郵政事業民営化

郵政事業民営化
とは
 郵便・郵貯・簡保の三事業一体
 職員は国家公務員
 国営
 独立採算性
公社化前の問題点
 財政投融資
郵貯・簡保で集めた資金を旧大蔵省資金運用
部に預託
→特殊法人で運用
 特定局問題
世襲制→何もしなくてもお金が入ってくる
 渡切費
個人の裁量で自由に扱える、用途不明瞭の金
民営化による利点
 独立採算制により、無駄な費用を抑える
 国の出費が抑えられる
その他問題解決点
 財政投融資
→2001年4月制度廃止
資金は全額自主運用へ
ただし、公社化が直接の要因ではない
公社化後の問題点1
 郵便事業への参入条件
10万本のポスト設置
↓
新規参入者なし
公社化後の問題点2
 総務大臣の許可制
 民間に事業開放されているにもかかわらず、
郵政公社と総務省の間に強いつながりがあ
る。
民営化へ
 民間参入が可能な現実的な法案
 新しいサービス
民間参入が可能な制度
 ポスト10万本→非現実的
 利用者のところまで業者が回収に行くなど
の許可を出すべき
 コンビニエンスストアとの契約
 新しいサービスの許可
郵便ポストの定義
 会社のマークか社長の名前が必要
 利用可能時間と収集時間
 取り出すことが容易なのは駄目
 構造が頑丈で施錠が必要
 紛らわしくないようにする
 安全や秘密が守れるようにする
民間企業の意見
 ヤマトの宅急便取扱店は店舗が30万点あ
り、十分対応できる
 しかし信書や信書取り扱い箱の定義が曖昧
 日通は法律が決まってから
 過疎地や遠隔地にも全国ネットの強みで対
応できる
新しいサービス
 競争によって利用者の獲得のための新しい
サービスが始まる
 総利用距離による割引
 利用者の顧客登録
などなど
課題
 ユニバーサルサービス
 市場寡占の可能性
 三事業の分割
ユニバーサルサービス
 遠距離と近距離の料金格差をつける
→そのかわりに割引サービス
 年賀状のような大量に送るものは一律の料
金で
市場寡占の可能性
 宅急便の例
兵庫→東京 840円(60サイズ)
 ヤマト運輸のメール便
郵便よりも安い
 サービスで競争
三事業の分割
 三事業は事業ごとに分割
 個々の部門でそれぞれ採算が取れている
ので経営は成り立つ