INCOSEの紹介とSysMLへの期待 - UML教育研究所

INCOSE Japan Chapterのご紹介と
SysML教育への期待
慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科
教授 西村秀和
http://lab.sdm.keio.ac.jp/nismlab/
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第1回OMG/UTI SysMLフォーラム, 28 Jan. 2010
INCOSE Japan Chapterのご紹介
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2007年3月23日
 INCOSE (International Council on Systems Engineering)
の承認
 INCOSE 日本支部 設立
システムズエンジニアリング(以下SE)を日本に普及させること
を目的として,日本においてSEに関して議論する場とその情報
を提供
 産官学における教育・研究の協調
 ものづくりの現場で役に立つ日本独自のSE標準を確立
 日本国内でのSEの成果を国内外に発信
http://www.incose.org/japan/index.asp
第1回OMG/UTI SysMLフォーラム, 28 Jan. 2010
INCOSE Japan Chapterのご紹介

2008年9月22日~24日

APCOSE 2008の開催
 APCOSE (Asia-Pacific Conference
on Systems Engineering) 2008

参加者数:127名(米国:13名,シンガポ
ール:11名,欧州他:12名)

特別講演
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・Mr. Shinichi Abe (Toyota Motor Corp.)
・Dr. Hiroki Kondo (JAMSTEC)
・Dr. Kazuo Seo (Mitsubishi Electric
Corp.)

講演発表:33件

ワークショップ:Dr. Joseph Kasser

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“Applying systems thinking to problem
solving using active brainstorming”
第1回OMG/UTI SysMLフォーラム, 28 Jan. 2010
モデル駆動型システム開発
抽象
モデル
機能
モデル
問題の発見
Listen to voice of X
要求分析
テスト
(V&V)
物理
モデル
Solution Design
運用
シナリオに基づく
妥当性確認の計画
シナリオ
Operational view
SysML
利害関係者の要求
ユーザーニーズ
システム要求
Functional view
コンセプトデザイン
MATLAB/Simulink
アーキテクチャ
予備設計
-Test
詳細設計
-Demonstration
Mechanical CAD
Buy, Build, Code -Analysis
Electronic CAD
第1回OMG/UTI SysMLフォーラム, 28 Jan. 2010
Program code
Physical view
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妥当性確認
Human in
妥当性確認 the Loop
の計画
Simulation
Off nominal
検証
HILS/SILS
検証
Nominal
-Inspection
慶應義塾大学大学院
システムデザイン・マネジメント研究科
Vモデルに基づく系統的教育
デザインと倫理
システム生命論
要求分析
デザインプロジェクト
システムエンジニアリング序論
システムダイナミクス
分
解
システムアーキテク
ティングとデザイン
モデリング
と制御
コミュニケーション技法
プロジェクト
マネジメント
リスクマネジメント論
環境
システム環境論
共生・
システムインテ
安全 グレーション
システムアナリシス
検証
統
合
エネルギ変換
ICT
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運用・廃棄
インテリジェンスシステム
顧客・ステークホールダ・環境・規制
組み込みシステム
最適化
シミュレーション
ヒューマンインタフェース
ビジュアライゼーション
第1回OMG/UTI SysMLフォーラム, 28 Jan. 2010
外部機関との連携による実践的グローバル教育
Mr. Takahashi
Prof. Stoewer
プロジェクトマネジメント
(TU
Delft)
デザインと倫理
システムデザイン力
Prof. de Weck, Dr. Beiter,
Dr. Fowler, Dr. Kim
(SDM, MIT, Stanford)
デザインプロジェクト
(1年次春+秋、4単位)
リクワイアメント・
セーフティーエンジニアリング
Mr. Halligan
エンジニアリング
(Project
環境
Performance
システム生命論モデルベースシステム環境論
Prof. Motet
SysML
Inc.)
共生・
システム開発
(INSA/ICSI)
システムズ
システムアーキテク
エンジニアリング ティングとデザイン
Dr. Balmelli
制御工学
安全
システムインテ
グレーション
National Institute in
Applied Sciences at
Toulouse
Foundation for the
Culture of the
Industrial Safety
Prof. Jain (SIT)
専門力
力学・数学文書化・コミュニケーション
Mr. Shirasaka
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Mr. Taniguchi
Prof. Hayashi
第1回OMG/UTI SysMLフォーラム, 28 Jan. 2010
講義科目:モデル駆動型システム開発の基礎
(Dr. Laurent Balmelli)
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モデルベースシステムエンジニアリングの紹介

システムエンジニアリング支援言語の概要

システムエンジニアリングのプロセスと方法論の概要

モデルベース要件管理・分析

SysMLによるシステム構成モデリングI

SysMLによるシステム構成モデリングII

SysMLによる動作モデリング

システムの機能検証

制約モデリング

SysMLによる動作モデリング:システムの状態とシステムの活動I

SysMLによる動作モデリング:システムの状態とシステムの活動II

SysMLによるプロジェクト管理
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第1回OMG/UTI SysMLフォーラム, 28 Jan. 2010
SysMLを用いた
モデル駆動型システム開発アプローチ

ユースケース分析~機能アーキテクチャ
アナリシス
レベル
コンテキスト
レベル
ユースケース分析
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振る舞いの記述
アーキテクチャ
ユースケース
インタフェース
実現
生成
開発システムと
外部システム間の
ユースケース図
相互作用
インタフェース
ユースケース
生成
実現
機能
サブシステム間の
アーキテクチャ
Analysis Level 1
相互作用
第1回OMG/UTI SysMLフォーラム, 28 Jan. 2010
前輪操舵軸
ロールレート検知
CPU処理
サーボ
モータ作動
A/D
変換
Wheel
制御器
実行
データ
記録
A/D変換
Sensor
Sensor
Brake
Brake
外乱
不整路面
低摩擦路面
Disturbance
Uneven ground
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Small friction coefficient
第1回OMG/UTI SysMLフォーラム, 28 Jan. 2010
ユースケース,動作シーケンス,
インターフェスの関係
「前輪操舵アシスト制御」
を実現するための動作
シーケンス
ユースケース Context Level
前輪操舵アシスト
制御
Analysis Level 1
車体を安定化させる
車体を安定化させる
機能のコンテクストレベル FACS
の分析
路面
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車両
インターフェス
車体を安定
化させる
ライダ
第1回OMG/UTI SysMLフォーラム, 28 Jan. 2010
機能アキテークチャ
前輪操舵アシスト制御システム
データ記録
インターフェス
インターフェス
FACS
インターフェス
手動停止
サーボモータ作動
CPU処理
A/D変換
インターフェス
前輪操舵軸
インターフェス
インターフェス
インターフェス
D/A変換
制御器実行
インターフェス
ロールレート検知
モデル駆動型システム開発の普及



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モデル駆動型アプローチにより,要求分析から概念設計
,アーキテクチャー,詳細設計,製造・購入・コーディング
,検証,妥当性確認に至るプロセス全般にわたり,手戻
りのないシステム開発の実現を目指します.
IJC (INCOSE Japan Chapter)と慶應義塾大学大学院
システムデザイン・マネジメント研究科では,日本におけ
るモデル駆動型システム開発の普及を推進します.
SysMLをさまざまなシステム開発に適用し,効率的なモ
デル駆動型システム開発の体系化を目指します.
第1回OMG/UTI SysMLフォーラム, 28 Jan. 2010