制度経済学Ⅰ③ 4.27. • DVD質問 • Q1 日本の新産業は何か? • Q2 日本の製造業の得意技は何か? • Q3 なぜ国際標準の取得が重要か? • ク現代 2009.4.1. 1 • DVD質問回答 • Q1 リチウムイオン電池 新しい産業 大型化 出力アップ 電池立国を目指す 新しい連携 東芝の大転換 21世紀は電池 の時代 太陽光発電・風力発電の蓄電池、 自動車・電車の動力源 新素材の発見 2 • Q2 日本の製造業の得意技は? 長期的な戦略設計、官民一体、花形産業の 形成史(軽工業⇒重工業⇒資本集約⇒技術 集約へ)、これまでのノウハウの集積、 技術集積に加えて 企業システム=本社・ 親企業+一次、二次、下請け企業のネットワー ク 市場原理プラスアルファ 信頼性 3 • Q3 なぜ国際標準の取得なのか? リチウム電池の国際標準づくりードイツ、日本 の争い、各国のロビー活動にどう対応する 政府の役割 4 質問力とは・・・ • • • • • • もう少し焦点のしぼりこみを 近藤さん、垣内くん、市村くん それぞれ質問にはなっているが・・・ 講義の焦点にピッタリ合っていない 講義のテーマ、内容からずれない 講義との「すりあわせ」が大事 5 • 日本の企業システム 技術力の形成 • 本社と下請けの関係はどの市場経済にも • 見られる • 日本の場合、両者の間に強い信頼関係が • 存在 日本的モノづくりの中心 6 • • • • なぜか? たんなる価格関係であれば、本社と下請け 企業の間にはスポット契約だけが存在する 一回ごとの契約で終わり • これに対して、日本の長期相対関係は異なる 7 • 日本型フォーディズムを支えた企業システム • さらに、雇用関係も異なった 長期雇用 • 内部労働市場の発展 終身雇用 昇給制度 • 企業内労働組合制度、年功序列制度 • 数々の制度によって支えられた日本経済 8 • • • • そうした日本型フォーディズムのゆらぎ 終身雇用制度の衰退 年功序列制度から成果主義へ 企業別労働組合の限界 • いずれも1990年代以降、衰退が鮮明 • それに代わる安定的制度が不在:現在 9 安定的な制度の不在とは・・・ • • • • • • • フォーディズムの制度⇒規制にもとづく競争 別名、「仕切られた競争」 その制度プラス市場のシステムで、 30年間(1945-1975)に及ぶ長期の成長 1980年代以降、一転して規制緩和へ 規制緩和=deregulation Regulation( レギュレーション)は「規制」 10 それに対して、 • • • • • • Régulation レギュラシオンは、調整 規制緩和すれば競争刺激⇒利益増大 だが、しかし規制緩和の弊害、弱点は? 規制緩和の利益と弊害の実験 この30年間 1975-2005 その評価 当初の期待と異なる結果 F 11
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