統計の基礎 第8回 ばらつきの指標 6月10日 母集団の推測 • • • • • • 第8講 ばらつきの指標 ⑧6月10日 第9講 確率の基礎 ⑨6月17日 第10講 各種分布⑩6月24日 第11講 中心極限定理 ⑪7月1日 第12講 推定 ⑫7月8日 第13講 検定 ⑬7月15日 • 内容を積み上げて理解するので、 しっかりと復習するとともに、 入手した教科書を参考に多面的に理解するよ うに努めること。 • 多様な視点から検討するので、自分でしっかり と理解するように努めること。 例; 母集団の平均 標本の平均、 母集団から出現が予想される標本の平均 標本から予想される母集団の平均 ばらつきの指標 【目標】 • 統計データの分布状況を説明するため、ばら つきの指標(標準偏差)について理解する。 【構成】 1.ばらつきの図表現 2.ばらつきの統計量 3.変動係数 4.標準化 5.チェビシェフの不等式 1.ばらつきの図表現 ①ヒストグラム Excel 分析ツール パレート図は累積図 COUNTIFS 再計算が可能 ②箱ヒゲ図 • 四分位値により作成 QUARTILE Excelには直接図化する機能はない ③スカイライングラフ • PERCENTILEを活用して図化 横軸 10%の境界 縦軸 10%の大きさ/横軸の幅 密度での表現 散布図による描写 VLOOKUPの活用 面積が10% 2.ばらつきの統計量 • 中心との偏差 和が最小になる指標 ①中央値との偏差 絶対値の和が最小となる ②平均との偏差 和は0 ⇒ 平方の平均 (平方和/個数) 標準偏差の算出 • 偏差平方=偏差×偏差 • 偏差平方和=偏差平方の合計 ・・・「変動」と言うことがある。 • 分散=偏差平方和/個数 (偏差平方の平均) • 標準偏差=分散の平方根 標準偏差の活用 • 分布型で標準偏差を尺度として割合が決まる (今後説明していく) • s、d、σ 加重平均→期待値 • 平均、分散はそれぞれ 変数、偏差平方を加重平均したもの 加重平均は、期待値の概念と共通 (期待値は今後説明) ※Excel基本統計量の確認 平均 標準誤差 =σ/√(n) 中央値 (メジアン) =MEDIAN( ) 最頻値 (モード) =MODE( ) 標準偏差 =STDEV()母集団値の推計 =STDEVP( )データが母集団そのものの場合 分散 =VAR( )母集団値の推計 =VARP( )データが母集団そのものの場合 尖度 =SKEW( ) 歪度 =KURT( ) 範囲 最小 =MIX( ) 最大 =MAN( ) 合計 =SUM( ) 標本数 3.変動係数 • 尺度の違いを超えて、ちらばり度合を見る • 平均で割る ν(ヌー)=s/m 4.標準化 • ①平均の移動 平均=0 • ②標準偏差の調整 標準偏差=1 Z=(x-m)/s 標準化の目的 • 分布型の基本表と照合する • 異なる尺度の指標を合成する 例 銀行の規模比較 預金残高?、行員数?、・・・ どの程度の位置にいるか 豊かさ指標 • 偏差値(学力評価) さらに10倍して50を加える 5.チェビシェフの不等式 X;確率変数 m;平均値 s;標準偏差 • 平均値から標準偏差のk倍乖離した範囲の 相対度数(確率)の下限が分かる。 例;k=2 ⇒ 3/4 以上 k=3 ⇒ 8/9 以上 k=4 ⇒ 15/16 以上 (確率については来週検討) 【時間末レポート】 6月10日 標準偏差を求めよ 所持金(万円) 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 5 3 7 5 6 8 4 2 6 4
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