モジュール1のまとめ

数理統計学
第4回
西山
データの分布と確率分布
データの分布 VS 理屈の分布
ヒストグラム
確率分布
分布の中心と広がり
平均と標準偏差
今日の目標
確率分布のばらつきも標準偏差ではかる。
分散=平均二乗偏差を思い出す。
確率分布の平均と分散、標準偏差を完全理解する
続き
賭け金をあげるとどこが変わる?
『 1000円から10000円に上げよう』
X
1000
-1000
P
0.5
0.5
Xの理屈の平均をE[X]
Xの理屈の分散をV[X]
Xの理屈の標準偏差をSD[X]
X
10000
-10000
P
0.5
0.5
計算を確かめると
平均
利得
-1000
1000
0
偏差
二乗偏差
確率
-1000
1000000
0.5
1000
1000000
0.5
0
1000000
↓
分散=
1000000
標準偏差=
1000
利得をXと置くと
E X   0
V X   10 6
SDX   1000
同じく・・・
EX   0
V  X   10 8
SD X   10000
平均
利得
-10000
10000
0
偏差
-10000
10000
0
二乗偏差
100000000
100000000
100000000
↓
分散=
標準偏差=
確率
0.5
0.5
1E+08
10000
教科書: 頁67~71
練習問題【1】
表の出る確率が0.4であるコインを使って、賭
け金を1000円にしてすると、どうなる?
平均
利得
-1000
1000
-200
偏差
二乗偏差
確率
-800
640000
0.6
1200
1440000
0.4
0
960000
↓
分散=
960000
標準偏差= 979.7959
利得
-1000
1000
確率
0.6
0.4
E  X   0.6   1000   0.4  1000  200
V  X   0.6  {1000  (200 )}2  0.4  {1000  (200 )}2  960000
SD X   960000  979.8
練習問題【2】
(1)さいころを6回振ったところ、
1、2、6、6、1、2
となった。平均と分散、標準偏差を求めなさい。平均計算
=値×割合の合計、によっても同じ平均値と標準偏差が得
られることを確かめなさい。
(2)正しいサイコロを振るときに出る目の数をXと置く。E[X]と
V[X]、SD[X]を求めなさい。
練習問題【2】の解答
1
2
6
2
2
6
6
2
6
E[X]やV[X]など
は教科書69,70
ページを見よ
2
2
2
X  1  2   6   3
6
6
6
X 3
S 2  4.67
S  2.16
練習問題【3】
次回は回答から
変数Xの分布は以下に示すとおりである。設問に答えなさい。
値(X)
0
1
確率(P)
0.3
0.7
1. Xの確率分布図を描きなさい
2. Xの平均値E[X]と分散V[X]、標準偏差SD[X]を
求めなさい