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インド・レポート – 2014年3月
2014年3月は、BRICSでインドが業績トップ
インドのSENSEXは、1年の業績比較でBRICSでトップとなった。Nifty指数は
10期連続トップとなり、史上最高記録で終了した。この背景には、外国人
機関投資家からの資金流入が好調であることが挙げられる。
2014年4月1日のインド準備銀行の金融政策決定会合の焦点
- インド準備銀行は、さまざまな政策金利を据え置きとした(レポ金利が
8%、リバースレポ金利が7%、MSF(限界貸出)金利が9%、そしてCRR(現
金準備率)が4%)。インド準備銀行はまた、夜間借入制限のための長期
借用金利の流動性調節ファシリティー(LAF)を微調整した。このことが全
体的な流動性を維持につながっている。
- インド準備銀行は、供給上の制約緩和および投資プロジェクト実行の
進捗、さらに輸出の安定が成長につながると見込んでいる。
- インド準備銀行は、2014/15年度の成長率が5.5%となることをまず予想
しているが、ダウンサイドリスクの可能性も示唆している。
2014年6月から海外ポートフォリオ投資家(FPI)の新制度が開始
市場の規制機関であるSEBI(インド証券取引所)は、海外ポートフォリオ
投資家(FPI)の新制度を2014年6月1日から始動すると発表した。SEBIが
FII(外国人機関投資家)およびサブアカウントからの全ての申請を、不備
がない限り、2014年5月31日まで引き続き受け入れることについて、監視
官がサーキュラーと呼ばれる文書の中で述べている。
銀行業界に2プレイヤーが参戦
インド準備銀行が25の申請の中からIDFCとバンダン・ファイナンシャル・
サービスの2つの承認を決定し、10年間待ち望まれてきた新規の銀行免
許が実現した。これらの免許は1年6か月間有効となる。
インフレ
2月の消費者物価指数(CPI)は、前月の8.80%から8.10%へと下落。CPIの
コア指数のインフレ(7.9%)は、8%前後から変化がない状態が続いてい
る。中央銀行が小売りインフレに注視していることを受け、今後のCPIは、
市場からさらに注目を集める可能性が高い。
その他のニュース
- インドは、Axis銀行(AXSB)の9%株式売却により、556億インドルピー(9
億1200万USドル)を獲得した。
- 待望の選挙の第1フェーズは、2014年4月7日に開始した。
BRICの過去1年間の指数の実績(2013年4月1日~2014年3月31日)* 降順で表
示: BSE SENSEX (ボンベイ証券取引所)、 MICEX (モスクワ証券取引指数)、
SHCOMP (上海総合指数) 、 IBOVESPA (ブラジルサンパウロ証券取引所)
6%
INR/USD INR/USD
(month-on-month)*
(月次)
4%
3.22%
2%
0%
-2%
-4%
-6%
-8%
-1.35%
-1.80%
-0.84%
3.64%
4.65%
2.26%
0.87%
0.15%
-2.13%
-1.66%
0.63%
-1.72%
0.77%
-0.90%
-5.01%
-5.11%
-8.83%
-10%
*出展:ブルームバーグ – 2014年3月
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