自己否 定して新しい 価値創造 物質によらない記号 (情報) 新しい情報次々と 生み出せる デカルト空間:座標軸で捉えら れる均質で無限な空間 どんどん需要生み出せる 欲望のデカルト空間 情報化/消費化社会 闇 情報社会システム内部 “水俣病” 二重の疎外 システム外部 環境問題 南北問題 皆さんの解決策 • 道徳・倫理説:規範を変える(利他的) 例:消費を抑える • 教育説:認識を変える(自己の長期的利益/ 不可視化 自分のためにならない) 例:自国食糧生産 アメリカ牛肉不買 • 法律 • 情報化社会を諦める 難しさ(皆さんのご指摘どおり) • 消費抑える→過剰生産の恐怖 • 倫理・道徳→社会主義の失敗(手段としてのエ リートによる抑圧) • 教育説→社会的ジレンマ • 法律→規制の抜け道(「水俣病」「ポジティブリス ト」等々) • 情報化社会をやめる→過剰生産の恐怖 やめ方によっては、抑圧 社会的ジレンマ それでも情報化/消費化社会(4章) ココア・パフ(ぽっぽ焼きは世界を救う?!) 小麦粉に極わずかな原料を足しただけ ヒットした~「パフ!」というイメージを買った 原料を使わなくても需要を引き起こせる! 情報化/消費化社会:情報・消費の概念を見 なおせば、闇を生み出さないNEW情報化/消 費化社会を構築可能?! 20XX年6月28日CNNニュース 今日のニュース 世界を魅了しつづけるPopp Yaki。ついに家庭用製造機1億台突 破!! 世界の主食へ 前世紀の遺物、〇クドナルド、ついに倒産。Popp Yakiに敗れる。 ついに飢餓人口0名に! ココア・パフ 25倍の価格 ある意味、ぼったくり 25倍の価格~25分の1の資源で、外部収奪 的でなく、需要大 大きな可能性を示している!! 見田のアイディア <消費>と「消費」 “消費”に比例して「資源」を消費しな い<消費>?! 「消費」:商品の購買による消費~転義 <消費>:充溢(じゅういつ)した燃焼 しきる消尽(しょうじん)~原義!? 消費の原義 ・他の手段ではなく、それ自体が喜び。 他者や自然との交歓(歌や笑い、性 や遊び) ・例:詩の美しさ~パルプをたくさん消 費することと、美しさは比例しない。 商品に転化:「消費」社会 人間の欲望と感受能力の可塑性 可塑性:ねんど~カタチ変えられる 「情報」化社会~感受性マヒ・ 欲望無限 可塑性だから欲望・ 感受性変化 <消費:生きる喜び>~美という<情報>と いう<かけがいのないもの>着陸地点を 持ちながら、無限に需要拡大できる? その他 経験のない理想~実現難しい だから 人類共通の“生きる喜び”に着陸地点に。 理想・未来の社会のために「抑圧」や「禁 止」をするのでなく、今の“生きる喜び”に 訴えかける。 見田理論の素晴らしさ 大変、大きな物語 我々の社会が抱える、個人が抱 える喜び・怒り・哀しみ・楽しみ 情報化・消費化社会で理論化 次世代の社会構想 多くの社会科学~認識のための認識 または細分化。大きな物語なし 見田理論の疑問点 原義・本質等 原義なのか? “情報化社会”が可塑性なら「生きるこ との喜び」ということもいくらでも変え られるから、どれが先、どれがモトな んていえない?! しかし たくさんのヒント~情報社会のしくみ 光と闇 クリアすべき条件 社会~なにをどう変えるとどうかわる?(認知) ~どうかわりたいのか?(規範) 「新しい社会」の条件 × 情報を抑圧する社会 今の楽しさに訴える 〇 需要は生み出さなければならない 〇 資源の量に相関しないで喜びを生み出せる (資源を使わないことではない~精神的な営為) 〇 人々の経験に訴えかけ、自分たちが「いまを生き る」ために進んで変化する × 未来の理想のためにガマンする これを考えるのが、大学人の仕事!! 映像資料:トップランナー • 建築家 目的 社会にとっても拘束さ れる(この半期の講義) 我々の生き方 しかし 社会は、とりわけ情報化社会は“可塑的” ならば「なりたい自分にになれる」社会を作 れるはず そのためには、どんな情報によってどんな行動(新しい文 化)が生じるか解明の必要あり (お互いに調整が必要。また「なりたい自分」も 社会から影響を受けていることに注意)。 なりたい自分:重要なポイント1 “楽しみ”が重要 “楽しい(光)” ~自由のもとで選択される 自由を抑圧せずに、闇が被わない。 そんな“楽しさ”を体験できる社会 (163ページ 洞察のベース必要) なりたい自分:重要なポイント2 「未来のために」 ガマンしつづける 時間感覚~未来か共時性か? 参考文献 チクセントミハイ『楽しみの社会学(楽しむということ)』 思索社 1991・1979 真木悠介『気流の鳴る音』 筑摩書房 1977年 真木悠介『時間の比較社会学』岩波書店 吉田民人「システム・情報・自己組織性」吉田民人・鈴木正 仁編著『自己組織性とはなにか』ミネルバ書房 1995年 楽しみの社会学 現代社会~動機づけ:欲望のメカニズ ム←金銭・権力・名声(+快楽) 外発的動機(行動を他の価値と結び つけて得られる動機) 未来のためにガマンする! 「現在」の行動管理(少し古い) 外発的報酬・処罰によっての み人は動く~暗黙の了解 幼児期から「こんなことするとみん なに笑われるよ(名声)」 成績や、表彰(象徴的な報酬)、落 第等、外発的な動機で動かされる。 なさねばならにことはつまらな い? 教師「成績 のために勉 強している。 勉強それ自 体の意味や 報い」気にし なくなる。 相 互 作 用 なさねばな らないこと それ自体 は無意味。 仕事:雇用者-労働者 外発的動機にのみ頼ることの弊害 外発的動 機によっ てのみ 「成員間で疎外」 「破壊的な物的 資源の消耗」 我々の半期、考えてきた事と同じこ とを指摘している!(情報化社会の 闇に他ならない) 内発的動機 しかし、地位も名誉も、金銭もすべて犠牲にしている人々 がいる 例:趣味でロック・クライミングに命をかける人、芸術に 生活すべてをささげる人、チェスに精力を注ぐ人 彼らの楽しみを通して、内発的動機を取り 戻す社会を考えられないか? チクセントミハイの問い 刺激-反応図式タイプの心理学 生物 刺激 反応 外発的動機と内発的動機区別し ていない。 内的事象に着目している心理学 外発的動機の効果や生理的刺激によって動 機づけ 外部刺激や快体験だけで説 明できるだろうか 個人の能力や目標、主体的評 価等を考慮した全体的で相互作 用を仮定したアプローチが必要 既存の内発的動機の研究 還元論的欠乏仮説 エディプス コンプレッ チェス クスの昇華 上記の目的なら、もっと単純なゲームで いいはず! もっと別の理論化も可能であろう。 仮説 フロー感覚(強い没入経験:時間も 忘れて何かに没頭する楽しさ)が、 彼らに共通する楽しさである。 検証・結論の一部省略 見田理論の発展 見田の欠点~“喜び”の研究・検証不足 チクセントミハイ~内発的動機のしくみ研究 我々の主張 フロー感覚を経験することで、情報 化社会において闇を押さえられるの ではないか フローと疎外 外発的動 機 内発的動機に変え ることでこの連鎖を 経ち切る 他人の声が 聞こえない。 今の自分を大切 にできない 他人の今も大切で ないと考えてしまい がち フローと他者との共感(水俣病 からの脱却) 自分のフロー 大切:他者のフ ロー感覚の剥奪 にも鋭敏になれる お互いがフロー感覚を得られるように 自分の「必要」以上の消費を止める。 論点 自分勝手にフロー感覚に陶酔しない為に より没頭する~他者からの協力・ 教えあうこと:助け合う経験 没頭することを通して、学ぶ。 (例:×記号消費のために大学 〇より没頭するために) 学びたいときに、助けが欲しいときに助 けを求める。×同じ時に同じものを学 ぶ。
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