京都市のヒートアイランド緩和策

キャップストーンプロジェクト 課題番号11
京都市のヒートアイランド緩和策
研究室:地域水利用システム計画分野(小尻研)
担当者:田中賢治
内容:
京都市は盆地の底に位置する大都市であり、夏季の酷暑
が問題となっている。各種地理情報、統計データを駆使し
て京都市における人工排熱量を推計し、ヒートアイランド
の実態を把握すると共に、ヒートアイランドの軽減に向け
て今後取りうる対策について、建物配置、交通量規制、舗
装材料等、様々な面から検討する。
首都圏の人工排熱量分布
近年、都市環境問題として
ヒートアイランド現象が注目
東京・大阪では対策等を
含め多くの研究がされている
盆地底であるためにヒートアイラ
ンドの影響が表れやすいにも関
わらず、京都での詳細な研究は
ほとんどされていない
<民生家庭部門>
排熱量原単位(/戸)
戸数・世帯人数
メッシュデータ
・エネルギー消費量
<民生業務部門>
排熱量原単位(/㎡)
業務面積
メッシュデータ
・エネルギー消費量
・商業用地面積
・業務用建物に関するデータ
<自動車部門>
排熱量原単位(/台)
・CO2排出量原単位
・車種に関するデータ
交通量
メッシュデータ
人
工
排
熱
量
分
布
各部門内の分類
民生家庭部門
戸建て住宅
集合住宅
民生業務部門
自動車部門
事務所
宿泊施設(2種)
医療施設
商業施設(2種)
教育施設(2種)
官公庁
文化施設(4種)
二輪車(8種)
乗用車(2種)
バス
小型貨物車(2種)
普通貨物車
人工顕熱フラックス(W/㎡)
<全部門合計>
京都市の地図
京都御所
嵐山
大文字山
京都駅
<民生家庭部門>
ヒートアイランドの軽減策は?
• 排熱量の総量を減らす
(空調、照明、交通量...)
• 排熱の時・空間パターンを変える
• 建物の配置を変える(風道)
• 水をまく
• 水路を増やす
• 道路を白くする....
京都の夏が涼しくなる方策を考えましょう!