計量を用いた無意識的知覚の 研究 2010/7/20 卒業論文計画 林勇志 目的 • 無意識的な知覚の方が、意識的な知覚よりも 正確ということを検証 – Treynor (1987)の行った集合知の実験を用いて、 計量において、無意識的知覚が意識的知覚より も正確ということを実証する 意識と無意識 • • ジェームズ・ランゲ説(情動の末梢説) シャクターの情動二要因理論 – 初期視知覚過程の存在 • • • • 視覚の情報量の実験 Aarts (2008)の実験 Soon (2008)の実験 Fox (2007)の実験 実験 • 被験者 – 大学生の男女50名程度 • 刺激 – 透明なビンに入ったジェリービーンズを数種類 • 手続き – ビンに入ったジェリービーンズを一瞬(見せられたものが、 ジェリービーンズがビンに入っていると認識できる程度の 時間)見せ、まずいくつジェリービーンズが入っているよう に見えたかを判断してもらう。次に、よく見て、いくつある か判断して下さい、と教示し数秒間刺激を提示し、その結 果を判断してもらう。この試行を別の刺激を使い何度か 繰り返す。 結果の予測 • 一瞬で判断したほうが、数秒間見て判断した ものよりも正確になると予想される。 • 理由:無意識に知覚したものが、意識化して しまうと正確さが減少するためだと考える。 • 本実験により物の計量にも無意識的な知覚 が存在し、かつ意識的に計量するよりも無意 識的な計量の方が正確だということが判明す る、と予想できる。 文献 池谷祐二 (2009). 単純な脳、複雑な「私」 朝日出版社 下條伸介 (1996). サブリミナル・マインド 中公新書 Aarts,H.,&Custers,R.,&Marien,H.(2008).Preparingand motivating behavior out side of awareness. Science, 319,16-39. Jack,L.Treynor.(1987) Market Efficiency and theBean Jar Experiment. Financial Analysts Journal, 43, 50-53.
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