Google時代のプライバシー意識

2010/5/10
服部ゼミ
林勇志(HAYASHI Yuji)
1613070127-6
Google時代のプライバ
シー意識
~卒業論文計画+3回生時の研究~
1:なぜ音楽を聴くと素晴らしいと感じるのか
参考文献
下條信輔 2008 サブリミナル・インパクト-情動と潜
在認知の現代- ちくま新書

下條(2008)は、反復と変化の2パターン
で構成していると主張
:反復=親近性→単純接触効果;成人以上に
顕著
:変化=新奇性→報酬系、ドーパミン系が
活性化(動物実験、選好注視)
↓
:親近性=社会脳を刺激
:新奇性=情動脳を刺激
結論
音楽は、言語の情動伝達機能が特化したも
の。つまり、生物学的・神経生理学的な必然
として発生。そのため、音楽を聴くという経
験そのものが内部報酬を生み出す。また、社
会脳、情動脳ともに刺激するため、多くの人
に受け入れられている。

特殊実験(NIRS)で脳は反復と変調、どちら
により反応するか実験
⇒有意な結果得られず
2:ケインズ美人投票が示す人間の欲望
参考文献
岩井克人 2009 資本主義から市民主義へ 新書館
岩井克人=利潤の源泉とは「差異」である
 ケインズ=美人投票:平均的意見が期待す
る平均的意見は何か、というように、無限
に後退していく;無限に次元を上げてい
く。欲望には実体がなくなっていく=実体
がないのが欲望

⇒本当に美人投票の結果と自分の好みは異なる
のか
⇒異なるとすれば、その差異にどれほど固執す
るのか
卒業論文計画
「Google時代のプライバシー意識」
Google社員のプライバシー意識

ベンジャミン・リン(エンジニア)


エリック・シュミット(CEO)


ユーザーのプライバシーは極めて慎重に扱われている
(ユーザーの)情報を頂くときは、それで何をするかを
ユーザーに伝えている
マリッサ・メイヤー(副社長)

検索履歴は、集合データとして扱っている
※どこまでをプライバシーとするかの線引きは困難
⇒Googleが、積極的に情報公開することが大切
論文の内容:人々は、どこまで情報を知られてい
ることを、プライバシーの侵害と感じるか
(EX)
高級ホテルで一泊すると、好みを覚えていてくれる
先生や先輩が自分の好みを知っており、おすすめの
本を紹介してくれる
Googleが検索履歴をデータベース化しており、自動
的におススメ情報を教えてくれる
参考文献
下條信輔 2008 サブリミナルインパクト-情
動と潜在認知の現在- ちくま新書
岩井克人 2009 資本主義から市民主義へ 新書
館
牧野武文 2010 Googleの正体 マイコミ新書
NHKスペシャル グーグル革命の衝撃 NHK出版