第5 財 政 投 融 資 今回の予算補正においては、「未来への投資を 実現する経済対策」 を踏まえ、現下の低金利状況 を活かし、インフラ整備に対する超長期の資金供 財政投融資 265 億円を追加することとして いる。 ( 3 ) 株式会社国際協力銀行 給等を行い未来への投資を加速させるため、株式 日本企業の海外インフラ展開支援や、海外 会社日本 政 策 金 融 公 庫 等 13 機 関 に 対 し、総 額 展開支援融資ファシリティの活用による海外 36,022 億 円(財 政 融 資 31,039 億 円、産 業 投 資 展開支援を行うため、事業規模を 12,000 億 2,694 億円及び政府保証 2,289 億円) の財政投融 円追加することとし、このために必要な資金 資計画の追加を行うこととしている。 として自己資金等 7,910 億円を見込むほか、 1 財政投融資 4,090 億円を追加することとして 運 用 ( 1 ) 株式会社日本政策金融公庫 ① いる。 国民一般向け業務 ( 4 ) 独立行政法人福祉医療機構 小規模事業者の資金繰り支援や、熊本地 熊本地震により被害を受けた保育施設、特 震からの復旧・復興を図るため、セーフ 別養護老人ホーム等の社会福祉事業施設及び ティネット貸付の拡充等を行うとともに、 病院、診療所等の施設の復旧等のため、貸付 貸付規模を 1,000 億円追加することとし、 規模を 91 億円追加することとし、このため このために必要な資金として自己資金等 に必要な資金として財政投融資 91 億円を追 500 億円を見込むほか、財政投融資 500 億 加することとしている。 円を追加することとしている。 ② ( 5 ) 独立行政法人大学改革支援・学位授与機 農林水産業者向け業務 構 認定農業者が取り組む規模拡大、農産物 国立大学附属病院の防災機能の強化等のた 輸出等の攻めの経営展開への支援や、熊本 め、貸付規模を 96 億円追加することとし、 地震による被災農業者への資金繰り支援等 このために必要な資金として財政投融資 96 のため、貸付規模を 400 億円追加するこ 億円を追加することとしている。 ととし、このために必要な資金として自己 ③ ( 6 ) 独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支 資金等 150 億円を見込むほか、財政投融 援機構 資 250 億円を追加することとしている。 リニア中央新幹線の全線開業を最大 8 年間 中小企業者向け業務 前倒し、整備新幹線の整備を加速化するた 中小企業の資金繰り支援や、熊本地震か め、リニア中央新幹線の建設に係る貸付業務 らの復旧・復興を図るため、セーフティ を創設するとともに、事業規模を 23,279 億 ネット貸付の拡充等を行うとともに、貸付 円追加することとし、このために必要な資金 規模を 800 億円追加することとし、この として財政投融資 23,279 億円を追加するこ ために必要な資金として自己資金等 300 ととしている。 億円を見込むほか、財政投融資 500 億円 ( 7 ) 独立行政法人住宅金融支援機構 住宅の耐震化等を促進するため、貸付規模 を追加することとしている。 を 58 億円追加することとし、このために必 ( 2 ) 沖縄振興開発金融公庫 インバウンド(訪日外国人観光客誘致) 促進 のための宿泊施設等整備や、中小企業等の資 金繰り支援等を行うために必要な資金として ( 41 ) 要な資金として財政投融資 58 億円を追加す ることとしている。 ( 8 ) 独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資 源機構 等 20 億円を見込むほか、財政投融資 30 億 資源開発促進のため、海外資源会社の買収 円を追加することとしている。 等への支援を可能とするとともに、事業費を (12) 株式会社海外交通・都市開発事業支援機 1,500 億円追加することとし、このために必 構 要な資金として財政投融資 1,500 億円を追加 交通インフラ等の日本企業の海外展開を支 することとしている。 援するため、事業規模を 145 億円追加する ( 9 ) 株式会社日本政策投資銀行 こととし、このために必要な資金として財政 鉄道立体交差化やホームドアの設置等の推 投融資 145 億円を追加することとしている。 進 に 係 る 支 援 を 行 う た め、出 融 資 規 模 を (13) 株式会社海外通信・放送・郵便事業支援 5,000 億円追加することとし、このために必 機構 要な資金として財政投融資 5,000 億円を追加 通信・放送インフラ等の日本企業の海外展 することとしている。 開を支援するため、事業規模を 118 億円追 (10) 一般財団法人民間都市開発推進機構 加することとし、このために必要な資金とし 民間都市開発事業を推進するため、メザニ て財政投融資 118 億円を追加することとし ン支援業務の拡充を行うとともに、事業規模 を 100 億円追加することとし、このために ている。 2 必要な資金として財政投融資 100 億円を追 加することとしている。 原 資 今回の予算補正における財政投融資計画の追 加に伴って必要となる原資は、総額 36,022 億 (11) 株式会社海外需要開拓支援機構 円であるが、この財源としては、財政融資資金 介護・ヘルスケアサービス等の海外展開促 31,039 億 円、財 政 投 融 資 特 別 会 計 投 資 勘 定 進のため、事業規模を 50 億円追加すること 2,694 億円、政府保証国内債 289 億円及び政府 とし、このために必要な資金として自己資金 保証外債 2,000 億円を予定している。 なお、平成 28 年度財政投融資計画の改定の概要は、次のとおりである。 (単位 機 関 名 正 改定計画 41,700 1,250 42,950 沖 縄 振 興開 発 金 融 公 庫 株 式 会 社国 際 協 力 銀 行 独立行政法人福祉医療機 構 804 13,000 265 4,090 1,069 17,090 4,674 91 4,765 独立行政法人大学改革支 援・学位授与機構 478 96 574 独立行政法人鉄道建設・ 運輸施設整備支援機構 442 23,279 23,721 独立行政法人住宅金融支 援機構 1,600 58 1,658 独立行政法人石油天然ガ ス・金属鉱物資源機構 569 1,500 2,069 株式会社日本政策投資銀 行 7,000 5,000 12,000 一般財団法人民間都市開 発推進機構 310 100 410 株式会社海外需要開拓支 援機構 170 30 200 株式会社海外交通・都市 開発事業支援機構 900 145 1,045 株式会社日本政策金融公 庫 当初計画 ( 42 ) 補 億円) (単位 機 関 名 株 式 会 社 海 外 通 信・放 送・郵便事業支援機構 小 計 食料安定供給特別会計外 20 機関 合 計 当初計画 正 改定計画 561 118 679 72,208 36,022 108,230 62,603 ― 62,603 134,811 36,022 170,833 ( 43 ) 補 億円)
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