平成28年度一般会計補正予算(第2号)

平成28年度⼀般会計補正予算(第2号)・東⽇本⼤震災復興特別会計補正予算等の概要
■ 「未来への投資を実現する経済対策」(8⽉2⽇閣議決定)の実⾏に伴う
平成28年度追加(国費)
4兆5,221億円
1 ⼀億総活躍社会の実現の加速
(1)⼦育て・介護の環境整備
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学校施設等の環境整備〔1,873億円〕
保育・介護の人材確保等〔149億円〕
7,137億円
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保育の受け皿整備等〔545億円〕
認定こども園等の環境整備〔86億円〕
(2)若者への⽀援拡充、⼥性活躍の推進
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4,167億円
簡素な給付措置(臨時福祉給付金)〔3,673億円〕
良質な住宅ストックの形成・活用による豊かな住生活の実現〔305億円〕
2 21世紀型のインフラ整備
(1)外国⼈観光客4000万⼈時代に向けたインフラ整備
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200億円
地域少子化対策強化事業〔40億円〕
○ 地域子供の未来応援交付金〔10億円〕
低所得者向けに結婚に伴う新生活の支援を行う自治体支援事業〔10億円〕
(3)社会全体の所得と消費の底上げ
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2,770億円
1兆4,056億円
1,001億円
大型クルーズ船の受入環境改善、羽田空港等の機能強化〔267億円〕
訪日外国人旅行者受入基盤整備・加速化事業(バリアフリー、Wi-Fi等)〔155億円〕
国立公園満喫プロジェクト等推進事業〔103億円〕
地方誘客のための緊急訪日プロモーション〔45億円〕
(2)農林⽔産物の輸出促進と農林⽔産業の競争⼒強化
○ 農地の更なる大区画化、水田の畑地化等の農業農村整備事業関係予算〔1,252億円〕
○ 畜産クラスター事業〔685億円〕
○ 輸出拠点の整備など輸出力の強化〔258億円〕
○ 農林水産業のイノベーションの推進〔117億円〕
4,317億円
1
(3)リニア中央新幹線や整備新幹線等の整備加速
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3,212億円
地域の競争力強化等を図る社会資本の総合的整備(社会資本整備総合交付金)〔1,573億円〕(注1)
大都市圏環状道路等の物流ネットワークの強化、渋滞対策〔1,295億円〕
国際コンテナ戦略港湾等の機能強化〔141億円〕
○ 羽田空港等の機能強化(再掲)
(参考)財政投融資(平成28年度補正追加)
リニア中央新幹線の全線開業前倒し〔鉄道・運輸機構:1兆5,000億円〕、
整備新幹線の整備の加速化〔鉄道・運輸機構:8,279億円〕
(4)インフラなどの海外展開⽀援
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3,624億円
質の高いインフラ輸出拡大イニシアティブ 〔3,326億円〕
(国際協力銀行、国際協力機構、石油天然ガス・金属鉱物資源機構等への出資を通じた日本企業の海外インフラ展開支援)
(参考)財政投融資(平成28年度補正追加)
高効率火力発電所の建設等の日本企業の海外インフラ展開支援〔国際協力銀行:2,000億円〕(注2)
(5)⽣産性向上へ向けた取組の加速
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1,903億円
産学官共同での革新的な医薬品・医療機器の研究開発の促進等〔653億円〕
基幹ロケット・次世代衛星等の開発等〔280億円〕
人工知能に関するグローバル研究拠点の整備〔195億円〕
3 英国のEU離脱に伴う不安定性などのリスクへの対応並びに中⼩企業・
⼩規模事業者及び地⽅の⽀援
4,340億円
(1)中⼩企業・⼩規模事業者向けの資⾦繰り⽀援
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1,539億円
日本政策金融公庫、国際協力銀行等による中小企業・小規模事業者の資金繰り支援、海外展開支援等〔1,539億円〕
(参考)財政投融資(平成28年度補正追加)
中小企業・小規模事業者の資金繰り支援〔日本政策金融公庫(国民・中小):1,000億円〕
(2)中⼩企業・⼩規模事業者の経営⼒強化・⽣産性向上⽀援
○
1,176億円
中小企業の革新的ものづくりやIT導入等の支援、小規模事業者の販路開拓等〔1,121億円〕
(注1)本交付金は、2(1)・3(3)・4(3)にも配分されうる。
(注2)このほか、一般会計からの繰入金を財源とする産業投資支出を行う。
2
(3)地⽅創⽣の推進
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地方創生推進交付金〔900億円〕
水道施設の水質安全対策、耐震化対策〔400億円〕
無電柱化の推進、交通安全対策〔187億円〕
1,625億円
(参考)財政投融資(平成28年度補正追加)
鉄道立体交差化等の推進〔日本政策投資銀行:約5,000億円〕
4 熊本地震や東⽇本⼤震災からの復興や安全・安⼼、防災対応の強化 1兆9,688億円
(1)熊本地震からの復旧・復興
4,139億円
○ 公共土木施設等の災害復旧等〔1,712億円〕
○ 被災自治体が地域のニーズに応じ、長期にきめ細かく活用可能な復興基金の創設を支援(特別交付税の追加)〔510億円〕
○ グループ補助金の実施〔400億円〕
○ 学校施設等の災害復旧〔373億円〕
○ 医療施設、介護施設、児童福祉施設等の災害復旧等〔186億円〕
○ 熊本城等の復旧〔49億円〕
(2)東⽇本⼤震災からの復興の加速化
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避難指示解除に向けた除染の加速化〔3,307億円〕
復興道路や復興支援道路の整備加速化〔589億円〕
(3)災害対応の強化・⽼朽化対策
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8,049億円
地域における防災・減災、老朽化対策等の集中的支援(防災・安全交付金)〔2,554億円〕(注3)
農業用水路、ため池等の耐震化等(農業農村整備事業)〔500億円〕
循環型社会形成推進交付金(廃棄物処理施設分)〔467億円〕
医療施設等の耐震化、スプリンクラー整備等〔224億円〕
原子力発電所周辺地域における防災対策の充実・強化〔100億円〕
(4)安全・安⼼の確保
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5,456億円
2,044億円
戦略的海上保安体制の構築等〔674億円〕
自衛隊の安定的な運用態勢の迅速な強化〔217億円〕
円滑かつ厳格な出入国管理・税関体制の整備〔65億円〕
テロ対策用資機材の整備等のテロ対策の強化〔56億円〕
(注3)本交付金は、2(1)・2(3)・3(3)・4(1)にも配分されうる。
(参考1)東日本大震災復興特別会計においては5,295億円(震災復興特別交付税を除くベース)、労働保険特別会計においては52億円、
自動車安全特別会計においては2億円の追加歳出を計上している。
(参考2)財政投融資計画において、独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構等に対し3兆6,022億円(一般会計歳出との重複分を除
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けば3兆3,432億円)を追加する。これに伴い、財投債を3兆1,000億円追加発行する予定。